ホテル日航奈良の9階の部屋で目覚めた。
このホテルの朝食は、
奈良らしいメニューの和食。
それを堪能して、
ゆっくりと出発。
大和郡山市のフルックスグループ本社へ。
㈱フルックスホールディングが持株会社で、
㈱フルックスを中核に、
㈱味の大和路と㈱フルックス東海。
その第77回惣菜のわかる八百屋塾。
今回は新型コロナが拡大しているため、
急遽、場所をフルックスの大会議室に変更。
申し込んでくれた人たちは全員、
YouTubeでの視聴となった。
一方、キッチンスタジオでも、
商品チームが準備中。
ミールキットなどの商品見本を展示する。
㈱万代社長の阿部秀行さんと、
展示場を視察。
阿部さんは、
パネルディスカッションのパネラー。
いよいよ開催時間が迫ってきた。
進行役は㈱フルックスの中本彩貴さん。
ミールソリューション事業部所属。
そして開会のあいさつは、
フルックスグループ代表の黒田久一さん。
今回の総合テーマは、
スーパーマーケットのソコヂカラ。
第1部は私の基調講演。
テーマは、
「コロナは時間を早める」
単行本で主張したことに沿って、
話を進めていく。
パワーポイントを使って、
大量の情報を整理しながら説明する。
なぜ、コロナによって、
時間が早まるのか。
時間が早まった歴史的事例。
そしてそのことで起こること。
会場は照明を落として暗いけれど、
YouTubeを見ている皆さんには、
明るく映し出されている。
90分の講演だが、
オンラインで視聴している人のために、
45分くらいで一度休憩を入れた。
それから再開して、
コロナ禍の「キャズム」と、
そのキャズムのときの態度、
さらにキャズムのあとの、
ポスト・コロナ時代の考え方。
最後はRetail DXと加速の「加速」。
この本の基本テーマは、
三千年紀の「時間」である。
休憩をはさんで、
第2部はパネルディスカッション。
万代の阿部社長と
黒田さんがパネラー。
私が進行役を務めた。
講演のテーマを引き継いで、
コロナ禍に取った政策をまず、
語ってもらった。
阿部さんはいつものように、
ブレることなく万代の方針を語った。
黒田さんにも、
てんぷら屋から始めた、
フルックスのDNAを話してもらった。
最後は商売人の論理と、
チェーンストアの論理、
そして企業の論理。
阿部さんは商売の面白さ、
商売人の楽しさを、
万代は追求していきたいと主張した。
コロナ禍でスーパーマーケットには、
特需が訪れた。
しかしそれを、
底力に変えることができる会社と、
高収益にほっとするだけの会社とは、
大きく差がつく。
『コロナは時間を早める』から、
「変化とは我々がそれを
受け容れざるを得ない場合のこと」
「変革とは我々がそれを
意図的に実行する場合のこと」
すべての会社に、
変革を志向してほしいものだ。
そして最後の最後に、
㈱フルックスデリカ営業部の東川善彦部長。
視聴者に向けてあいさつ。
YouTubeで視聴くださった皆さん、
ありがとうございました。
単行本は絶賛発売中。
『コロナは時間を早める』
お申し込みは商人舎へ。info@shoninsha.co.jp
TEL045-350-6651 FAX045-313-1261
終章は星の王子さまのことば。
ぜひ読んでみてください。
〈結城義晴〉