2021年9月最後の日。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は、
今日で解除される。
何はともあれ、ひと段落。
今年の政治の季節も、
前半が終わって、
自民党の新総裁が決まった。
〈岸田文雄Twitterから〉
今日は自民党の中枢部の人事案などが、
漏れ聞こえてきて、
「内定」という報道がなされた。
自民党の場合、
幹事長と政務調査会長、総務会長を、
「党三役」という。
これに選挙対策委員長を加えて、
「党四役」と呼ばることも多い。
さらに副総裁を加えて、
「党五役」となることもある。
安倍晋三・菅義偉総裁のもとでは、
党五役だった。
この5人が、
総裁の下に位置づけられる、
党の中枢部だ。
岸田文雄総裁も五役を選んだ。
それ以外の党人事や、
内閣官房長官の人事も漏れ始めている。
一言で言えば、
安倍・麻生忖度の論功行賞人事だ。
多分、野党やマスメディアは、
その点を批判してくるだろうが、
評価は当たっていると思う。
どの時代のどの国でも、
院政はいい結果をもたらしはしない。
このあと10月上旬に臨時国会が開かれ、
その場で首相指名選挙があって、
その後、新内閣が組閣されて、
さらに11月に衆議院総選挙となる。
まだまだ政治の季節が続く。
ただしコロナ対策は怠りなく。
それを願いたい。
故倉本長治師も、
故渥美俊一先生も、
政治と宗教にはかかわるな、
と教えてくれた。
しかし私は知識商人に訴えている。
「ポリティカル・マーチャントたれ!」
政治家になれとか、
政商になれとか、
そんなことではない。
政治に無関心な時代が続いて、
日本の商人は、
聞き分けのいい、
物言わぬ羊の群れとなった。
それはいけない。
言うべきことは言い、
行動すべきことは行動する。
イオンの岡田卓也さん、
ライフコーポレーションの清水信次さん。
ポリティカル・マーチャントだ。
政治に関心を持って、
政治という「数の論理」の世界に、
知見を有する知識商人たれ。
だから私も一昨日のブログで、
「中道のポジショニング」
などという新しい見方を考察し、
披露している。
台風16号が迫っている。
明日は関東が暴風域に巻き込まれる。
〈気象庁ホームページから〉
さて今日も午前中は、
家でZOOM会議に参加。
一種のコンサルティングだ。
それから商人舎オフィスに出社。
午後はイオンタウンのweb記者会見があった。
残念ながら視聴できず。
ポストコロナの時代になっても、
webでのミーティングや記者会見、
それにオンラインセミナーは、
ずっと続けられるだろう。
コンビニエンスで、
なおかつコストがかからないからだ。
もちろんリアルの講演や講義も再開される。
それはeコマース&リアル店舗と、
まったく同じ構造である。
eコマースvsリアル店舗ではない。
便利性と経済性を同時に有し、
なおかつ専門性と経験価値提供を、
兼ね備えることになるからだ。
ニーズは3つに分類することができる。
コンビニエンスニーズ、
ディスカウントニーズ、
スペシャルティニーズ。
リアルの小売業やサービス業は、
1店舗でこの3つのニーズをすべて、
満たすことはできない。
そう総括されていた。
しかし不思議なことに、
オンラインとオフラインを融合させると、
3つのニーズを同時に満たすことができる。
これも私の提唱する、
トレード・オンである。
私たちは日々、
知らず知らずのうちに、
トレード・オンに挑戦している。
それは実は、
ありがたいことなのだ。
最後に2018年8月号。
[Message of August]
この指とまれ!
右も左も、この指とまれ。
前も後ろも、この指とまれ。
下から上から、この指とまれ。
そして、前向きに、
そして、上向きに、
そして、外向きに。
ポジティブに、
アクティブに、
ダイナミズムをつくれ。
小売りも、卸も、メーカーも、
顧客も消費者もNPOも、
政府も、役所も、県も市も。
売り手良し、
買い手良し、
世間良し。
あなた良し、
わたし良し、
天も良し。
いい国、つくろう。
いい街、つくろう。
いい店、つくろう。
だから右も左も、この指とまれ。
前も後ろも、この指とまれ。
下から上から、この指とまれ。
〈結城義晴〉