結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年07月31日(土曜日)

宮内義彦「コロナ敗戦」と日本の「凡事徹底・有事活躍」

2021年7月最後の日。
土曜日だが商人舎オフィスに出社。

裏の遊歩道。
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緑がまぶしいし、
蝉の声がうるさいくらいだ。
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あっという間に夕方がやってくる。 IMG_55291

それでも仕事をした充実感がある。IMG_55311
これがあるから生きられる。
仕事があるから明日が拓かれる。

でも、新型コロナウイルス感染。
新規感染者は激増し続ける。

今日1日、全国で1万2341人から、
陽性反応が確認された。

過去最多。

東京都は4058人。
初めて4000人を超えた。

神奈川県は1580人、
大阪府は1040人、
埼玉県は1036人。

千葉県は792人。
福岡県は504人、
沖縄県は439人。

大阪府を除いて、
過去最多ばかリ。

なぜだろう。

菅義偉首相は言っている。
「人流は減っている」

この根拠のない発言に対しては、
これら数字が真っ向から反論している。

人が動いて、
人と人が接触して、
感染が起こる。

それが増えているから、
過去最多が増える。

このままお盆に突入したら、
今度は地方にこの過去最多が、
伝染していく。

それをどう食い止めたらいいのか。

東京オリンピックは、
開会式の7月23日から数えて、
閉会式まで今日がちょうど中間点。

日本は17個の金メダル、
5個の銀メダル、8個の銅メダル。

素晴らしい。

柔道混合団体戦は、
惜しくもフランスに負けて銀メダル。
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しかしサッカー日本代表の準々決勝。
ニュージーランド戦。
最後はペナルティキック戦。
ゴールキーパー谷晃生の活躍で勝利。

準決勝の相手はスペイン、
その次の決勝は多分、ブラジル。

すごいところまできた。
信じられない。

野球の侍ジャパンも、
山田哲人、坂本勇人のホームランで、
強敵メキシコに快勝。

オープニングラウンド2連勝で、
次はアメリカと事実上の決勝戦。

こちらもいい状態で来た。

メダルを取れなかった競技でも、
その真摯で必死のプレーは、
新型コロナの気分を吹き飛ばす。

日本中が沸き返った。

しかしそれでも、
感染拡大は留まるところを知らない。

日経新聞電子版「経営者ブログ」
オリックスのチェアマン、
宮内義彦さん。
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「新型コロナを体験して
特に衝撃を受けたのは
行政の能力不足とデジタルの遅れでした」

「日本の政治や行政に、
非常時への対応能力がないということ」

これは国民が痛感した。

宮内さんが驚いたのは、
「各地の知事が
東京から来ないでくださいなどと
都道府県が鮮明になったこと」

「幕藩体制ではあるまいし、
県境などどんな意味があるのでしょう」

その通り。
これは縄張り意識だ。

チェーンストアの展開においても、
県の境はほとんど意味がない。

それよりも物流や顧客の流動性が優先される。

「パンデミック対策としては
首都圏、京阪神、中京といった
過密地域を特定して
対策にあたるべきは明確です」

求められるのは、
「行政区画の機動的な選定、
責任体制が組める非常時体制の確立」

次がワクチン接種。

「高齢者にこんな無理を強いる
行政とは何なのか、
大きな怒りを感じました」

さらにその接種も、
「その開始は欧米に比べ、
半年くらい遅れています。
一体どんな経緯で
こんなことになったのでしょう」

「当初から民間企業の協力を得ながら
オール日本で取り組んでいれば、
こういう事態にはならなかったはずです」

これも同感だ。

「政治や行政が規則やルールに縛られ
自縄自縛になり、非常時にも
平常時対応しかできないのです」

つまりリスク・マネジメントの欠落。
「自助・共助・公助」と言いながら、
その「公助」に危機管理能力がない。

アメリカの2005年。
ハリケーン「カトリーナ」来襲のとき、
連邦緊急事態管理局よりも、
ウォルマートの方がはるかに機敏に動いた。

宮内さんは指摘する。
「保健所のキャパシティーが、
国全体のキャパシティーと、
なってしまった」

ボトルネックである。

「日本の政治や行政は、
予算をいくら付けるかに
重点を置いてきました」

「しかしきちんと執行できない政策は
意味がありません」

「社会の格差が広がるなか、
行政の効率と執行力が
より問われるようになっています」

会社も同じ。
効率と執行力。

「極めつけは酒や飲食店が
大いに悪者に仕立て上げられた上、
生活維持に必死な業者を
行政圧力で従わせようとした発想です」

「反発しない方がどうかしています。
政治センスも駄目でした」

宮内さんも怒っている。

「もっとも、新型コロナ対策が
これほど後手に回っていながら、
欧米に比べ感染者数も死者数も
少ないのも事実です」

「強制されなくても
マスクを着けているのは、
日本人ならではの良さかもしれません」

日本人の誠実さ、勤勉さが、
コロナ感染を防いでいる。

感染者が少ないのは、
政治や行政の力ではない。

「ワクチン接種がこのまま進めば、
秋ごろには新型コロナ感染は
落ち着くとの見通しがあります」

そうなるといいのだが。

政府規制改革会議議長などを、
歴任した宮内さんの最後のMessage。
「気をつけたいのは、
これまでの新型コロナ対策が
しっかりと検証されず、
曖昧なまま終わってしまうことです」

「今回は政治や行政が十分に機能せず、
まさに”コロナ敗戦”とも
呼ぶべきものでした」

そう、コロナ敗戦。
私は「人災」だと言い続けている。
著書にも、書いた。

「これを機にウイルスに限らず、
戦争、領土問題、経済安保、
サーバー攻撃、災害対策など、
有事での日本の危機対応力を真
剣に見直さなければ、
日本は同じような過ちを
繰り返すことになるでしょう」

国も産業も企業も、
凡事徹底・有事活躍が必須だ。

もちろん、スポーツも。
凡事は練習、有事は試合。

〈結城義晴〉

2021年07月30日(金曜日)

一人の人間の一日には必ず一人「その日の天使」がついている。

あの日、恐竜は、
生きていた。
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パシフィコ横浜で、
恐竜科学博が開かれている。

6600万年前に絶滅した恐竜の時代には、
COVID-19など影響はなかった。
人間がいなかったからだ。

さらに地球温暖化もなかった。
人間がいなかったからだ。

そのかわりに氷河期はやってきた。
地球の急激な温度変化はあった。

「”地球にやさしい”は大嫌い!」
早稲田大学・丹治保典教授。
「たとえ何発、原爆が落ちようとも、
地球自体は何ともない。
地球にとって優しいことは、
むしろ人間がいなくなること」

仰る通り。

丹治先生は昨年3月まで、
東京工業大学生命理工学院教授。

「大切なのは、人間が住む環境なのです」

人間が自ら、
自分たちが住む環境を悪化させ、
地球の温暖化を招き寄せ、
ひょっとしたら感染症をまん延させた。

だから本質的な「まん延防止」の措置など、
人間にできるはずがない。

日本の「まん防」もまるで効き目はない。
人間の存在そのものに、
問題の根源があるからだ。

では、どうするか。

日経新聞一面「折々のことば」
第2100回。

一人の人間の
一日には、
必ず一人、
「その日の天使」が
ついている。
(中島らも随想集『その日の天使』から)
中島らも

「ひどく落ち込み、思い詰めて
自死すら考えた時、
知人から思いがけない電話が
かかってくる」

「ふと開いた画集の中の
一枚の絵に震える」

「そんな偶然に救われることがあれば、
それがその日の天使なのだ」
作家・中島らもは言う。

私と同年。

52歳のときに、
フォーク歌手の三上寛と飲んだあと、
飲み屋の階段から転落して、
結局、死んだ。

編著者の鷲田清一さん。
「幼児や酔っ払いかもしれないが、
彼らが神の使いとして日に一度、
誰にも訪れるのだと思えば、
ふんづまりの毎日にも隙間が空く」

スカンジナビア航空を立て直したのが、
ヤン・ゴスタ・カールソン。
航空業界世界最年少CEOだった。

1980年に39歳で、
スカンジナビア航空のトップに就任。
赤字で苦闘していた同社を1年で再建。

それは『真実の瞬間』に描かれている。
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英語では”Moment of Truth”

もともとは闘牛の言葉だ。
闘牛士が牛にとどめを刺す瞬間のこと。

カールソンは航空会社のスタッフが、
顧客にとどめを指す瞬間は、
最初の15秒だと見抜いた。
2時間、3時間、あるいは8時間の、
長いフライト中ではない。

そしてそれは1日に、
5万回訪れていると分析した。

その真実の瞬間に、
最高の満足を与えよう。

わかりやすい。

一人の人間の一日には、
かならず一人、
「その日の天使」がついている。

それは一瞬の真実の瞬間だ。
顧客との接点かもしれないし、
科学博の恐竜と目が合った時かもしれない。

今日もオリンピック柔道
女子78キロ超級で素根輝(そねあきら)が、
見事な足技・寝技の連続で金メダルを獲得。
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一瞬のスキをついた技の切れが、
素根に勝利をもたらした。

フェンシングでは、
エペ団体戦で日本チームが優勝。
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これも真実の瞬間をとらえた勝利だ。

フェンシング競技は3つの種目がある。
最もシンプルな胴体を突き合うフルーレ、
全身のどこを突いても勝ちとなるエペ。
チャンバラに似た斬る動作が入るサーブル。

そのエペで史上初の金メダル。

これまでのメダルは、
2008年北京男子フルーレ個人の太田雄貴、
12年ロンドンのフルーレ団体の銀。

フルーレの2つしかなかった。

それを東京五輪ではエペ団体で金。

彼らは確かに、
「真実の瞬間」をつかんだ。

一方、菅義偉首相。
またまた金曜日の夕方、記者会見。

昨日、予告した通りの、
緊急事態宣言の拡大と延長。

それも来週月曜日から、
来月末まで。

ここには「真実の瞬間」の概念がない。
つまりマーケティングが欠落している。

だから国民の心をつかめない。

専門家の分科会の学者たちとも、
意見の共有ができない。

おそらく本当の議論がないのだろう。

さらにマスコミの心さえ握れないから、
辛らつな質問が相次いだ。
「責任」を問う質問だ。

それに対してはまったく答えず、
言葉も口調も内容もこれまで通り、
「感染を抑えることが私の責任です」

それならば、
1日1万人超が続いている今、
責任が果たせているのか。

ああ。

最近は私も、いら立っている。
菅式楽観バイアスに。

菅ファンの方もいるのだろうから、
そんなに悪くは言いたくないが、
言わずにおれない。

ただし言えば、あるいは書けば、
気がまぎれるわけではない。

それでも私たちは、
落ち込んではいられない。

気を取り直して、
一人ひとりが感染症と闘わねばならない。

一人の人間の
一日には、
必ず一人、
「その日の天使」が
ついている。

〈結城義晴〉

2021年07月29日(木曜日)

「危機感の共有vs楽観バイアス」と「学習する組織」

2021年7月29日、夕方の西の空。IMG_55211

空はいつも変化している。IMG_55221

今日は風もある。
木々がそよぐ。
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花も変わらず自分の季節に咲く。
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つぼみが開きそう。
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そんな小さなことにも目を向けると、
心が和んでくる。

それにしても、この人。
〈首相官邸ホームページより〉
suga
夕方、ぶら下がり会見をした。

神奈川県・埼玉県・千葉県、
そして大阪府に、
緊急事態宣言を発するよう、
関係閣僚会議で決めた。

明日、専門家会議の諮問を受けて、
来週月曜日から発令する。

期間は8月2日から、
期限は8月31日まで。

東京都と沖縄県の緊急事態も、
8月末まで延期する。

しかし第1に、
東京・沖縄が緊急事態宣言中なのに、
新型コロナウイルス感染は急増している。

神奈川・埼玉・千葉・大阪に、
その宣言をしても感染はおさまらない。

ならば緊急事態宣言そのものの、
中身こそ改革しなければならない。

政府内部からの発言。
「もう、打つ手はない」

それは困る。

しかも第2に、
この発表の仕方が悪い。
同じパターン。

まず木曜日あたりに主要閣僚で話して、
それを事前に首相が発表。

「やってる感」だけ。

そのあと金曜あたりに、
専門家に諮問して、
翌週の月曜日から始める。

のんびりしたスケジュールだ。
しかも毎度、同じパターン。

「いま、すぐにやれよ!」
「週末から始めろよ!」

そう言いたくなる。

これこそ危機感の喪失だ。

朝日新聞がDIGITAL版で、
専門家の声として指摘した。
「楽観バイアス」

「人流は減っている」「治療薬がある」
こんな首相の言葉が、
感染防止の呼びかけに逆行する。

「バイアス」とは「偏(かたよ)り」のこと。

楽観への偏りである。
茹でガエルの会社に出る現象だ。

菅義偉。
「東京の感染者数は過去最高。
強い危機感を持って対応している」

そのくせ、
「ワクチンによって、
大幅に減少していることは事実だ。
そうしたことを示していくことも仕事だ」

東京都の新規感染者は3865人、
神奈川県は1164人。
最多記録を更新し続ける。

大阪府は932人、
沖縄県は392人。

全国で1万0699人。

首相の発言。
「人流は減っている」

これは嘘だ。
街を見ればわかる。

政府対策分科会の尾身茂会長。
参議院内閣委員会で発言した。
「今の最大の危機は、社会の中で
危機感が共有されていないことだ」

「このまま危機感が共有されなければ
この感染状況はさらに拡大する」

「危機感の共有」

そのために何をやるか。
いかに発言するか。

しかし、ワクチンを打った後も、
感染予防を徹底しなければならない。

マスク、手洗い。
ソーシャルディスタンシング。

オリンピックに加えて、
夏休みとお盆。

気が緩む条件は鉄壁の揃い踏み。

リスクマネジメントとは、
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。

これは絶対に変わらない。
全国で1日1万人を超える感染者が出ている。
これまでで最大の危機だ。

それでも、
オリンピック柔道。
男女ともに金メダル。

女子78キロ級の浜田尚里(しょうり)
オール一本勝ち。
すべて固め技。
抑え込み技と締め技。
hamada

男子100キロ級のウルフ・アロン。
小内刈りの切れ味抜群。
uruhu
そしてNHKの解説者の松本薫さんが、
素晴らしい。

ロンドン五輪で57キロ級の金メダル。
リオデジャネイロでは銅メダル。

柔道着を着せた人形を相手に、
技のポイントを示す。

語り口も率直で的確。

どこかの首相と大違い。

松本薫を見ていると、
日本の将来に期待が持てる。

今回のオリンピックに対して、
柔道界全体で学び続けたのだと思う。

さて商人舎流通スーパーニュース。
ウォルマートnews|
LBUで大学の授業料・書籍代を全額負担

「リブ・ベター・ユー」
“Live Better U”
略して「LBU」

大学に通うアソシエーツのために、
授業料と書籍代の全額を負担する。

ウォルマートはこれらを含めて、
アソシエーツのキャリア構築のために、
今後5年間で10億ドルを投資する。

LBUプログラムは 2018年6月、
米国内従業員約150万人のために設けられた。

SAT(大学能力評価試験)やACT(共通適性試験)の
無料の準備プログラム、
高校生への給付奨学金、
6つの非営利大学の学費補助、
無料の言語教育、
大学院の学費補助など。
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今年2021年7月には、
学生は5万2000人以上、
卒業生は8000人を超えている。

奨学金が適用される大学も全米で10校となった。

コロナ禍キャズムが終わって、
ポスト・コロナ時代を迎えると、
小売業は日米欧ともに、
人材と人手の不足に陥る。

ウォルマートはそのために、
教育プログラムを準備して、
アソシエーツのキャリア充実を図る。

仕事のための訓練だけでない、
本人のキャリアが上がる教育。

それが人材確保につながる。

〈求人・待遇⇒人手確保〉ではない。
〈高等教育⇒人財確保〉である。

それはすなわち「学習する組織」づくりである。

日本の国にも、
柔道界やスポーツ界にも、
産業や企業にも、
学ぶ組織を志向することは必須である。

〈結城義晴〉

2021年07月28日(水曜日)

H2Oと万代の「業務提携」と最も売れる日に売らない「野田岩」

土用丑の日。

商人舎オフィスと、
道を隔てた向かいのビル。
横浜野田岩。
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麻布野田岩の暖簾分けの会社。IMG_54811
天然鰻は絶品。

麻布の本店は、
旧商業界のそばにあって、
愛用した。

金本兼次郎店主は、
故倉本長治主幹の支持者で、
商業界社長時代の私が行くと、
自ら店に出てきて、
歓待してくださった。

不思議なことにその野田岩が、
横浜につくった商人舎のそばにもあった。

今日は土用丑の日。
「本日
土用丑の日につき
お休み致しております」IMG_54791

もっとも鰻が売れる日に、
鰻を供養する。

定かではないが、そんなことも言われる。

野田岩は土用丑の日には、
注文が殺到するためで、
提供する鰻の質を落としかねないから、
敢えて休業する。IMG_54841
老舗としてのこの考え方、私も賛同する。

さて商人舎流通スーパーニュース。
H2Onews|
万代と包括業務提携/関西圏のスーパーマーケット連携進む

エイチ・ツー・オーリテイリング㈱と㈱万代。
荒木直也H2O社長と阿部秀行万代社長が、
二人揃って記者会見をして、
包括業務提携に関する基本合意書を結んだ。

H2Oは阪急百貨店と阪神百貨店が合併して、
持株会社によって関連会社をまとめて、
関西随一の小売企業となった。
傘下のスーパーマーケットは、
㈱阪急オアシスとイズミヤ㈱、
そしてカナート㈱。
食品事業売上高は2811億円で店舗数178。

万代は156店舗で年商3795億円。

両者の包括的業務提携は、
関西圏のリージョナルで、
圧倒的なシェアの確立を意味する。

質問に対して私は、「ノーコメント!」

ただし一言。
「コロナが時間を早めた、でしょう」

その新型コロナウイルス新規感染陽性者。
東京都が3177人で初めて3000人を超えた。
昨日のブログでは、
4000人、5000人になりかねないと書いた。

神奈川県はこれも初めて、
1000人を超えて1051人。

埼玉県870人、千葉県577人。
いずれも過去最高。

大阪府も798人、
沖縄県が347人。

全国では9576人が確認された。
重症者は522人、
そして死亡者8人。

詩人・川崎洋の作品。
「存在」

「魚」と言うな
シビレエイと言えブリと言え
「樹木」と言うな
樫の木と言え橡の木と言え
「鳥」と言うな
百舌鳥と言え頬白と言え
「花」と言うな
すずらんと言え鬼ゆりと言え

さらでだに

「二人死亡」と言うな
太郎と花子が死んだ と言え
※樫(かし)と橡(とち)
※百舌鳥(もず)と頬白(ほおじろ)
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川崎の言う通りだ。

毎日、人数を書くたびに、
川崎の詩「存在」を思う。

しかしこの感染確認者急増が、
オリンピックの所為ではない、
とは、言い切れない。

もちろん、
アスリートたちが悪いわけではない。
それを準備し、運営する人たちも、
応援、支援する人たちも、
誰一人、悪くはない。

今日も器械体操では、
橋本大輝が個人総合で金メダル。
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柔道女子70キロ級では、
新井千鶴が見事な優勝。
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競泳女子200メートル個人メドレーで、
大橋悠依が二つ目の金メダル。
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それ以外にも男子サッカーは3連勝、
野球の侍ジャパンも見事な逆転勝利。

これ以上ないと言うほど、
頑張っているし、成果を上げている。

国民を勇気づけている。
私も興奮した。

しかしオリンピックが開催されているから、
人々のコロナ予防の気分が緩んでいる。
これも事実だろう。

このジレンマこそ、
今の日本の最大の問題だ。

このストレスは、
国民の中に溜まっているに違いない。

しかし野田岩のように、
最も売れる日に売らない姿勢。

もっとも喜ばしい日々に、
それに浮かれすぎない心構え。

私たち一人ひとりに、
それが求められている。

私たち一人ひとりが、
太郎であり、花子であるからだ。

〈結城義晴〉

2021年07月27日(火曜日)

東京新規感染2848人! ラクダの気分で暑中見舞い

台風8号が日本列島に接近。
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横浜の空でも雲が暴れている。

東京オリンピック2020では、
新種目としてサーフィンが加えられた。

会場は千葉県一宮町。
九十九里浜の南端に位置する。

海は大荒れで波高し。
しかしサーフィンにはもってこいの波。

そのサーフィン男子で、
五十嵐カノア選手が銀メダルを獲得。
23歳、米国カリフォルニア州の生まれ。

「カノア」はハワイ語で「自由」を意味する。
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五十嵐カノアは、
3歳からサーフィンを始めた。
米国ジュニア大会で優勝を重ね、
18歳から「チャンピオンシップツアー」に参戦。
サーフィンの世界最高峰のツアー。

素晴らしい。

今日のオリンピックでは、
日本に金メダルが二つ。

柔道男子81キロ級の永瀬貴規。
リオ五輪では銅メダルだった28歳。
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見事。
言うことなし。

それからソフトボール。
決勝でアメリカに2対0で快勝。

エース上野由岐子の好投、
二刀流・藤田倭(やまと)のタイムリーヒット。
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日本チームのいいところを、
思う存分に発揮していいゲームを制した。

おめでとう。

それにしても、驚いた。
東京都の新型コロナ陽性者。
今日の火曜日1日で新規感染は2848人。

今年1月7日の2520人の記録を抜いた。
昨年1月から始まったコロナ感染の過去最多。

重症者は82人で、昨日から10人増えた。

神奈川県753人、大阪府741人。
ああ。

埼玉県593人、千葉県405人。
それから沖縄県も354人。

全国で7359人。

東京は3000人を超えて、
1日4000人、5000人となるかもしれない。

全国では1万人を超えるだろう。

オリンピックは素晴らしいが、
菅義偉政権の五輪コロナ対策は、
残念ながら完全に裏目に出ている。

ここまで来たら重症者、死者数が、
最小限で留められることを祈りたい。

今日は商人舎オフィス。
来客もないのでAloha。

暑中、お見舞い申し上げたい。
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商人舎流通スーパーニュース。
6月チェーンストア統計|
既存店1.7%増/内食化傾向続き食料品3.0%増tye-nnsutoakyoukai

日本チェーンストア協会の6月度の販売統計。
加盟企業56社だが店舗数は1万1834。
前年比1028店増。

その増加店舗を加えた総販売額は、
前年同月比2.2%増。
既存店ベースでは1.7%増。

6月度は10都道府県で緊急事態宣言、
5県でまん延防止等重点措置が延長。

日本全体の内食化傾向は続く。

既存店の食料品は前値同月比103.0%、
住関連品は106.5%、衣料品は84.7%。
額は小さいがサービスが123.9%。

COVID-19は感染拡大しているし、
変異種のデルタ株も広がっているが、
消費はそれなりに着々と進んでいる。
小売業の現場も着実に機能している。

北海道新聞のコラム、
「卓上四季」

「昔むかし、ラクダには
立派な角と美しいしっぽがあった。
そこへ鹿がやってきて、
森の動物の集まりに招かれているからと
頼んで角を貸してもらった。
その話を聞いた馬は、ラクダに頼んで
しっぽを取り換えてもらった」

「ところが、何年たっても鹿と馬は
角としっぽを返してくれない。
ラクダは今も待っている。
だからいつもあんなに悲しそうなのだ」

なるほど。
人のいいラクダ。

そのラクダは実は、
驚くべき身体機能を持っている。

「猛暑で乾いた砂漠を移動するだけに、
保水力がすごい。
一度に100リットルもの水を飲み、
消化器が体内の水分を調節する」

「楕円形の赤血球は血管を通りやすく、
水分で膨張する柔軟さがある。
腎臓が尿を濃縮する働きを持ち、
水分の排出を最小限に抑える」

私たちものどが渇く前に、
こまめに水分補給するのがいい。
外出はできるだけ避ける。
室内では温度調節が肝心。

つまり、仕事以外は、
家にこもってオリンピックを楽しむ。

コラムニストの提案。
「この夏はラクダになった気持ちで、
ゆったりとした毎日を過ごそうか」

店も売場も、
ゆったりした毎日を提供してほしい。

それでも消費はそれなりに着々と進む。

暑中、お見舞い申し上げる。

〈結城義晴〉

2021年07月26日(月曜日)

東京五輪メダルラッシュと「艱難は人間を鍛える」

Everybody! Good Monday!
[2021vol㉚]

2021年第30週。
7月最終の第5週。

中日新聞「中日春秋」と東京新聞「筆洗」。
東京五輪の開会式の日の朝刊で、
市川崑映画監督の言葉を引く。
1964年に制作された映画『東京オリンピック』

その締めくくりの言葉。

「人類は4年ごとに夢をみる」
市川監督の説明。
「大きな戦争がない場合には
オリンピックは四年ごとに
どこかの国で開催されている。
夢ではないか。理想ではないか」

その通りだ。

今は一応、平和であるということ。

「が、コロナ禍によって
前回から四年後には開かれず、
あるはずの高揚感も祝祭の雰囲気もない」

「理想に思えたものが、
次々に消えてきた」

見込んだ経済効果はもうない。
五輪外交も当初ほど期待できない。
なにより観客は「なし」

コラムは指摘する。
「大会の意義も見えなくなった」

しかし、開会式後3日を迎えて、
日本のメダルラッシュ。

それをテレビ観戦するだけで、
「意義」は見える。

こんなにすごいアスリートたち。
そのための厳しい鍛錬があっただろう。
技術の向上や闘い方において、
幾多の試行錯誤もあっただろう。
自分の競技に対するロマンもあるだろう。

それらを思うだけでも、
胸は熱くなる。
意義も見えてくる。

開会式後3日が経過して、
日本のメダルラッシュ。

スケートボード女子ストリート。
今回からの新種目。

西矢椛(もみじ)選手が金メダル。
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13歳10カ月で史上最年少のゴールドメダル。
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これまでは14歳0カ月の岩崎恭子さんだった。
1992年バルセロナの女子200メートル平泳ぎ。

各種目が若返っている。
これも悪くない。

柔道男子73キロ級では、
王者の風格も出てきた大野翔平。
決勝戦では支え釣り込み足で技あり。
ラシャ・シャフダトゥアシビリを破った。
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ジョージアのラシャは、
ロンドン五輪で66キロ以下級で金、
リオ五輪では73キロ級で銅を獲得している。

技が決まって大野は大声を上げた。oooono5

そしてしばらく天を仰いだ。
柔道男子日本勢の五輪連覇は、
斉藤仁、野村忠宏、内柴正人に次いで4人目。
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三連覇は野村だけ。
それを目指すのか。

それから快挙といえるのは、
卓球の混合ダブルス。
伊藤美誠・水谷隼ペアが、
最強の中国ペアを破って金メダル。takkyuu1

フルセットの苦闘の末の勝利。
二人は抱き合って喜びを表現した。tkyuu2
対戦中も終始、笑顔だった伊藤美誠が、
とりわけ印象的だった。

そしてわが器械体操男子団体。
惜しくも銀メダルになったが、
最後の最後の橋本大輝の鉄棒で、
中国に逆転した。
器械体操1
もちろんメダルを取れなかった選手も、
鍛錬と試行錯誤を繰り返し、
常人にはできないことをやり遂げた。

オリンピックは8月8日まで続く。

始まったばかりなのに、
終わってほしくない気分が生まれる。

祭りのあとの寂しさのようなものだ。

さて今日は横浜商人舎オフィス。

昼頃、菅原徹さん、来訪。
㈱日本リテールホールディングス参与。
㈱ジョイマート業務改革推進室室長。IMG_E54511
持株会社が日本リテールホールディングスで、
事業会社がジョイマートだ。

㈱ゼンショーホールディングス傘下にあって、
スーパーマーケット5社が統合して生まれた。

菅原さんはもともとは㈱イトーヨーカ堂出身。
だから大いに話が弾んだ。

そのあと、1時半から、
上地哲誠㈱サンエー社長と、
電話で話した。
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私の『コロナは時間を早める』を、
上地さん自身、熟読していて、
感動した内容を一気呵成に語ってくれた。
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著者としては、何よりうれしい。

サンエーは幹部はもとより、
店長やバイヤーも読んで勉強している。

そこでオンラインで、
講義をすることになった。

これもうれしいことだ。

頑張ります。

夏の1日は早い。
すぐに夕方がやってくる。

しかし昼間の暑さが残って、
少しだけ涼しい夏の夕。

私は大好きだ。
IMG_54581

雲に夕日が当たり始める。IMG_54601
青い空と夕焼けが映った白い雲。IMG_54571

どんどん赤が濃くなってくる。IMG_54641

そして真っ赤な夕焼け。IMG_54621

台風第8号が上陸しそうだ。
それほど大きな台風ではないが、
関東の東を北北西へ進んで、
明日の27日夜遅くから明後日28日未明、
東北地方に接近して上陸する。

東京オリンピックも、
中止する競技が出るかもしれない。

それでも世界のアスリートたちに、
台風を体験してもらうのも、
いいかもしれない。

もちろん台風被害には十分に対策を講じたい。

今週もオリンピック一色。
私は月刊商人舎8月号の執筆と入稿。

オリンピック選手たちの、
厳しい鍛錬と試行錯誤を思って、
仕事に邁進したい。

最後に私の著書から、
上地さんも好きな言葉。
「艱難は商人を鍛える」

艱難はアスリートも鍛える。
艱難は人間を鍛えるのだ。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2021年07月25日(日曜日)

オリンピック開幕と日本の金メダルラッシュ

暑い暑い夏。
百合の花も枯れそうだ。IMG_53821

階段の手すりも熱そう。
IMG_53791

それでも日曜日の1日はすぐに終わる。IMG_53761

東京都の新型コロナウイルス感染。
陽性が判明した人数は1763人。
日曜日としては過去最高。
6日間連続で1000人を超えた。

一昨日、オリンピック開会式があった。IMG_51711
無観客だが粛々と進められた。

日の丸と五輪旗の入場から始まる。IMG_51721

様々なパフォーマンス。
私は今の日本らしさをいかに出すか、
それに期待していた。

前半はちょっとがっかりした。

それから選手団入場。

トップはいつも、
オリンピック発祥の地・ギリシャ。girisya

今回は日本語の表記順に入場した。
つまり「あ・い・う・え・お」順。
アルファベット順ではなかった。

それはいいとして、
イギリスが「英国」として、
「え」の順に入っていたのは、
驚いたし、あきれた。

最後から三番目はアメリカ合衆国。IMG_51801
次の次のオリンピック開催地。
2028年のロサンゼルス。

私の好きなボーダーのシャツは良かった。
それでもソーシャルディスタンシング無視。

そして次の五輪開催のフランス。
2024年のパリ。
IMG_51851

最後は日本。
IMG_51911
選手団の入場にはいつも感動させられる。
こんな国があるのかと勉強にもなる。

205の国と地域からの参加。
コロナ禍に負けず、
よく集まってくれた。

そして花火。IMG_E51931

選手宣誓は山県亮太と石川佳純。
指導者と審判団も宣誓した。IMG_51961
開会式で一番つまらなかったのが、
橋本聖子大会組織委員長と、
トーマス・バッハIOC会長のあいさつ。

長い、言い訳だらけ、自分の言葉がない。

二人合わせて20分。

選手団は立ちっ放し。
コロナ感染など意識の外にあった。

それに比べて天皇陛下の開会宣言。
シンプルで力強くて、よかった。

そして一番の注目を集めたのが、
1824台のドローン群のショー。
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国立競技場の上空で、
東京五輪のエンブレムの形から、
青い地球へと姿を変えた。

提供は米国のインテル。
ゴードン・ムーアがつくった会社だ。

競技種目を表す絵文字「ピクトグラム」を、
3人の訓練されたパフォーマーが表現。pikutoguramu

これは世界から絶賛の声があがった。
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ショーの中で私が一番気に入ったのは、
ジャズと歌舞伎の競演。

ジャズピアニストの上原ひろみの演奏。 IMG_51981

その演奏に合わせて、
市川海老蔵が「歌舞伎十八番」を披露。
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演目は「暫(しばらく)」。
おわりに[見え]を切って見せた。IMG_52071

最後に聖火入場。

柔道の野村忠宏とレスリングの吉田沙保里。

そのあとで、長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜。
長嶋は登場しないほうがよかった。
私はそう感じた。

1996年のアトランタ五輪では、
モハメド・アリが最終点火者となった。
パーキンソン病を患っていたが、
ゆっくりと点火して感動を呼んだ。

ちょっとそれを思い出させたが、
長嶋は松井に体を支えられて、
よろよろと歩いた。

見たくはなかった。

最後の点火者は、
大坂なおみ。
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堂々としていた。

⑴国旗と五輪旗入場
⑵選手団入場。
⑶開会宣言
⑷選手宣誓。
そして⑸聖火点灯。

ストーリーの骨子はこれだけの、
実はシンプルな開会式のはず。

COVID-19パンデミックのなか、
4時間もやる必要はなかったと思う。

しかしそれでも短い「暫」はよかった。

開会式の翌日の昨日は、
早くも日本に金メダルが生まれた。
柔道男子60キロ級の髙藤直寿。
「これが私の柔道です」
良いコメントだった。
IMG_54491

今日の日曜日は金メダルラッシュ。
新競技のスケートボード男子ストリート。
世界ランキング2位の堀米雄斗が、
度胸満点の試技で金メダル。

IMG_54321

それから水泳女子400メートル個人メドレー。
大橋悠依が4分32秒08で金メダル。oohasi1

さらに柔道女子52キロ級。
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決勝で阿部詩(うた)が寝技で一本勝ち。IMG_53971

柔道男子66キロ級では、
兄の阿部一二三が大外刈りで技あり。IMG_54431

優勢勝ちで金メダル。
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初の兄妹同日金メダル。

おめでとう。

もちろん銀や銅のメダルの選手たちも、
メダルを逸した選手たちも、
その必死の闘いは見るものに力を与える。

アスリートの活躍を見ていると、
やはりオリンピックはいいものだと思う。
私も1日、テレビに釘付けだった。IMG_54211
あちこちとチャンネルを変えながら、
結構、忙しい日曜日を過ごした。

それでもCOVID-19パンデミックは、
まだまだ終わっていない。
東京の新規感染者数は増える。

それを五輪・パラリンピック期間に、
国民の総力でできるだけ抑え込みたい。
日本国民の力を世界に見せつけたい。

オリンピック選手たちとともに、
私たちもコロナと闘い続けねばならない。

〈結城義晴〉

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