結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年06月30日(水曜日)

将棋お~いお茶王位戦第1局と「世界ブランド100」の上位寡占

今日の東京都の新規感染者は714人。

何度目だろうか。
またまた数を数えねばならない。
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1日の陽性者数が700人を超えたのは、
先の5月26日以来。

東京都の1日当たり最大新規感染者は、
今年1月7日の2447人だ。

それから比べると31.4%と、
3割に減ってはいるが、
もうすでに第四波は明らかで、
第五波が見え始めた。
〈NHKの国内の感染者数グラフ〉koronadaiyonnha

インドで最初に確認されたデルタ株が、
世界中で増えつつあるし、
そのあとはペルーのラムダ株も続いている。

何とも不気味な印象だ。

さて、将棋王位戦。
㈱伊藤園が特別共催して、
「お~いお茶王位戦」となった。
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昨年度に藤井聡太がタイトルを奪取して、
今年度は注目度が飛躍的に高まった。

2日制のタイトル戦7番勝負。
挑戦者は豊島将之、31歳。
現在、竜王と叡王の二冠。

18歳の藤井聡太は現在、
王位と棋聖の二冠。

二冠同士の激烈な闘い。

しかも豊島は愛知県一宮市出身、
藤井も愛知県瀬戸市出身。

つまり愛知県民同士の激闘。

そこで昨日と今日の第一局は、
対局場が名古屋能楽堂。

条件はすべて整って、
「相掛(あいが)かり」という戦型。
後手の豊島が終始リードして、
104手目を見て、藤井が投了。
王位戦3
将棋では「会心譜」と称する。
「会心の棋譜」を残したという意味。

対して藤井聡太は、
まったく良いところなく完敗。
かといって藤井に悪手はなかった。

今、将棋界は面白い頂上決戦が続く。

今日の王位戦を闘った豊島と藤井は、
豊島が優勢だ。

しかし名人位の渡辺に対して、
藤井は妙に強い。

その渡辺は豊島に対して分がいい。

つまり三つ巴の関係にある。

藤井がいかに豊島を攻略するか。
今回の先手番の指し手は、
豊島から相当、研究された。

逆に藤井王位がいかに豊島竜王を研究するか。
それが第二局からの焦点となった。

その第二局は7月13、14日。
北海道旭川市の花月会館。

実に、実に面白い。
ワクワクする。

今日も私は1日、商人舎オフィス。
月刊商人舎7月号の執筆。

商人舎裏の遊歩道。
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梅雨の間に緑はどんどん深まる。IMG_4368 (002)1

さて、カンターの「ブランドZ」。
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コンサルティング会社カンターが毎年、
世界のブランド100傑を調査・選考する。
「Top 100 Most Valuable Global Brands」
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その2021年版が発表された。

100ブランド全体の価値は、
金額に換算して7兆710億ドル(約780兆円)。

世界的に上位寡占が進むが、
この100ブランド合計は前年比で42%増。
つまり上位ブランドの価値が高まっている。

1位 アマゾン
6839億ドルと推定され、前年比64%増。

2位 アップル6120億ドル
3位 グーグル4580億ドル
4位 マイクロソフト4103億ドル
5位 テンセント2409億ドル
6位 フェースブック2267億ドル
7位 アリババ1969億ドル
8位 VISA1913億ドル
9位 マクドナルド1549億ドル
10位  マスターカード1129億ドル
無題
7位までがGAFAやマイクロソフト、
そして中国のテンセントとアリババ。

世界のブランドの7位までが、
ITの超巨大企業だ。

小売業では、
25位 ホーム・デポ
30位 ウォルマート
55位 コストコ
84位 イケア
86位 ロウズ

外食では、
9位のマクドナルドに続いて、
29位 スターバックス

日本のブランドでは、
64位 トヨタ
88位 NTT

[価値が急増したブランド]の調査では、
7位 ユニクロ

ブランド価値の小計では、
小売業が約1兆2884億ドル。

メディアとエンターテインメントが、
合計1兆2844億ドル。

ビジネスソリューションとテクノロジープロバイダー。
トータル1兆2508億ドル。

いずれも1兆ドル(100兆円)を超えた。

かつてのブランドは、
自動車だったり、
ファッションだったり、
ジュエリーだったり、
はたまた食品だったり、
ホテルや娯楽だったりした。

それがGAFAをはじめとするITに、
完全にとってかわられた。

チェーンストア大手が、
100位以内に5社入っているが、
世界一のアマゾンも間違いなく小売業だ。

そしてアマゾンを含め、
いずれもディスカウンターであることが、
現代を象徴している。

ブランドの大衆化である。

〈結城義晴〉

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