「新店ドラ」
おかげさまで、
次々にご注文をいただいています。
感謝します。
宮本洋一ブルーチップ㈱社長からは、
大量に注文が届いて、
そのなかの一部には、
私のサインを求められた。
大相撲の関取ならば、
手形でいいけれど、
私のサインは筆で書く。
だから可能な限りですが、
それなりに応じます。
さて私は関西4日目。
昨日から神戸市。
JR西明石駅のホテルに宿泊。
朝5時半に迎えの車が来て、
まだ暗い中を、
ロピア神戸岩岡店へ。
6時前に到着。
オープンは10時。
早めに店に着いたのは、
オープン恒例の賄(まかない)をいただくため。
福島道夫関西ロピア社長率いる賄チームが、
前日から仕込みをして、
朝4時から調理にかかり、
全員分を作ってくれた。
応援者や挨拶に訪れた取引先も、
すべての関係者が賄を食べる。
オープン初日定番メニューはカレー。
分厚いステーキ肉が入っている。
ローストビーフやサラダ、漬物、
ダイコンの煮物、スープ、
スムージー、デザートまでついている。
大満足。
店内では淡々と開業準備が進む。
ピーター・ドラッカー。
「いい工場は静かだ」
仕切るのは㈱関西ロピアの佐藤博和さん。
関西ロピアの営業本部長執行役員。
訓示やスピーチもなく、
実にシンプル。
接客七大用語唱和も中止した。
朝礼が終わると、
各部門がそれぞれの売場に散って、
オープン前の最終確認。
部門チーフが仕切る。
日が昇ってきて、
店の外観が見えてきた。
神戸岩岡店はパチンコ店の2階に出店する。
施設自体はホームセンターのコーナンの物件。
コーナンが撤退した後、
1階を延田エンタープライズ に賃貸し、
パチンコ&スロット、ゲームコーナーの店になった。
もともとホームセンター仕様のため、
施設は天井も高く、
エスカレーターやエレベーターもある。
設備環境は整備されている。
しかも駐車場は店舗前面と側面、
さらに施設の2階、3階にもあって、
台数も十分確保されている。
パチンコ店の2階と聞いて、
少し心配していたが、
この物件はとてもいい。
徐々にでき上がっていく売場を、
確認しながら撮影して回る。
各部門最後の売場づくりの仕上げに入る。
青果部門のオープンの目玉はイチゴ。
20品種ほどをずらりと並べる。
顧客はその青果売場の作業を見ながら、
楽しみに待っている。
ロピアのオープン日には必ずやってくる、
追っかけの顧客もいる。
2階の駐車場に待機スペースが設けられ、
9時過ぎには100人以上の行列ができる。
その先頭のところの店舗入り口では、
ロピア専用のエコバックを販売。
値段は1000円だが、バッグの中に
次回利用できる1000円の券が入っている。
だから実質無料。
次から次へ顧客がやってきて
開店時間は30分繰り上げることになった。
そしてオープン。
カートにカゴを3つも4つも積んで、
ワクワクしながら店に入ってくる。
オミクロン感染の拡がるなか、
入場制限をしつつ、お客を入店させる。
買物を終えた人たちを横目に、
入店するのを待つロピアファンたち。
神戸岩岡店の成果を確認しつつ、
私は周辺の店を視察した。
兵庫県加古郡稲美町にある、
マックスバリュ稲美店。
ロピアから車で5分ほどにある。
この店は影響を受けた。
さらにハローズ東加古川店。
ロピアからは車で20分ほど。
ハローズは良い状態の店をつくっていて、
商圏も異なるためロピア開業の影響はない。
再び店に戻って、
福島さんとディスカッション。
福島さんに贈った言葉は、
「頭は冷やせ、心は燃やせ」
神戸岩岡店開店、おめでとう。
岩岡店はこれまでの開業とは、
ずいぶん異なる点が多い。
福島さんをはじめ、
幹部たちのイノベーションへの挑戦が、
随所に現れている。
都心の人口密集地への出店から、
地方の郊外への出店。
競争相手も靴のヒラキやイズミヤ、
マックスバリュ西日本、トーホーストアと、
これまでとはかなり異なっている。
ホームセンターや商業集積への出店から、
パチンコホールの2階への出店。
そして食品専門スーパーマーケットから、
雑貨部門の新設へ。
その成果と評価は、
月刊商人舎2月号でご披露する。
乞うご期待!!
〈結城義晴〉