今日は朝から商人舎オフィス。
月刊商人舎11月号の最後の執筆。
必死で書き続けたけれど、
途中で切り上げて、
夕方、東京の紀尾井町へ。
ホテルニューオータニ東京。
エントランスには「草月」。
第54回「食品産業功労賞」贈呈式。
日本食料新聞社主催・農林水産省後援。
わが国食品産業界に貢献し、
偉大な功績を残した功労者が、
毎年、顕彰される。
日本食料新聞社の今野正義会長CEOが、
燕尾服をまとって開会のあいさつ。
さらに選考委員長が選考経過を報告。
桜庭英悦さん。
元食料産業局長で内閣官房内閣審議官、
高崎健康福祉大学客員教授。
贈呈式は、特別功労賞から始まって、
生産部門、技術部門、流通・情報部門、
そして外食部門まで。
特別功労賞は、
村上秀徳 食品産業センター前理事長。
生産部門は8名の経営者。
伊藤雄夫イトウ製菓会長
大沼一彦日東ベスト会長
木下紀夫シマダヤ社長
小路明善アサヒグループホールディングス会長
殿村育生カステラ本家福砂屋社長
永谷栄一郎永谷園ホールディングス会長
藤井幸一サンマルコ食品社長
吉田康ブルボン社長
技術部門。
郡昭夫ADEKA相談役
築野富美築野食品工業社長
そして流通・情報部門では、
加藤徹さんに食品産業功労賞が贈られた。
㈱万代リテールホールディングス社長、
㈱万代油脂工業社長。
もちろん、㈱万代の前社長。
受賞者の紹介VTRが会場に流れた。
そして壇上の金屏風の前で、
今野会長から表彰状を授与。
流通・情報部門は加藤さんのほかに、
田中正昭日本酒類販売㈱代表取締役社長、
堀内達生㈱ファーマインド代表取締役社長。
最後に外食部門。
妹川英俊わらべや日洋ホールディングス会長、
佐伯保信大起水産会長。
今日、同時に授与式が行われたのが、
第30回「食品安全安心・環境貢献賞」
こちらは企業が表彰されるが、
今回は4社が表彰された。
その1社が㈱イトーヨーカ堂だ。
イトーヨーカ堂の評価理由は、
「消費者・取引先と実変する、
サーキュラーエコノミーの活動」
サーキュラーエコノミーは、
「循環型経済」のことだ。
日本食料新聞社の杉田尚社長が、
プレゼンターとして、
三枝富博社長に贈呈。
三枝社長が代表して、謝辞。
贈呈式の最後は、記念撮影。
表彰された企業の関係者やマスコミが、
50人ほど集まって、
あちらからもこちらからも、
記念の写真撮影。
贈呈式が終わると、
祝賀交流会。
会場には関係者が300人余り参加した。
コロナ下で、
例年よりも参加者を絞り、
ソーシャルディスタンシングを堅持。
当選したばかりの石破茂衆議院議員も、
来賓の祝辞。
石破さんは元農林水産大臣で、
食品産業にも造詣が深い。
その石破大臣時代の2008年から09年まで、
私は農水省の専門委員会に呼ばれた。
委員会では毎月のように議論し、
私はオーガニックの提案をした。
選挙演説を繰り返した直後だからだろう、
今日のスピーチはいつも以上に、
「見事」の一言。
乾杯のご発声は中野勘治さん。
三菱食品㈱元会長。
現在は、食品産業文化振興会会長。
受賞した加藤徹さんは、
うれしそうだった。
もちろん、私もうれしかった。
おめでとうございます。
國分勘兵衛さんとも久しぶりに話した。
国分グループ本社㈱会長兼CEOで、
食品産業功労賞の選考委員。
國分さんは第37回、2004年の受賞者だ。
小濵浩正さんとも久々にお会いした。
現在、㈱カスミ相談役で第43回の受賞者。
日本チェーンストア協会前会長。
田中茂治さんは、
㈱日本アクセス元社長・会長で、
現在は伊藤忠商事㈱理事。
田中さんも第50回受賞者で、
現在は選考委員。
ファイブ・ア・デイ協会のお二人。
池田健太郎理事長と高木直子事務局長。
高木さんは日本食料新聞社の
百菜元気新聞編集長。
井上淳さんは、
日本チェーンストア協会専務理事。
食品安全安心・環境貢献賞の選考委員も務める。
ソーシャルディスタンシングで、
なおかつマスク着用。
それでも少しずつ前の方に人が集まる。
最後の最後はもちろん、
今野正義会長CEO。
意義のある贈呈式でした。
ありがとうございました。
どんな産業も変わっていく。
産業革命によって栄えた繊維産業も、
その後の重工業や機械産業も。
コンピュータ産業やIT産業すらも。
そして、
日本の食品産業も変わってきたし、
今後も必ず変わる。
労働集約産業から、
知識集約産業へ。
この、産業の変容を、
知覚し、体現した者が、
産業への貢献者となり、
産業の功労者となる。
そんなことを、勝手に思った。
〈結城義晴〉