昨日のこのブログで、
「まん延防止等重点措置」の対象が
5県に広がって13道県になるという話を書いた。
緊急事態宣言は6都府県で、
あわせて19都道府県。
菅義偉内閣となってからは特に、
政権からマスコミへのリークが当たり前で、
事前のマスコムからの報道がそのまま、
翌日の正式発表となることが多いからだ。
しかし菅義偉首相が発表したのは、
意外や意外、いや大逆転。
北海道・岡山県・広島県に対して、
緊急事態宣言を追加し、
期間は5月16日から5月31日まで。
まん延防止等重点措置は、
群馬県・石川県・熊本県を追加し、
期間は5月16日から6月13日まで。
基本的対処方針分科会の専門家たちが、
「追認機関」の汚名を晴らして、
政府案をひっくり返した。
「場当たり的な対応」を避け、
「一貫性のある政策」を継続すること。
昨日はこう書いたが、
政府の方針には一貫性がなく、
やはり場当たり的対応だ。
モグラたたきだ。
それに基本的な日本のコロナ政策だが、
「宣言」と「まん防」の二段階方式だ。
これで果たして、
国民の行動を動かすことができるのか。
記者会見で質問が出た。
「まん防」の効果の評価はどうなのか。
菅首相はまともに答えていない。
残念なことだ。
さて、奈良・大阪出張で、
㈱万代の店を訪れた。
渋川店。
本部の下の店で旗艦店。
右手から入り口を入ると、
農産部門。
一丁目一番地には必ず、
その日その日の目玉商品がきちんと並ぶ。
右手を見ると、
葉物の鮮度感に圧倒される。
左手は奥にバナナ、ブドウの島陳列。
農産の平台二列目。
品目は絞り込まれているが、
品質が確かな商品が安い。
水産部門は店舗右手のコーナーにある。
奥に対面売場で、中央に島陳列。
店舗奥主通路。
その真ん中に惣菜売場。
店舗左サイドは日配品売場。
そして日配品とベーカリー。
通路が広くて回遊しやすい。
菓子パンは88円均一。
店舗中央が日用雑貨。
そしてフロントエンドのチェックスタンド。
古い古い店も最新のスタイルに改装して、
万代の水準は崩れない。
一方、奈良県の紀寺店。
ロピア ミ・ナーラ店から一番近い店。
こちらは最新の300坪スタイル。
杉立勉店長が出迎えてくれた。
万代知識商人大学第2期生。
万代は300坪型が得意だ。
農産部門に続いて水産部門は、
シースルーの対面売場を中心に、
要所要所で立ち売りを展開する。
そのシースルーの対面コーナー。
この店は時計回りで、
奥主通路は多段ケース。
平ケースは置かずに、
すぐにグロサリーのエンドが迫る。
奥主通路中央あたりが畜産部門。
そして店舗右サイドが惣菜部門。
日配部門も冷蔵ケースが低くて買いやすい。
惣菜から日配、ベーカリーへ。
ロピアが出店してきて、
この店は特別価格で対応。
フロントエンドにはコロナガードをつけて、
万全の対応をしている。
杉立店長は言う。
「奈良のお客さまは、
大阪とは全然違います。
周りにはディスカウント型の店も多い。
それでも万代らしさを出して、
頑張ります」
東大阪の500坪の渋川店、
奈良の300坪の紀寺店。
どちらも万代らしさを体現していて、
一貫性のある政策を継続している。
徹底とは、
詳細に、厳密に、継続すること。
つまり、
こまかく、
きびしく、
しつこく。
日本の政治やコロナ対策も、
こまかく、きびしく、しつこく、
でなければならない。
〈結城義晴〉