Everybody! Good Monday!
[2021vol㉙]
2021年第29週。
7月第4週。
週末は今年だけの4連休。
木曜日の7月22日が海の日。
金曜日の23日がスポーツの日で、
東京オリンピック開会式の日。
土曜日24日、日曜日25日を入れて4連休。
しかし、外出は抑制される。
首都圏を走る首都高速道路。
オリンピック期間中の6時から22時まで、
基本料金に1000円が上乗せされる。
選手や大会関係者は首都高で移動する。
これを妨げないようにすることが目的。
つまり料金を上げて交通量を減らす。
期間は五輪の7月19日から8月9日と、
パラリンピックの8月24日から9月5日。
結果として、遠出が減る。
そのかわりに、
近隣の店舗に顧客がやってくる。
今年の夏の消費は、
ますます「安近短」だろう。
安い・近い・短い。
そして一般の人たちは、
オリンピックをテレビ観戦。
アスリートは闘い続け、
ソーシャルワーカーは働き続ける。
今年のお盆は8月13日金曜日から、
16日の月曜日まで。
つまりはぴたり、
オリンピックとパラリンピックの間。
そして8月22日が解除の日。
東京と沖縄の緊急事態宣言と、
4府県のまん延防止等重点措置。
解除されるか否か。
今、日本の趨勢はここにかかっている。
しかし首都圏や関西圏の都市部の空気は、
残念ながらそんな印象はない。
共同通信社の全国電話世論調査。
この7月17日・18日に実施された。
菅義偉内閣の支持率は35.9%。
6月の前回調査から8.1ポイント急落。
昨年9月の内閣発足以降最低になった。
不支持率は49.8%で菅内閣で最も高い。
支持率を13.9ポイントも上回った。
回答は固定電話538人・携帯電話527人。
サンプル数は少ないけれど、
ある程度、世論を反映しているだろう。
商売において、
売ろう売ろうとすると売れない。
儲けよう儲けようとすると儲からない。
同じように内閣も、
人気を取ろう取ろうとすると、
支持率は下がっていく。
人々や業界の人気よりも、
やるべきことをやれば、
支持率は上がる。
商売に関しては、
顧客はよく見ている。
政治に関しても、
国民はよく見ている。
さて今日は昼の新幹線こだまで、
三島まで。
新横浜を過ぎると、
丹沢山地が見えてくる。
私たちは単に「タンザワ」と呼ぶ。
神奈川県の全面積のなんと6分の1を占める。
本格的クライミングの、
入門の山として最適だ。
私たちも高校や大学のころに登った。
三島で降りて、
伊豆長岡へ。
商人舎ミドルマネジメント研修会は、
今年9月に2年ぶりに再開する予定だ。
その会場の下見。
いつもより良いものを求める。
とんぼ返りで新横浜へ。
鈴木國朗さんと打ち合わせ。
㈱アイダスグループ代表取締役社長。
4時半から始めて、
7時までかかった。
私たちは「あしたのジョー」のように、
真っ白になった。なんちゃって。
でも濃密な打ち合わせは、
新しいことを知って、
新しいことを始めるためだ。
朝日新聞「折々のことば」
今日の第2089回。
鷲田清一さん編著。
なにかを
知るということは、
身軽に飛ぶことではなく、
重荷を負って
背をかがめることに
なるのです。
〈福田恆存(つねあり)『私の幸福論』から〉
劇作家・福田恆存は言う。
「人は何かを知ることで
もっと遠くへ行ける、
もっと新しい世界が開けると思うが、
それはいま以上に
“大きな未知の世界を、眼前にひきすえた”
ということなのだ」
COVID-19に侵されて、
私たちは大きな未知の世界を、
眼前にひきすえたのだ。
「人はそこに開けてくる光景に
無関心でいないと心に刻んだのであり、
だから他人の言葉にも
深く耳を傾けるようになる」
そう、私たちは人の言葉に、
深く耳を傾けるようになった。
新しいことを始めるのは、
そんなときである。
では、みなさん、
これから1カ月こそ正念場です。
新しいことを知ろう、始めよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉