7月の4連休。
東京五輪・パラリンピック特措法によって、
東京オリンピック開幕に合わせて、
わざわざ海の日、スポーツの日、
そして山の日をずらした。
海の日は7月第3月曜日を、
7月22日木曜日に、
スポーツの日は10月第2月曜日を、
7月23日に。
これが東京オリンピック開会式の日。
そして山の日は8月11日を、
8月8日の五輪閉会式の日に。
そしてオリンピックは開幕した。
小売業やサービス業は、
特にスーパーマーケットは、
この4連休に対応して、
新店を開業したり、
店舗リニューアルをしたり、
販促を仕掛けたり。
今日24日土曜日は、
マックスバリュ東習志野店が、
リニューアルオープン。
マックスバリュ関東㈱が、
昨年のおゆみ野店に続いて、
意欲的な新フォーマットに取り組む。
「買物体験型スーパーマーケット」
おゆみ野店が転換第1号店ならば、
東習志野店は第2号店。
商人舎流通スーパーニュース。
マックスバリュ関東news|
東習志野店を買物体験型SM2号店に刷新
斬新なデザイン。
快適な空間。
詳細は月刊商人舎8月号に掲載。
朝8時に到着して、
開店前の店を見る。
8時15分から全体朝礼。
最後に恒例の「エイ! エイ! オー!!」
8時45分から記者会見。
そのあと島田諭社長と、
少し話してから売場で写真。
下村恭徳第1エリアマネージャー(右)と、
金子和紀店長(私の隣)。
島田さんはイオンライフ㈱の社長から、
この3月にマックスバリュ関東社長へ。
農産の商品部出身で現場に強い。
だからすぐに、
Scan Goのタスキをかけて、
顧客にアピールした。
昼頃まで売場を観察していたら、
㈱カスミ常務取締役の塚田英明さんとばったり。
コーネル大学RMPジャパン第一期生。
私は「伝説の一期生」と名づけた。
塚田さんはU.S.M.Hでは、
新フォーマット開発プロジェクトのリーダーを務める。
それから、
㈱プログレスデザインのお二人。
西川隆社長(中)と、
工藤敏晴エグゼクティブアドバイザー。
西川さんに会って謎が解けた。
最後に上村さんから、
コーヒーの試飲を奨められた。
マンデリンの最上質コーヒーが、
100円で提供されている。
「買物体験型スーパーマーケット」は、
素晴らしい挑戦ではあるが、
これに関しては私なりの考え方がある。
それは月刊商人舎に書こう。
答えは『コロナは時間を早める』の中にある。
上村さんは、
このブログや私の著作物のファンで、
それを表明してくれて、
とてもうれしかった。
目的の店舗の視察と調査が終わったら、
近隣の店を訪れる。
一番近いのは、
カスミのフードスクエア習志野店。
マックスバリュ東習志野店から600m。
カスミらしいリアリズムの店舗で、
マックスバリュが改造オープンした日に、
結構、繁盛していた。
それからマルエツ船橋三山(みやま)店。
今年2月26日に新規開業。
「体験型スーパーマーケットモデル」の1号店。
商人舎流通スーパーニュース。
マルエツnews|
598坪・年商19.8億円のマルエツ船橋三山店
天井をスケルトンにして、
通路も広く、デザインも刷新。
快適な店舗空間をつくって、
「4つの価値」を提供する。
それは①鮮度、②商品との出会い、
③ストレスゼロ、④繋がり。
私が提唱する「フォーマット戦略」と、
「ポジショニング戦略」を、
どうやら追及してくれているようで、
その成果が出てはいるけれど、
まだ煮詰まってはいない。
その問題点はいつか、
月刊商人舎や単行本で明らかにしよう。
ドライブスルー宅配の専用駐車場も、
一番出入りしやすいところに設けられている。
それからマルエツ東習志野店。
コンベンショナル型。
そのコンベンショナル型が大繁盛。
この謎を解かねばならない。
ヤマダ電機やサンドラッグと、
ショッピングセンター形式を構成している。
さらにヤオコー船橋三山店。
関東の各社の新店や改装店は、
たいていヤオコーと競合する。
一昨日のオーケーもそうだったが、
ヤオコーの店舗網の広さと密度が、
充実してきているからだ。
店の状態はヤオコーらしく、
ばらつきがない。
この激戦の中で、
しっかり顧客を集めている。
世の中、オリンピックに湧いているが、
スーパーマーケット各社も、
暑い闘いをしている。
私はこのところ、
どちらも堪能しているけれど、
それはひどく、
贅沢なことなのだと思った。
ありがとう。
〈結城義晴〉