2021年が終わっていく。
令和拡大名人会、
2021年最初にして最後の開催。
2日目のメンバーは8人。
令和名人会のメンバー。
土井弘さん、鈴木國朗さん、
新谷千里さん、そして結城義晴。
ブルーチップ㈱社長の宮本洋一さんと、
商人舎GMの亀谷しづえさん。
そこにブルーチップ㈱の両常務が加わった。
中野茂さん(右から3人目)と土橋和人さん(その隣)。
2日目の舞台は、
ザ・カントリークラブ・ジャパン。
宮本洋一さんがメンバーのコース。
12月末にしては、天気も上々。
年末商戦で忙しい皆さんには、
申し訳ない気もするが、
1年間、頑張ってきた人たちの、
骨休めだからお許しください。
私にとっては、
体力が回復したかどうか、
目途をつけるラウンドだ。
もう1カ月以上もゴルフから離れて、
体を動かさずに養生していた。
しかしスループレーで、
一気に18ホールをラウンドして、
そこそこのプレーができた。
有難い。
上がってきたらすぐに昼食。
そして小さなパーティー。
もちろんソーシャルディスタンシング。
まず、主催者挨拶。
1989年の平成元年から始めて、
2021年まで33年間続いた名人会。
継続できたことに感謝した。
来年から装いを新たに、
第4期の名人会となる。
第1期はオリジナルメンバーのころ。
小森勝、浅香健一、鈴木國朗、結城義晴。
第2期は小森さんが亡くなって、
土井弘さんが加わってくれた時期。
第3期は浅香さんが引退して、
新谷さんが加わってくれた時期。
そしてこのとき令和名人会と名称を変えた。
さらに土井弘さんが、
今回で引退することとなった。
まるでイーグルスや、
オールマンブラザーズバンド。
メンバーが変わってもバンドは続いた。
来年から新メンバー・新システムの、
第4期名人会が始まる。
そこで土井さんが引退のスピーチ。
土井さんは電通一筋の人で、
「電通きっての流通通」。
つまり電通で一番流通に詳しい人だった。
残念ながらそんな人は今、
電通に見当たらない。
土井さんは「日記調査」の専門家でもあって、
Web版商人舎で連載を執筆してくださった。
「日記調査と生活動線マーケティング」
みんな土井さんのスピーチを聞いていた。
鈴木さんと中野さん、宮本さん。
それから成績発表。
今回は宮本さんがプレゼンター。
そして新ぺリアのトーナメント。
優勝は土井弘さん。
おめでとうございます。
全員、拍手。
ちなみに2位タイが土橋さんと結城義晴。
亀谷しづえさんがドラコン2つ、
ニアピン賞もとって絶好調。
ほかにドラコンは宮本さんと土橋さん、
ニアピン賞は宮本さんと鈴木さん。
ベストグロスは宮本名人。
それなりに収まった。
2021年の令和名人会、
たった1度しかできなかった。
来年はもっともっと開催します。
新しいシステムでは、
みなさんもご招待できると思います。
名乗りを上げてください。
帰りのアクアラインは、
夕日がきれいだった。
来年はどんな年になるのか。
さて昨日の朝日新聞コラム「経済気象台」
タイトルは、
新聞読者の「少子化」
ある電機メーカーの社内報が社員に尋ねた。
「新聞を毎日読んでいるか」
その結果は20代4%以下。
30代12%、40代23%、
50代30%、60代42%。
新聞通信調査会の11月の発表。
「メディアに関する全国世論調査」
「新聞を毎日読む人」は、
20代3%、30代9%、40代21%、
50代42%、60代58%。
結論は日本の若者が新聞を読まない。
コラム。
「全国調査は2008年が初回で、
新聞を読む人の割合は全世代とも
年々減少傾向にある」
世界的な傾向だ。
「読まない人が歳を取ると
読み始めるわけではない」
その通り。
「10年後に30代の値が
3%以下になることも予見される」
「新聞読者の”少子化”は深刻だ」
小売業の新聞折込みチラシも、
効果はどんどん薄れていく。
「朗報は20代の49%、30代の68%が
インターネットのニュースは毎日読む」
私も両方で読むが、
インターネットほうが多くなった。
ネットならば地方紙にも目を通せる。
「興味関心に合う記事を、
“スマートニュース”など、
キュレーションアプリで取捨選択し、
スマホで読む様子が調査結果からうかがえる」
「ニュースショーケース」は、
グーグルが9月に始めた配信サービス。
朝日新聞を含め全国紙や地方紙、
通信社四十数社の記事にアクセスできる。
「紙の新聞は1面から最終面まで、
一連のフルコース料理だが、
デジタル化により各記事が
一品料理としてネット上に提供されている」
いや紙の新聞も、
フルコースメニューが提示されているが、
読者はアラカルトで記事を読んでいる。
商人舎は、
紙の月刊商人舎と、
網(ネット)のWeb版商人舎で、
両方読める。
もう8年になる。
商人舎流通スーパーニュースも、
インターネットでの配信だ。
もちろんこのブログも。
コラム。
「学生時代に、朝日新聞の笠信太郎、
扇谷正造、松山幸雄、石川真澄ら
各氏の記事や著作に魅せられた。
今も”この人の記事は読もう”と
思う記者が多くいる」
「一品料理の時代に
若い読者を獲得するひとつのカギは、
各記者の筆力だと期待したい」
記者の筆力は大事だが、
それがあっても、
紙の新聞にもどることはない。
つまりこの結論自体がもう古い。
それ以上に紙の新聞の衰退は、
「折り込みチラシ」に決定的な打撃を与える。
いずれの小売業も、
顧客との「網」のコミュニケーションツールを、
至急、開発しなければならない。
それによって競争格差がついてくる。
それだけで競争優位に立つことだって可能だ。
〈結城義晴〉