月刊商人舎8月号、
本日発刊。
特集は、
現場ロスの処方箋
コロナ下の「損失」にメスを入れる!
[Cover Message]
東京オリンピックの開会式。無観客開催となって、ボランティアのために用意された弁当のうち約4000個が廃棄処分された。コロナ禍による食品ロスである。しかしこの現象は五輪開会式に限ったことではない。日本中の、世界中の小売業の店頭で、COVID-19パンデミックの間に、膨大なロスが出てはいないか。そのコロナ禍の巨大な溝も、変異株の出現によって、当初予想を超えて長期化傾向を見せる。しかしそれでも多分、最後の大きな波のあとに、ポスト・コロナ時代が到来する。コロナ禍[キャズム]の真っただ中にあるとき、一方、ポスト・コロナ時代を迎えたとき。「現場ロス」という経営の根本問題は、どう変わるか。そのための対策は、どう変わらねばならないか。商品ロス、機会ロス、人時ロス。ロス1%の削減は営業利益1%の収益増に直結する。経営の根幹を成す「現場ロス」にメスを入れる。
特別企画は、
‘21年店舗開発「7月ラッシュ」
マックスバリュ関東・ヤオコー・オーケー・ロピア
[まえがき]
考えてみれば当然のことか。例年、夏休みやお盆商戦を控えた時期に新店をオープンさせたり、既存店を改装したりして、勢いをつける。これは年末年始商戦を控えた11月や12月初旬、ゴールデンウィークを間近にした3月4月の「出店ラッシュ」と同じだ。今2021年はそれにコロナ禍の東京オリンピック景気が加わった。
出店ラッシュを業態別に見れば、スーパーマーケットとドラッグストア、そしてホームセンターが多い。百貨店や総合スーパー、ショッピングセンターは改装物件もあるが、それほど勢いがあるわけではない。
やはりコロナ景気が明暗を分けて、〈売上高増⇒利益増⇒出店・改装店投資〉の構図が見えた。
この特別企画では、首都圏の4社4店を取り上げた。COVID-19パンデミックで、編集部の取材活動も大いに制限された。近場のケーススタディで恐縮だが、それでも力の入った4店舗である。しかし、この「7月ラッシュ」の店舗群からくっきりと見えてきたものがあるのも事実だ――。
何が見えてきたか。
それは「あとがき」に書いておいた。
これが重要なところだ。
さて今日は高知の二日目。
疲れ切った1日、
充実の1日。
カメラで追ってみよう。
朝の5時。
ホテルの窓から朝日を拝む。
ホテルを6時に出発して、
Kochi黒潮カントリークラブ。
名門中の名門。
カシオ・ワールドオープンが開催される。
そこでラウンド。
太平洋を望む太平洋コース1番。
中村彰宏サニーマート社長とは、
初めてのラウンド。
宮本洋一ブルーチップ社長と、
亀谷しづえ商人舎ゼネラルマネジャー。
宅急便で送ったクラブが届かず。
貸しクラブでラウンドした。
クラブは物流センターに滞留していた。
ヤマト運輸は貸しクラブ代をはじめ、
新規に購入したもののすべての代金を、
保証してくれた。
暑い中でのラウンド、
しかし気分は最高だった。
自分のクラブではなかったけれど、
スコアもそこそこよかった。
スマホで調べたら、
東京は39度。
高知のほうが涼しかった。
中村さんは実に素晴らしいスイングで、
ドライバーは280ヤードも飛んだ。
それでも心地よいゴルフラウンドだった。
一緒にプレーすれば、
人柄がよくわかる。
中村さんとは、
まだまだ話し合いたいことが、
たくさん残されていると思った。
感謝したい。
そのあと高知県土佐山田町へ。
日本観光百景「第三位」と謳っている。
「龍河洞」
宮本さんは高知県に詳しい。
ブルーチップに入社して、
最初に赴任したのが高知。
それから所長として再度赴任した。
さらに奥様は高知で射止めた。
その宮本さんのお薦めで、
龍河洞を訪れた。
日本を代表する鍾乳洞。
洞内出口付近には、
弥生時代の穴居生活の跡がある。
「一生に一度」――そんな気分だった。
鍾乳洞の中はひんやりして涼しい。
玉簾の滝。
幻想的な鍾乳洞の中で写真。
左はブルーチップの品川嘉英さん。
高知営業部部長。
1キロの上り下りを、
30分ほどかけて歩いた。
ゴルフラウンドのあとで、
足はがくがくになった。
鍾乳洞見学を終えて、
最後にサニーマートの最大店舗。
アクシス南国。
ショッピングセンタースタイルの店舗で、
スーパーマーケットは、
惣菜とベーカリーから始まる。
そして鮮魚部門。
商品もデザインも素晴らしい。
バーベキューのプロモーション。
そして店舗左サイドが青果部門。
チェックスタンドは、
通常レジとセルフレジ。
セミセルフは導入していない。
店舗入り口に、
サニーマート直営のフードサービス店。
「一汁三菜」
ふだんの家庭の朝食や昼食が、
セルフサービスで提供される。
高知の一日を堪能して、
高知竜馬空港へ。
山並みが美しい。
1時間足らずで御前崎。
そして伊豆半島と富士。
夕焼けの富士。
子どものころつくった俳句を思い出した。
暑い暑い夏の日。
それでも最高の一日だった。
ありがとう。
〈結城義晴〉