Everybody! Good Monday!
[2021vol⑬]
2021年第13週。
そして3月第5週の最終週。
今週木曜日から4月。
一月、往ぬる。
二月、逃げる。
三月、去る。
今年の3カ月は早かった。
コロナは時間を早める!
今年は4月・5月・6月も、
あっという間に過ぎていく気がする。
今週は各社ともに新入社員が入ってくる。
例年ならば一同に集めて入社式を行うけれど、
昨年はコロナ禍で、
オンラインに変えて開催した会社が多い。
今年はどうするのだろう。
セブン&アイ・ホールディングスは、
ニュースリリースで発表しているが、
グループ19社に748 名が入社する。
昨年度は999 名だった。
今年は全体での合同入社式は開催せず、
事業会社ごとにオンラインなどで行う。
イオン㈱では、
イオン琉球㈱が4月1日午前10時から、
沖縄県産業支援センターで行う。
本年度は新卒社員34名、正社員登用者7名、
合計41名が入社式に参集する。
4月の終わりには、
ゴールデンウィークがやってくる。
入社して1カ月足らずで、
年間三大商戦に突入する。
若い人たちの力が、
このコロナ禍の「キャズム」を、
乗り越えさせてくれる。
今年の商人舎標語は、
「若返れ!」
時代と時代の節目のとき。
「断絶」を乗り切る武器は若い力である。
若さによってしか「時代の溝」は凌げない。
だから組織は若返るべきだ。
まず商人一人ひとりが自分を若返らせる。
さらにその商人の集団を若返らせる。
すると組織が若返る、会社が若返る。
産業全体が若返る。
その意味でも新入社員の存在は大事だ。
さて、日経新聞「月曜経済観測」
永守重信日本電産㈱会長が、
インタビューに答える。
「コロナに負けぬ成長産業」
聞き手は、西條都夫編集委員。
「私は過去50年間、
企業経営の一線にたってきたが、
今ほど変化の激しい時代を知らない」
それを結城は「キャズム」と名づけた。
「いい変化も悪い変化もあるが、
とにかく変化のカーブが急で、
先が見通せない」
だから若い力が必要だ。
「こんな時代には経営トップの判断力や
変化への対応力が問われる。
会議ばかり開いて意思決定の遅い企業は
時代についていけないだろう」
走りながら、考えよ。
これからの大きなトレンド。
「世界規模で進む”脱炭素”だ」
小売業、流通業も、
CO2対策は必須である。
「ドローンやロボットも伸びる」
「今はエンジンに頼る航空機も
バッテリーとモーターで飛ぶ日が
いずれ来るはずだ」
このあたりは少し我田引水。
「私は出張が激減し、
海外拠点との意思疎通は
すべてビデオ会議になった」
つまり、
コミュニケーションが変わる。
「今後問われるのは、
個人の実力と実績だ」
若くても、力と志があれば、
登用される。
「人事システムを抜本的に変えて、
実力があれば20代でも
部長に登用できる仕組みを整えた」
永守さんは、
「2030年売上高10兆円」を掲げる。
2021年3月期の予測では、
売上高1兆5500億円、前年比1.0%増、
営業利益1550億円、40.5%増、
純利益1200億円、99.7%増。
9年で6.45倍。
実績も凄いけれど、目標はもっと凄い。
76歳のトップは、
自らを若返らせる。
目標をもつこと、
目標を掲げること。
それが若返りの秘訣だ。
多分、9年後の2030年、
85歳まで頑張るのだろう。
見習いたい。
では、みなさん、
今週も、「キャズム」のなかで、
走りながら考えよ。
Good Monday!
〈結城義晴〉