パソコンのOutlookメールが、
突然、全部消えた。
どこを探しても見当たらない。
そこでメールアドレスはそのままに、
新しく立ち上げた。
私のパソコンからは、
これまでのやり取りが全部消えた。
商人舎全体としては、
私のメールのやり取りは保存してあるから、
いざとなったら探すことができるし、
それをメールの受信欄・発信欄に、
コピーしておいてもいい。
それから先日、
スマートフォンを変えた。
その際、ドコモから、
Yモバイルへ乗り換えた。
理由は、安いから。
しかしスマホのメールアドレスも変わった。
パソコンのメールとスマホのメール。
消えたり、変えたり。
ほんの短期間だが、
ご迷惑がかかって人もいる。
すみませんでした。
今日は横浜商人舎オフィス。
単行本執筆に時間がかかった影響で、
今年初めから計画している事業が、
遅れに遅れた。
商人舎の動画サイトだ。
ピーター・ドラッカーは観察する。
「世の中には、
読み手と聞き手がいる。
しかも、その両方であるという人は、
ほとんどいない」
だから誰でも知っておく必要がある。
そして、問う。
「自分が読む人間か、
それとも聞く人間か」
小売業やサービス業には、
聞く人が多い。
店舗現場では実際に、
聞く体験が多いから、
聞く人が多くなる。
小売業やサービス業の中でも、
本や雑誌や資料や、
さらにマニュアルなどが好きな人は、
読む人間だ。
学者には読む人が圧倒的に多い。
ジャーナリストにも、
読む派と聞く派と、両方いる。
本来は両方が必要だが、
ドラッカーは、
両方である人はほとんどいないと言う。
ドラッカーは続ける。
「講義、書物いろいろある。
大切なのはいかに学ぶかだ。
書物から学べない人がいる。
講義から学べない人もいる」
「私の知る中には講義、書物ともに
学べない人さえいる」
つまり読む人でも聞く人でもない人もいる。
もしかしたらその人は、
見る人なのかもしれない。
商人舎を設立して以来、
知識商人の皆さんに提供してきたものは、
雑誌や単行本、そしてブログ。
これらは読む人向けだった。
講演会や研修会・セミナーは、
聞く人向けのツールだった。
海外研修会の場合、
テキストは読む人向け、
現地講義や現地インタビューは聞く人向け。
店舗を訪れたりすることは、
見る人向けだった。
その商人舎が提供するもののなかで、
新型コロナパンデミックによって、
「聞く人」「見る人」に向けたメディアが
極端に減ってしまった。
そこで、
動画サイトを立ち上げることにした。
結城義晴が中心に講義する。
ゲストに講義してもらう。
対談やインタビューもする。
座談会もやってみたい。
ここには商人舎と結城義晴の人脈が活かされる。
店舗クリニックや商品比較なども、
動画上で行う。
まずは講義や報道から始めよう。
スタートはまだ未定。
しかし番組の収録は少しずつ進める。
今日はその収録。
まず、お手紙を読ませてもらった。
拙著に対するご感想のお便り。
お一人は石原靖曠先生。
日本の商業コンサルタントとして最長老。
86歳。
私の本に対して「歴史的名著」などと、
過大なお褒めの言葉をいただいた。
もうお一人は壽崎肇さん。
九州の寿屋の創業者で、
商業界九州連合会会長。
95歳。
「商人にとって必須の本」と、
こちらも褒めてくださった。
心から感謝します。
それを紹介させていただいた。
それから『コロナは時間を早める』
手に取って紹介。
購読の申し込みは、
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30分ほど講義をして、1本仕上げた。
そして休憩。
それから背広を脱いで、
あらためて気合を入れた。
さらにRetail DXの進め方。
月刊商人舎3月号特集を、
最新の事例など加えながら、
丁寧に丁寧に35分ほど語った。
動画サイトがスタートしたら、
是非、会員になってください。
お願いします。
楽しくて、面白くて、役に立つ番組。
つくります。
さてピーター・ドラッカー。
読む人でも聞く人でもない人が、
いると言った。
「書物から学べない人がいる。
講義から学べない人もいる。
私の知る中には講義、書物ともに
学べない人さえいる」
そして告白。
「実は私もそうだ」
ええっ!!!
そのうえで、言い切る。
「私は、
教えることによってしか、
学べない」
「読む」や「聞く」は、
情報と知見のインプットの方法だ。
一方、「教える」、
つまり「書く」「話す」は、
アウトプットの方法だ。
人はインプットして、
アウトプットする。
その繰り返し。
その両方が必要だ。
欲張りなようだが、
「読む」も「聞く」も、
「書く」も「話す」も、
さらに「教える」も、
全部できるようになりたい。
その中で自分は、
どれを強みとするのか。
それを知っておく。
人生を生き抜くときに最も重要なことだ。
〈結城義晴〉