大阪に来ているうちに。
東京都、京都府、沖縄県に、
まん延防止等重点措置。
大阪府、兵庫県、宮城県と合わせて、
これで6都府県に適用された。
神奈川県、埼玉県、千葉県にも、
まん延防止措置が適用されそうだ。
政府のやり方にメリハリがない。
「やりそうだ」と情報を流しておいて、
「やります」と首相が決めてから、
さらにタイムラグがあるから、
いざ、始まっても、
国民は「やるぞ」とはならない。
65歳以上の高齢者に、
ワクチン接種が始まった。
とはいっても、
私にはまだ何の知らせも来ていない。
医療従事者に対しても、
2月17日に始まって2カ月が経過するが、
2回の接種が終わったのは、
対象者約480万人中の1割程度だ。
日本の人口の3割の高齢者3600万人にも、
接種はいつのことになるやら。
今日の大阪府は、
新規感染者数1099人。
初めて1000人の大台を超えた。
さて月刊商人舎4月号、
発刊されています。
特集と特別企画。
特集は、
結城義晴「定義集」基礎編
流通専門用語と関連語・類似語・派生語・反対語の考察
[Cover Message]
「用語集」や「用語事典」は数多く出版され、使われている。無難なものが多いが、それでも有益である。さらに一冊の書籍があるのに、月刊雑誌などで毎年、「用語」を説明したりして特集を組む。読むと、なんとなくわかった気がするが、ただそれだけといった印象だ。
本誌は用語集ではなく、「定義集」をお届けしよう。貴重な用語、重要な単語、必須・必知・必修の専門用語を、大胆にも「定義」してしまおう。関連語・類似語・反対語・派生語も考察しよう。
定義とは「概念の内容を明確に限定すること」(『広辞苑』)である。ただし間違った方向で明確にしてしまうのは危険だ。誤ったことを限定してしまうのはもっと危ない。清く、正しく、面白く、定義を試みよう。本号はその「定義集基礎編」である。
特別企画は、
「埼玉蕨(わらび)の陣」
ヤオコー蕨錦町店の時代観!!
3月17 日水曜日。
㈱ヤオコー期待の新店「蕨錦町店」がオープン。
旧イトーヨーカドー錦町店の
箱形総合スーパーが撤退。
その物件を居抜きで活用したのが、
「ビバモール蕨錦町」。
その核店舗がヤオコーである。
埼玉県蕨市には2018年11月、
同じくイトーヨーカ堂の
「ザ・プライス」蕨店が撤退した跡地に
ライフ蕨駅前店が全面建て替えで出店した。
総合スーパー全盛の時代には、
イトーヨーカ堂の「金城湯池」であった蕨市。
スーパーマーケット激戦地に変わり、
ヤオコーのドミナントへと変貌する。
業態地殻変動のピッチは速い。
目次をご覧いただきたい。
「定義集」は、
ずっと胸の内にあった構想です。
丸暗記するための単語集ではない。
辞書のように調べる用語事典でもない。
専門用語を「定義」する。
そのために既存の定義の意味を問い直し、
いくつかの既存定義の差異を検討し、
「再定義」する。
読んでもらいたい「定義集」です。
古くはプラトンの「定義集」がある。
アランの「定義集」は世界的に知られる。
大江健三郎にも「定義集」がある。
だから結城義晴「定義集」である。
まずはその基礎編を試みた。
さて、大阪にやって来て3日目。
午前中はZOOMミーティング。
商人舎の鈴木綾子が段取りしてくれて、
千野和利さんと一対一の会議。
千野さんとの話し合いは、
実にスピーディーだ。
次々に案件が改変され、
決定されていく。
気分がいい。
そのあと大阪環状線の弁天町。
大阪ベイタワー。
ホームページの写真は素晴らしい。
ロピア大阪ベイタワー店。
㈱関西ロピア社長の福島道夫さんが、
出迎えてくれて、
再度、説明してくれた。
私も意見を言った。
そこへ店舗見学に来ていたのが、
㈱万代の吉田秀史さん。
万代知識商人大学3期生で、
精肉のスペシャリスト。
畜産部シニアマネジャー。
吉田さんが質問して、
福島さんがそれに答える。
ともに、いわば商人舎ファミリーだ。
それから㈱JTBの森川泰弘さん。
商人舎担当の大阪第三事業部所属。
アメリカの情報を交換して、
視察研修の打ち合わせ。
そのあと、車でこのエリアを視察。
まずは京セラドーム大阪。
左手にスーパービバホーム。
右手はイオンモール大阪ドームシティ。
イケアのバスが走る。
イケア鶴浜店からの送迎バスだ。
モールには成城石井やキャンドゥが出店。
イオンモールにも顧客が入っているし、
各店のイオンでは食品フロアが健闘。
しかし衣料フロアのウィークデーは、
やはり苦戦中だ。
この売場に立って、
アパレルの改革の道筋を考察した。
そのあと、ライフをはじめ、
ダイエーのグルメシティ、
関西スーパー、食品館アプロ、
MEGAドン・キホーテ、
スーパーナショナルまで、
いつもの一気呵成のクリニック。
最近はこういったクリニックを、
意欲的に繰り返している。
大阪の寝屋川や鶴見、兵庫の尼崎、
群馬の前橋、そして埼玉の蕨。
新店がオープンして、
その店だけを見ていては、
競争はわからない。
「業態地殻変動」は検証できない。
〈結城義晴〉