七草粥。
ロピア ノースポート店。
1パック399円で、
単品大量販売していた。
せり、なずな、
ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ、
春の七草。
すずなはカブで、すずしろはダイコン。
土鍋で炊く。
それが粥になる。
今日は午後、横浜商人舎オフィスに出社。
そして4時前に東京・銀座へ向かう。
その銀座の壱番館ビル3階。
㈱ギャラリー桜の木。
こんな一等地での画廊経営。
代表取締役の岩関禎子さんが説明してくれた。
ワン・トゥ・ワンマーケティング。
その指先が指し示すところに、
千住博「夜桜」。
そして篠田桃紅(とうこう)。
「空」
昨年3月1日、107歳でご逝去。
このブログで訃報を書いた。
それから橘京身(たちばなきょうみ)。
㈱プラネット会長の玉生弘昌さんが、
この画廊のロイヤルカスタマー。
ここで玉生さんは、
自分の家のようにくつろぐ。
私も甘酒などいただきながら、
ゆったりと小一時間を過ごした。
「桜の木」というギャラリーの名称。
創業者の岩関和子さん。
「花はひとときだけど幹は一年中
花を咲かせる準備をしているでしょう?」
納得。
そのあと玉生さんと二人、
銀座大志満(おおしま)へ移動。
加賀料理の店。
個室をとってもらって、
4人のディナー。
玉生さんと㈱True Dataのお二人。
そして結城義晴。
前菜はカラフル。
右上がかぶら寿司、
その隣は芹とあん肝の有馬煮。
芹が入っているのは、
今日が七草だからだろう。
吸い物、造り盛り合わせに続いて、
煮物は治部椀(じぶわん)。
囲炉裏の鍋で煮た加賀の伝統的な家庭料理。
生わさびが乗っていて、
それをほぐして食べる。
焼物は金目鯛の味噌漬け。
酢の物は牡蠣の蒸篭むし。
そして食事は、
炊き込みご飯か、七草粥かを選ぶ。
迷わず鯛の炊き込みご飯。
デザートはメロン。
酒はエビスビールと森伊蔵のロック。
正月明けから大満足。
ブランチを七草粥で済ました甲斐があった。
食事の間も、
True Dataのマザーズ上場を話題に、
思い出話や将来の話に花が咲いた。
とくに玉生さんが、
プラネットを創業して、
軌道に乗せる物語は一冊の本になる。
池井戸潤あたりが書けば、
ドラマや映画になる。
私もドラッカーのコミュニケーションなど、
いろいろと話した。
左から越尾由紀さんと島崎尚子さん。
二人ともTrue Dataの執行役で、
このゼブラ企業の推進力となっている。
玉生さんが二人を労う食事会。
結城義晴はご相伴に与ったかたち。
実に豊かなひと時だった。
しかしTrue Dataは、
これからの会社です。
まだまだ信じられないくらいの成長を見せる。
そして玉生さんのTrue Dataへの思い入れは、
プラネットを創業したときに劣らない。
玉生弘昌のビジネスの一方の夢が、
True Dataであり、
その流通産業への貢献である。
朝日新聞一面「折々のことば」
今年の元旦の第2250回。
失敗が許されること
それが自由です
〈地曳(じびき)いく子・槇村(まきむら)さとる〉
地曳はスタイリスト、槇村は漫画家。
共著『ババアに足りないのは愛!』より。
「お正月は、初詣に出初め、書き初め。
何事もあらためて
まっさらの気持ちで始められる」
そうそう、正月は「まっさら」から始まる。
「同じように、
失敗しても一からやりなおせるのが、
ほんとうに豊かな社会」
「失敗すると再起不能になるなら、
心は萎縮する」
正月は「去年のことは全部、
なかったことにしよう!」が可能だ。
それが自由だ。
豊かな社会だ。
そして失敗は、
「うまくいかない道の発見なのだ」
拙著『Message』に書いた。
――「敗者復活」の土壌は、
社会には必ず存在する。
「敗者復活」の制度も、
会社には用意されていなければならぬ。
それが、挑戦や進歩を
生み出すものだからだ――。
株式を公開しても、
「失敗してはいけない」わけではない。
「失敗したら再起不能」にはならない。
失敗はうまくいかない道の発見である。
その失敗のすぐ隣に、
成功が影を潜めている。
〈結城義晴〉