日本列島に寒気団が入り込んで、
ちょっと肌寒い日。
「花冷え」なのだろうけれど、
桜は散ってしまった。
東京都・京都府・沖縄県で、
「まん延防止等重点措置」が適用される。
12日から始まって、
京都と沖縄は5月5日まで、
東京は11日まで。
実施中の大阪府・兵庫県・宮城県を含めて、
6都府県に広がる。
神奈川県・千葉県・埼玉県は除外された。
しかし東京は3月21日に、
緊急事態宣言を解除しておいて、
3週間で今度は「まん延防止措置」となった。
何ともちぐはぐだ。
今日の午後は、商人舎オフィスに来客。
㈱お元気さんの小川達也さん。
「企画繁盛部長」の肩書。
とくし丸の住友達也さんとは、
名前も同じだし、
その志を尊敬しているという。
Facebookの友達で、
2017年にはベトナムにご一緒した。
頑張ってほしいものだ。
夕方、5時45分からは、
イオン㈱の2021年2月期本決算説明会。
今回は「中期経営計画説明会」も兼ねる。
もちろんオンライン説明会。
最初に5分ほどのビデオが流れた。
イオンがこのコロナ禍の「キャズム」のときに、
次々に実施してきたことが、
ビジュアルに説明された。
そのなかで今年3月24日、
イオンは福島県に対して、
復興・創生支援金1億円を寄付した。
内堀雅雄福島県知事と岡田元也会長。
そのあとで、
2021年2月期本決算の説明。
2020年度(2021年2月期)は、
営業収益8兆6039億円で1.2%増、
営業利益は1505億円で
経常利益は1388億円。
親会社株主に帰属する当期損失は、
578億円の減損損失を出して710億円。
2019年度が268億円だったから、
978億円の落ち込みだ。
コロナ禍「キャズム」決算である。
赤字を補う方法は、
未来への計画とその実行の決意しかない。
吉田昭夫イオン社長が、
その決意を語った。
「5カ年でやりきる。」
オンライン会議で、
私も「手を挙げる」をクリックして、
ずっと待っていたが、
証券会社のアナリストたちと、
朝日、日経新聞の記者、
食糧醸界新聞社の記者で、
質問は終わってしまった。
あらためて吉田さんに、
インタビューを申し込もう。
質問表に書き込み欄があったので、
私のコメントを書いておいた。
その問題意識は例年のように、
月刊商人舎の6月号決算特集で、
深掘りしよう。
それでも吉田社長は、
この厳しい決算説明会を、
何とか乗り切った。
立派なものだと感心した。
ただし、5カ年計画の、
「キャズム」とポスト・コロナ時代の、
決断と経営の考え方などは、
新刊『コロナは時間を早める』に、
記されている。
早く、刷り上がってこないものかなぁ。
指折り数えて待っている。
4月13日に商人舎に到着する予定。
その時点で、
「まん延防止等重点措置」開始と、
ほぼ同時に販売を開始する。
私の本は、
「まん延防止」はしない。
まん延するくらいに読まれてほしい。
ちなみに今日は、
「企画繁盛部長」がその場で、
10部予約購買してくれた。
小川達也さん、ありがとう。
〈結城義晴〉