今日も1日中、長編の原稿執筆。
もう締め切りギリギリです。
それに月刊商人舎12月号も、
入稿時期が重なってきた。
さらにさらに来週には、
研修会とセミナーがそれぞれあって、
そのレジュメの締め切りもやってきた。
どんなことを講演するかは決まっている。
内容やストーリーもできている。
あとはレジュメにするだけの状態。
熟成させる時間を設ける。
そして最後に一気にレジュメをつくる。
原稿執筆と同じだ。
その締め切りがやってきた。
そんな今日11月25日、
故遠藤須美夫さんのお別れの会が、
盛岡グランドホテルで開催された。
9月9日午前8時、ご逝去。
享年90。
9月15日のブログで、
訃報を書いた。
「岩手の協業」のリーダー遠藤須美夫さん逝く
㈱べルプラス社長、会長、
㈱ベルジョイス名誉会長。
全国のCGCジャパンのリーダー。
「いつも岩手弁で、
一言ひとことを考えながら、
ゆっくりを話す人だった。
しかしその視点は鋭くて、
視野は広くて高かった」
ブログを書いたら、
遠藤さんの娘さんの奈々さんから、
投稿があった。
「先ほどたまたま母と電話しながら
父のことを検索しておりましたら、
結城様の記事を見つけました」
「拝読し、結城様の心のこもった
丁寧な記事に大変心を揺さぶられ、
母に結城様の記事を
電話越しに読んで聞かせました」
「母ともども、感動で涙しました。
結城様の当記事をプリントアウトして、
父の仏壇に飾らせていただきます」
こちらこそお礼申し上げます。
ありがとうございました。
残念ながら、参列できませんでした。
たいへんお世話になったのに、
申し訳ありません。
横浜からご冥福を祈りました。
合掌。
それでも夜の11時ごろまで執筆して、
本当に久しぶりに愛車にまたがる。
走りはしない。
ただ、またぐだけ。
太田順康さんからのプレゼント。
ロヂャースの北辰商事㈱社長。
24段変速ギアのシティーバイク。
名前は「ロヂャース28号」
1日中、運動もせず、
机に向かってキーボードを打つ。
だから愛車をまたぐだけでも、
運動になるし、気分転換にもなる。
ありがたい。
さて、
プロ野球日本シリーズ。
オリックス・バッファローズと、
東京ヤクルトスワローズ。
前年度最下位の両チームが、
パシフィックリーグと、
セントラルリーグで、
下剋上のシーズン優勝。
さらにクライマックスシリーズも制して、
今年の総決算の日本シリーズに出てきた。
そして毎試合、実にいいゲームを展開する。
1点差のシーソーゲームの連続。
素晴らしい。
しかも金をかけて、
有名選手をかき集めるわけではない。
アマチュアからスカウトして、
じっくり育てて、
個性のあるプレイヤーに仕上げる。
それもうれしい。
第1戦は11月20日土曜日で、
バッファローズが4対3の勝利。
第2戦の21日日曜日は、
スワローズが0対2の完封勝利。
24歳の高橋奎二投手が最高の投球をした。
第3戦は23日火曜日で、
スワローズが5対4の辛勝。
第4戦は昨日の24日水曜日。
みたびスワローズが2対1で辛勝。
そして今日は、
バッファローズが5対4で逆転勝利。
8回裏にスワローズ山田哲人の3点本塁打で、
同点に追いついたが、
9回表、代打ジョーンズのソロ本塁打で、
バッファローズが逆転。
このシリーズは、
外国人選手もいい仕事をする。
最後はクローザー平野佳寿が、
きっちり抑えて勝ち切った。
中嶋聡監督は秋田県出身の52歳。
現役時代はキャッチャーだった。
対するスワローズの高津監督は、
アンダースローのピッチャーだった。
対比的だ。
しかし捕手出身に名監督が多い。
野村克也と森祇晶が双璧だ。
日本シリーズを制した捕手出身監督は、
西武ライオンズの森が6回
スワローズ時代の野村が3回、
阪急ブレーブスの上田利治が3回、
ライオンズの伊東勤が1回。
中嶋がここに加わるか。
森祇晶はジャイアンツV9時代の捕手。
その捕手監督の特長を語っている。
「捕手は野手に守備位置を指示するため、
フェアゾーン90度を見渡している。
両軍ベンチの監督はもちろん、
背後に立つ球審の性格や癖まで
目配りを欠かせない。
視野は360度」
「この視野の広さが、
監督になって生きてくる」
(PRESIDENT Online「なぜ日本一監督は捕手出身が多いのか?」より)
社長も部長も店長も、
マネジャーとなると、
この360度の視野が必要になる。
ピーター・ドラッカーが、
『マネジメント』に書いている。
「マネジャーの第一の役割は、
部分の和よりも大きな全体、
すなわち投入した資源の総和よりも
大きなものを生み出す生産体を
創造することである。
それは、オーケストラの指揮者に似ている」
そういえば指揮者も捕手も、
他の全員と反対の視野で、
全員を見ている。
遠藤須美夫さんも、
全員を反対の視野から見ていた。
合掌。
〈結城義晴〉