結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年04月27日(火曜日)

スーパーピンクムーンと「人の体と心」のトレード・オン

2021年4月27日の夜は、
スーパーピンクムーン。
??????????

スーパームーンは大きな月のこと。??????????

最大14%大きく、30%明るい。
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ピンクムーンは、
ネイティブアメリカンの命名。
春に咲く花「フロックス」のピンクから。
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映像を暗くすると、
月の海がよく見える。
実際は水の海ではなくて、
玄武岩で覆われたエリアが濃く見える。DSCN005111
来月の5月26日は、
フラワームーン。
しかしスーパームーンで、
しかも皆既月食となる。

「月食」は、
太陽と月の間に地球が入って、
その地球の影が月にかかって、
月が欠けて見える現象。

地球によって太陽が完全に隠されると、
皆既月食となる。

月は赤銅(しゃくどう)色に見える。

それが来月26日の20時09分。
忘れずに。

さて、
新型コロナウイルス新規感染。
今日は大阪府で1231人が確認された。
日曜日から三度目の緊急事態宣言発令。
にもかかわらず過去2番目に多かった。

一方、東京都は828人。
じわりじわりと増えている。

直近1週間の1日平均では約747人。
前の週の118.7%。

兵庫県は505人で火曜日として過去最多。
福岡県も277人で火曜日発表で最多。

嫌な気分だ。

私たちはじりじりと後退している。

日経新聞電子版経営者ブログ。
インターネット界の重鎮・鈴木幸一㈱IIJ会長。
今日のタイトルは、
「豊かな時代の緊急事態」
鈴木幸一
「日曜の夜、早々と、
東京タワーやスカイツリーの
明かりが消えている」

「なぜ東京タワーやスカイツリーまでも、
その明かりを消しているのだろう」

「緊急事態宣言が出たから。
“自粛”を象徴することが、
その意図なのだろうか」

多分、そうだろう。
東京タワーは㈱TOKYO TOWER、
スカイツリーは東武スカイツリー㈱が、
それぞれ経営しているから、
東京都の要請に応じているのだろう。

鈴木さん。
「新型コロナのパンデミックが
深刻な状況だからといって、
文化や芸術など、人が生きる基盤を
すべて封じてしまったら、
いちばん大切な、人々の心が
病んでしまうに違いない」

同感だ。

ここにもトレード・オンが生まれた。

感染症の防止をベースに、
人の心の解放が図られねばならない。

どちらかを切り捨てるわけにはいかない。

COVID-19は体を冒す。
それを守ろうとして、
心が病んでしまってはいけない。

鈴木幸一さんは、
「東京・春・音楽祭」を主催して、
17年目を迎えた。

昨年と今年は、
海外の演奏家とのコンサートが、
ほとんど中止となった。

しかしリッカルド・ムーティ指揮、
東京春祭オーケストラ演奏、
イタリアの歌手たちによる、
ヴェルディのオペラ「マクベス」。
無題
さらにモーツァルトの交響曲35番と41番。
35番は「ハフナー」、41番は「ジュピター」。
これらは奇跡的に実現した。

「いずれも素晴らしい演奏で、
スタンディングオベーションが
いつまでも続いた」

コロナ禍第三波の「東京・春・音楽祭」は、
だからこそ大いに意義があった。

小売業の店も、
モノを売るだけでは、
その役目を果たしたとは言えない。

もちろんそんな店もある。
全否定はしない。

しかし、どんな店も、
人の体と心を満たす必要がある。

「マーケティング3.0」によって、
フィリップ・コトラーは、
1.0が機能的な価値提供の時代で、
2.0が機能的+情緒的価値の時代、
3.0が精神的価値をプラスした時代だと、
鋭く分析する。
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コロナは時間を早めて、
マーケティングは4.0から5.0にまで至る。

鈴木幸一さんとムーティさんの、
「東京・春・演奏会」の世界も、
マーケティング3.0の領域にある。

さて今日は、
㈱ヤオコーの新店オープン。
商人舎流通SuperNews。

ヤオコーnews|
614坪・年商16億円「八千代緑が丘店」(千葉県)4/27開設
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残念ながらコロナ禍によって、
現地取材と記者会見は中止となった。

見に行かなくとも、
おおよそのところはわかる。

この店のストアコンセプトは、
「美味しさを伝えて
子育て世代と共に成長するお店」

延べ床面積906坪。
バックヤードもしっかりとった。
売場面積614坪。
これだけあれば一応、
ヤオコーのフルラインが展開できる。

大繁盛の旗艦店ではないけれど、
地域の顧客に対して、
「この店のある幸せ」を、
十分に届けることができる。
顧客の「体と心」の満足を、
保障することができる。

ヤオコーの店舗数は、
この店によって千葉県で31店舗となった。
本拠地の埼玉県は92店舗、
群馬16店舗、東京11店舗、神奈川9店舗、
茨城7店舗、栃木5店舗、合計171店舗。

東京都は緊急事態宣言発令中、
神奈川・埼玉・千葉は、
まん延等重点防止措置適用中。

この店のスタートは順調である。

現地から川勝利一さんの電話。
商人舎特別コーディネーター。

「川野幸夫会長にお会いしました。
『コロナは時間を早める』、
ありがとうございましたと、
伝えてくださいとのことです」
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「いつも読んでいる文章なので、
とても読みやすかった、とのこと。
うれしいですね」

川勝さんも、ありがとうございました。

会社にも丁寧なお礼状が届いた。
感謝します。

川野さんも読んでる本。
お申し込みはこちらへ。
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川野幸夫さんには、
この本の第六章に登場いただいた。
だから刷り上がってきたら、
すぐにお届けした。

第六章 ポスト・コロナ時代への決断
・確かな損失と不確かな利益
・ウォルマートのチームマネジメント導入
・ヤオコーの「フーコット」始動の時代観

「キャズム」の期間には、
ポスト・コロナ時代に向けて、
勇気ある決断をしなければならない。

それが第六章のテーマだ。

川野さんもそれを、
「トレード・オン」と表現した。

ありがとうございます。

〈結城義晴〉

【追伸】
初版第一刷は残り100部ほど。
第二刷を手配しました。
ご好評をいただいています。
ありがとうございます。

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流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

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