アートホテルの自室で目覚めると、
安治川から大阪湾が見える。
そのベイタワー大阪の、
ロピア。
㈱関西ロピア4号店。
9時開店だが、その前に店に入ったら、
青果部門は完璧にできあがっていた。
ボリューム陳列があっという間に完成する。
青果事業部部長の持田将さんと中林さん。
三元豚ロース切り身は、
この陳列量。
惣菜部門は昼に向けて、
つくり立てアイテムを満載にしていく。
冷凍食品の陳列線は長い。
良く売り、より良く補充する。
グロサリーも陳列に乱れはない。
チェックスタンドの上部に、
ロピアのショッピングバッグが陳列されている。
これはおなじみの保冷バッグ。
トレーダー・ジョーのものに似ているが、
あれよりもサイズが大きい。
小型の保冷バッグも用意してある。
それからピザ用の保温バッグ。
大型ピザが5枚入る。
そしてマイバスケット。
ショッピングバッグも、
これだけ品揃えすると、
陳列が様(さま)になる。
これもトレーダー・ジョーと同じだ。
店頭ではオープン77日祭のお知らせと、
インスタグラムの告知。
店長をはじめ店のスタッフが、
次々に楽しそうに、
インスタグラムに動画や写真をアップする。
アクセス数が跳ね上がっている。
その柴田昇さん。
㈱ロピア執行役員。
土日曜日はいまや、
ロピア全店随一の売上げを誇る。
大阪環状線の弁天町駅に隣接する。
だから商圏は環状線沿線全域。
私はそれがこの店の特長で、
売上げは必ず伸びると予言していた。
昨日は万代渋川店。
知識商人大学のランチタイムに、
必ず視察する。
いつも旬の商品が、
「今日はこれです」と主張する。
自慢の青果部門。
水産部門は大きめのサクや大型パックが増えてきた。
ランチタイムの惣菜部門。
どれにしようかと悩むほどに充実。
よりどり2パック580円。
美味くて、量があって、安い。
それが万代の惣菜の特長。
今日は弁天町から高石へ。
南海本線高石駅。
大阪府高石市は堺市の南にある。
南は和泉市と泉大津市に隣接。
典型的なベッドタウンだ。
駅前に アプラたかいし。
市民文化会館と図書館、
そしてショッピングモール。
その1階にコノミヤ 高石店。
青果が安い。鮮魚も精肉も安い。
グロサリーはナショナルブランドを、
これも安く売る。
完全に土着したスーパーマーケット。
駅の反対側の商店街のはずれに、
ライフ高石店。
1972年3月24日に開業し、
昨2020年1月29日に建て替え改装オープン。
ライフの得意のパターンで、
2層の中型総合スーパーだ。
1階食品フロアはライフの標準型。
これが現在、日本の標準を示す店だ。
そしてライフとコノミヤに、
直角に挟まれるように、
関西スーパー高石駅前店。
6月14日リニューアルオープンしたばかり。
商人舎流通スーパーニュース。
関西スーパーnews|
高石駅前店(大阪府高石市・604坪)刷新
2014年オープンの1フロア604坪。
屋上と前面に駐車場117台。
入口にデジタルサイネージ。
店舗右サイドの青果部門のコンコースは、
広くて快適な店づくりとなった。
店舗左翼の惣菜売場も、
大胆に刷新した。
しかし今回のリニューアルは、
1週間で仕上げた。
関西スーパーは2025年までに、
全店を改装する計画を持つ。
今、最も重要で効果の上がる政策だ。
この高石駅前店はそのモデル。
売場を見ていると、
服部正隆店長がやってきた。
アポイントなしで訪問して恐縮。
いろいろと話を聞いて、
私なりに注文を出して、
そのあとで写真。
ライフ、コノミヤとのガチンコ競合。
しかし良い店です。
月刊商人舎6月号の特集タイトルは、
「競争は商人を鍛える」
[Message of June]
自分の歌を歌え。
自分の歌を歌え。
自分の絵を描け。
自分の夢を追え。
自分の足で歩け。
自分の手でつくれ。
自分の頭で考えよ。
関西スーパーも、
ライフもコノミヤも、
万代もロピアも。
自分の歌を高らかに歌う。
卑屈になってはいけない。
正々堂々、自分らしさを追い求める。
それがポジショニング戦略である。
〈結城義晴〉