惣菜のわかる八百屋塾。
第77回は4月15日、13時~16時。
今回のテーマは、
「スーパーマーケットのソコヂカラ」
第1部の基調講演は、結城義晴。
第2部はパネルディスカッション。
阿部秀行×結城義晴×黒田久一。
阿部さんは㈱万代社長。
黒田さんは㈱フルックスホールディングス社長。
この「塾」を主催する、
フルックスグループ代表。
昨年の10月23日に、
横浜商人舎オフィスで打ち合わせをした。
当初は2月開催の予定だったが、
11都府県への緊急事態宣言で延期。
そして4月15日と決まった。
誰でも無料で参加できる。
会場参加方式ならば、
奈良県のやまと郡山城ホール。
Web参加方式ならば、
どこからでも可能だ。
定員300名。
申し込みは、
申し込みフォーム。
フルックスグループは、
青果物流通事業の㈱フルックス、
青果物加工事業の㈱フルックス東海、
そして惣菜事業の㈱味の大和路。
それらをマネジメントするのが、
㈱フルックスホールディングス。
先代の故黒田一郎氏が、
青果物仲卸として創業。
黒田久一さんが継いで、
いま青果と惣菜における、
バーティカルインテグレーターを目指す。
グループのミッションは、
「食と農のかけ橋になる」
そして、
「余すところなく使い切る、売り切る」
私はこの考え方に賛同している。
もともとは青果卸の会社。
そのままだったら成長はなかった。
しかし黒田さんは、
惣菜のわかる八百屋を志向した。
そして2007年から、
「惣菜のわかる八百屋塾」を主催。
毎年数回、奈良の本社で、
講演とパネルディスカッションが行われ、
取引先や地域の人々が参集して、学ぶ。
私は2012年1月に一度、講演した。
そして第77回にも。
是非、ご参加ください。
さて今日は朝から、
オンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
3カ年の中期計画と来年度計画を審議。
コロナ禍の「キャズム」のときに、
疾走しながら考えに考え、
ポストコロナ時代に飛躍します。
ご期待ください。
さて1都3県に縮小され、延期されていた、
懸案の「緊急事態宣言」
3月21日(日)に解除される。
菅義偉政権になってから、
こういった決定は、
あらかじめリークされ、
先行報道される。
だから菅首相が自ら発表しても、
何のインパクトもない。
「どうなる? どうなる??」
と、期待しているときに、
「こうだ!!」
と、やると、
「ああ、そうか」
となる。
みんなの顔色見ながら、
「こうなるぞ」
と、出しておいて、
「こうなった」
と、発表しても、
「あ、そっ」
てな、程度。
人の心に響かない。
人は動かない。
火曜日3月16日の朝日新聞、
「天声人語」
「菅義偉首相の朝は早い」
「首相動静」の記事をさかのぼると、
官邸入りの時間帯は6時台がざっと6割。
つまり朝が早い。
コラムニストが、
過去40年の首相たちと比べた。
「菅さんの早起き鳥ぶりは群を抜く」
それ自体は悪いことではない。
むしろいいことだ。
「早起きは三文の徳」
「朝起きの家に福来る」
菅さんは「昼食も手早い」
「5分か10分でササッと済ませて執務に戻る」
コラムニスト。
「とびきり勤勉な人なのだろうが、
気になるのは言葉の足りなさの方だ」
そこでハロルド・ウィルソン元英国首相。
冷戦下のイギリスを率いた。
ウィルソンは名宰相の条件を述べている。
「首相の成功の主要な条件は、
夜の熟眠と歴史のセンスである」
(内田満著『政治の品位』)
「疲れをため込まず明朗に語れ、
歴史的な洞察も深めよ」
これが政治家のソコヂカラである。
コラムニスト。
「この半年間、菅さんの語りには
“そこは”が頻出した」
「そこは極めて重い」
「そこは適切に対応します」
「そこは検証する必要がある」
菅さんの口からよく出るフレーズだ。
コラムニスト。
「この話法はいかにも射程が短い。
単なる口癖ではなく、
長期的な視座を欠くことの象徴ではないか」
そして最後に注文。
「ときには大局的かつ明朗に
ご自身の哲学を語っていただきたい」
政治家は〈いつも〉
大局的かつ明朗に、
自身の哲学を語る必要がある。
〈ときには〉では、いけない。
経営者やリーダーも、
大局的かつ明朗に、
自身の哲学や経営方針を語る必要がある。
決して雄弁である必要はない。
明朗であれ。
そして経営者にはむしろ、
歴史的洞察のほうが大事だ。
〈結城義晴〉