昨夜、大阪から戻って、
今日は月刊商人舎の最後の責了。
今月も書きまくりました。
単行本の執筆から続いて、
書くことのスピードが上がっている。
「コロナは時間を早める」
今月は広告が2本。
新たに菊屋㈱の広告。
高知県高知市春野町に本社と工場がある。
この3月1日に新製品を発売。
『もち麦グラノーラ』
3種類のフレーバー。
①カナダ産はちみつ使用の「はちみつシュガー」
②沖縄県産黒糖を使用した「黒糖味」
③高知県産生姜を使用した「ショウガ味」
表4の広告はTrue Data。
広告に関するお問合せは、
下記へ。
ad@shoninsha.co.jp
今回は特集と特別企画。
ずっと考えていたことを始めました。
私のライフワークです。
プラトンやアランを目指したけれど、
大江健三郎になってしまった。
言いすぎか。
それでも、
楽しみにしてください。
さて、新型コロナウイルス感染。
変異型が急激に拡大している。
厚生労働省発表では、
昨日の4月6日時点で1038件。
先週は801件。
今週は約1.3倍。
そのなかで最も多い都道府県は、
大阪府の205件。
続いて兵庫県の197件。
さらに埼玉県61件、北海道60件。
厚生労働省によると、
東京都は23件。
どうもおかしい。
変異型を調べるPCR検査数が、
少ないのではないかと思う。
素人考えだが。
と思っていたらやはり、
東京都がPCR検査のスクリーニングをした。
すると3月29日~4月4日だけで、
陽性判定は96件だった。
世界一対策が徹底されている台湾でも、
変異型は英国型、南ア型に続いて、
2月12日、ブラジル型が3名出た。
台湾で初めて変異型が発見されたのは、
昨年12月27日。
英国型だった。
イギリスから帰国した10歳の男児。
南ア型は1月3日に確認された。
エスワティニ国籍の30代男性だった。
いずれも帰国したり、入国したりした人たちだ。
それでも台湾は水際対策を徹底して、
感染者の把握に努めている。
日本は変異型においても、
水際対策に失敗したことになる。
二度目の失敗。
COVID-19トータルでは、
大阪府で今日、878人の新規感染。
過去最多。
世界保健機関(WHO)は、
VOCと呼んでいる。
Variants of Concern(懸念すべき変異型)。
英国型、南ア型、ブラジル型である。
どれも感染力が高い。
英国型は従来型の1.32倍の感染力。
日本でも昨日時点の886件のVOCのなかで、
英国型は815件。
大阪や兵庫で急速に増えているのが、
この英国型VOCだ。
昨年の今頃と、
同じ轍を踏んでいる。
しかし昨年の今頃を思い返すと、
漠然と1年くらい経過すれば、
COVID-19は去っていくような気がしていた。
ところが「キャズム」は続く。
私の今回の著書は、
『コロナは時間を早める』
サブタイトルは、
「キャズム」の淵の知識商人へ
巨大な時代の溝「キャズム」。
「懸念すべきVOC」によって、
キャズムは大きく、深く進行している。
そのキャズムのときの、
知識商人の在り方。
そしてキャズムが終焉したあとの、
ポスト・コロナの時代の、
知識商人の在り方。
それらを分けて書いた。
東京オリンピックも心配になってきた。
私たちは再び昨年に戻って、
緊張感を高めよう。
「慣れが一番怖い」
やれること、
やるべきことは、
やる。
やってはいけないことは、
やらない。
やれること、
やるべきこと、
やってはいけないことは、
わかっている。
それでも私たちの心にあるのは、
漠然とした不安感だ。
勇気をもって、
その不安を振り払おう。
そしてやれること、
やるべきことを、
やりつづける。
その決意を新たにしたい。
〈結城義晴〉