思った通り。
東京都の新規感染者は1149人。
もちろんCOVID-19。
神奈川県361人、
大阪府349人。
埼玉県243人、
千葉県209人。
全国で3194人。3000人を超えた。
緊急事態宣言解除とリバウンド。
東京都はそれを繰り返してきた。
今回の第4回目は1000人到達が、
最速だった。
デルタ株の影響も大きい。
どんな変異種が登場するか、わからない。
ワクチン接種が進めば、
それらも毎年のインフルエンザのように、
なっていくのだろうか。
7月の4連休とオリンピック。
そのあとの夏休みとお盆。
政府分科会会長の尾身茂さん。
「どれだけ社会全体で
感染抑止できるかにかかっている」
全国の小売業・サービス業は、
そのことを十分認知したうえで、
万全の態勢をもって迎えたい。
今年の夏も、
売上げを狙うよりも、
感染防止を前提にして、
店舗運営をしてほしい。
それが結局、売上げにつながる。
さて、月刊商人舎7月号。
紹介が遅れた。
特集は、
コロナは出店を遅らせたか?
2019・2020・2021(上期)日本店舗開発総覧
[Cover Message]
2020年1月16日。
日本で最初のCOVID-19感染者が確認された。
それ以来、1年半。
エッセンシャルワーカーの奮闘努力。
日本中の店が
ソーシャルディスタンシングに努め、
あるいは営業の自粛や時間短縮をした。
そんな環境のなかで
新店開発と店舗改装・改造は
どう進んだのか。
コロナの脅威に立ち尽くしてしまったのか。
はたまた積極的な出店意欲を示したのか。
あなたの企業はどうだったのか。
しかし、そんななかで突如、
驚くほどの新店が登場したことは確かだ。
とくにスーパーマーケット業態において。
ロピア寝屋川島忠ホームズ店、
ツルヤ前橋南店・みどり店。
そしてヤオコー府中フォーリス店。
最新テクノロジーを導入して
リニューアルした
サミットストア五反野店と
マックスバリュおゆみ野店。
コロナは出店を遅らせたのか、
あるいはイノベーションを促したのか。
コロナ下の出店の意義と成果を検証する。
特集の前半は、
「大資料」
商人舎流通スーパーニュースは、
ウィークデーの毎日、
流通業の上場企業や有力企業、
ニュースリリースを定期的に
発信している企業の情報を提供する。
本特集はこの流通スーパーニュースから、
2019年と2020年のそれぞれ1年間、
および2021年の直近7月までのデータを
「出店総覧」として整理した。
Excel版も掲載した。
2019年出店総覧は、
新型コロナウイルス感染前の出店状況、
2020年総覧は「キャズム期間」の出店状況、
そして2021年は、
継続されるキャズムのなかで、
ワクチン接種が始まり、
東京五輪を控えた時期までの出店状況である。
果たして2019年から2020年へ、
そして2021年上期に、
出店スピードはどう変わったか。
総覧にはすべての事例が記されている。
そしてその1店ずつの記事は、
「商人舎流通スーパーニュース・店舗欄」に、
詳細に示されている。
ぜひご覧いただきたい。
ちなみにこの流通スーパーニュースの、
ページ最上段右側に、
検索欄がある。
「サイト内を検索」と書かれている。
ここに調べたい企業や、
わかっているならば店舗名を入れる。
そうすれば記事に飛ぶことができる。
ぜひ、閲覧してほしい。
この特集には2つの特別企画がある。
特別企画Ⅰは、
「ツルヤ群馬みどり市の陣」
群馬2号店が素晴らしい。
鮮魚の寿司売場を新設して、
明らかな意図をもって新店がつくられた。
鈴木國朗さんと対談して分析。
特別企画Ⅱは、
「ヤオコーの標準店と未来店」
「オリンピックの三段跳びではないが、
2021年度に入って4月、5月と
ヤオコーの出店が加速した。
ヤオコーは2019年に5店舗、
2020年に7店舗、
そして2021年上期に5店舗と、
コロナ禍でも着実な店舗開発を継続している」
「その3年目上半期の
ホップ・ステップ・ジャンプである。
ここでホップとステップは
“あっさり型”の標準店であり、
今回のジャーンプは、
“こってり型”の上をいく旗艦店だ」
それが、
ヤオコー府中フォーリス店。
「この3年間の新規開発店舗群のなかでも、
この店は群を抜いている」
記事を読んで、
ツルヤみどり店と、
ヤオコー府中フォーリス店。
是非、勉強してみてほしい。
最後に[Message of July]
希望の店をつくろう。
店には店長がいて、店員がいる。
店に商品が入ってくる。
その店にお客さまが来てくださる。
選んでくださる、買ってくださる。
店は商売の源である。
店は人々の暮らしを支える。
店は交流の場である。
店は働く人の職場である。
店は社会のよりどころである。
店は企業に利益をもたらす。
店は技術の宝庫である。
店は投資の対象である。
店をつくろう。
店をふやそう。
店を育てよう。
店を輝かせよう。
コロナ危機が起こる前も、
それが蔓延したときも、
そのあとのポストコロナ時代も。
今世紀を、いや三千年紀を通しても。
店は社会の公器である。
店は国家の礎である。
店は人類の財産である。
店は私たちの希望である。
そんな店をつくろう。
そんな店をふやそう。
店を育てよう。
店を輝かせよう。
〈結城義晴〉