今日は東京・八丁堀へ。
日本食糧新聞社。
1946年12月創設、
食品業界専門新聞社。
いまや圧倒的な一番紙で、
専門紙誌はもとより、
WEB版や動画サイトまで発信する、
総合メディア。
その日本食糧新聞社が主催するのが、
フードストアソリューショーンズフェア。
略してFSSF。
共催は一般社団法人離島振興地方創生協会。
この協会の理事長は千野和利さん。
阪急オアシスの元会長。
副主催はFSSF運営委員会。
西日本の18社の食品小売業が参加する。
今日はその運営委員会。
今年9月8日・9日に、
FSSF2021が開催される。
もちろんこのCOVID-19パンデミックの中、
開催そのものは慎重に意思決定される。
私は考えている。
新型コロナウイルス禍に対しては、
政府と地方自治体とが先導して、
全国民、全産業をあげて防御しなければ、
この日本という国の将来はない。
だから国と地方自治体の判断に従う。
FSSFも国と自治体の指示に従う。
しかし可能性があるうちは、
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
リスクマネジメントの鉄則だ。
企業経営の原則でもある。
今日の運営委員会には、
副主催企業のトップマネジメントが、
オンラインで参加。
錚々たる顔ぶれだ。
オンラインの恩恵でもある。
日本食糧新聞社の会場には、
代表取締役会長CEOの今野正義さん、
代表取締役社長の杉田尚さん、
共催の千野和利さん。
そして私も参加した。
私は今年からアドバイザーとなって、
主にFSSFのセミナーをプロデュースする。
4人並んでモニターに向かう。
モニターの先には運営委員の皆さん。
はじまると、
新聞社大阪支社開催の趣旨や意図、
COVID-19対策などを、
丁寧に説明した。
私は世界の食品展示会の情報など紹介しながら、
その在り方、将来像などを語った。
それから今年のセミナー企画の概要。
このあと運営委員の皆さんが、
全員、1社ずつ意見や要望を語ってくれた。
さすがだと思った。
それぞれに鋭い視点や責任ある発言だった。
そのなかで㈱キョーエイは、
今日が株主総会で、
埴渕一夫社長が会長になり、
埴渕恒平さんが新社長となった。
お二人揃って運営委員会に参加してくれた。
ちなみに新社長は、
商人舎ミドルマネジメント研修会で、
S級を獲得した期待の俊英だ。
アメリカ視察研修にも参加して、
意欲満々。
㈱ライフコーポレーションからは、
並木利昭専務が参加して、
鋭い指摘をしてくれた。
SDGsに関しても、
とても良いご提案だった。
感謝したい。
1時間半ほどの運営委員会が終了。
4人そろって写真撮影。
ありがとうございました。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
リスクマネジメントです。
さて、商人舎流通スーパーニュース。
お陰様で絶好調。
日生協news|
「コープ商品の2030年目標」と「責任ある調達基本方針」を公開
日本生活協同組合連合会が、
「コープ商品の2030年目標」を設定し、
それを公開した。
日生協は、
2030環境・サステナビリティ政策を策定した。
これに呼応する形で、
持続可能な社会の実現に向けた目標を推進する。
また、サプライチェーンを通じて、
「責任ある調達」を推進するため、
各種の方針を改めて整理した。
その結果を「責任ある調達基本方針」として、
公開した。
日本生協連はコープ商品の開発・卸を担う。
それら商品群に対して、
①農産、②水産、③紙・パルプ、
④パーム油、⑤プラスチック、
そして⑥食品ロスに関する、
持続可能な調達目標を定めた。
これはまさにSDGsの活動だ。
Sustainable Development Goals。
「持続可能な開発目標」。
私は故高村勣さん会長のころから、
日生協を取材してきた。
最近はちょっとご無沙汰しているが。
本来このSDGs活動は、
日本では日生協がリードするのが、
一番自然だと思う。
「日本生協連は今後、
全国の生協と協力しながら、
エシカル消費対応商品を普及させ、
エシカル消費に共感できる消費者を
社会に増やしていく」
SDGsはこの、生協連の考え方が重要だ。
「社会にエシカル消費者を増やしていく」。
エシカル(ethical)は、
「倫理的な・道徳上の」を意味する形容詞。
近年は「エシカル=倫理的=環境保全・社会貢献」
の意味合いが強くなっている。
それを生協や小売業が率先してやる。
自分だけやってます、
わが社はやってます。
これではいけない。
安倍晋三・菅義偉両首相の「やってる感」は、
小売りサービス業が真似てはいけない。
自社の幹部・社員・従業員とともに、
顧客と取引先を巻き込んでいく。
もちろん消費者や取引先でも、
エシカルなマインドを持っている人たちは、
それを実践している。
だから互いにそれが融合していって、
エシカル社会が出来上がる。
それがSDGsの本質である。
〈結城義晴〉