立春が過ぎて、
ちょっとだけ暖かくなってきた。
午前中に来客。
全国セルコグループ運営本部、
協同組合セルコチェーン幹部のみなさん。
理事長の井原實さんと、
専務理事の稲田雄司さん。
管理部部長の向川裕之さん。
並んで写真。
私の隣から井原さん、稲田さん、
そして向川さん。
セルコチェーンは60周年を迎えた。
昭和37年、1962年の発足。
この年には、
林周二『流通革命』が世に出た。
同じ年に倉本長治は、
『チェーンストアへの道』を上梓した。
もうそれから60年。
このタイミングで昨年6月に、
井原さんがセルコチェーン理事長に就任。
稲田さんが専務理事に就任した。
大役を担うことになる。
井原さんは、
㈱与野フードセンターの社長・会長を歴任し、
現在は名誉会長。
全国セルコの活動に熱心で、
ずっと副理事長を務め、
このたび佐伯行彦理事長のあとを継いで、
トップに就任した。
井原さんはセルコグループホームページに、
毎月、理事長コラムを書いている。
1500字くらいの文章だが、
セルコチェーンの方針や、
スーパーマーケット、
ボランタリーチェーンのことが、
丁寧に記されている。
稲田さんは、
三井食品㈱常務執行役員だったが、
セルコ専務理事へ転身。
コーネル大学RMPジャパンでは、
2010年度の「奇跡の第二期生」。
同期には成城石井社長の原昭彦さん、
ベルジョイス社長の澤田司さん、
道南ラルズ社長の土手光三さん、
シジシージャパン専務の藤井淑生さん、
平和堂常務の夏原陽平さん、
関西スーパー常務の柄谷康夫さんなどなど、
凄い連中が揃っている。
セルコチェーンの歴史から、
平富郎さん、佐伯行彦さんのこと、
正野三郎さんのこと、
さらにセルコの研修施設のことや、
モンゴルからの研修生のことなど、
1時間ほど話し合った。
これは一度、何か、
記録に残しておかねばならないと思った。
私は5月から、
機関誌の「セルコレポート」に、
連載を書くことになった。
よろしくお願いしたい。
私はそのあと、
夜中まで原稿執筆と校正、責了。
月刊商人舎2月号、
遅れに遅れた。
それでも書きたいこと、
書かねばならないことを、
手を抜かず、書く。
それが私のやり方。
お許しください。
さて、北京冬季オリンピック。
男子フィギアスケート。
羽生結弦。
ショートプログラムでアクシデント。
リンクにできた氷の穴にエッジがはまって、
冒頭の4回転サルコーが1回転になってしまった。
結局、得点は95.15で8位。
羽生のコメント。
「なんか氷に嫌われちゃったな」
不運はある。
「一日一善だけじゃなくて
もう本当に
一日十善ぐらいしないと
いけないのかな」
この切り替えは良い。
フリー演技では、
決死の覚悟でクワッドアクセルに挑むだろう。
五輪では誰も成功させたことのない4回転半だ。
メダルに届かないかもしれないが、
羽生結弦は「記憶に残る試技」に挑む。
それがむしろ、
ワクワクさせてくれる。
さて商人舎流通スーパーニュース。
ワークマンnews|
第3Q売上高1260億円・経常利益231億円・総店舗935店
㈱ワークマンの2022年3月期第3四半期決算。
売上高1259億6300万円、
営業利益225億8500万円、
経常利益230億5300万円。
営業利益率はなんと17.9%、
同経常利益率は18.3%。
12月31日時点の営業店舗数は、
47都道府県下に合計935店舗。
フランチャイズは33店増の894店舗、
直営店は4店減の41店舗。
ワークマンプラス363店舗、
#ワークマン女子11店舗、
ワークマンプロ1店舗。
それ以外がレギュラーのワークマン。
利益率の高さは、
第1にフランチャイズチェーンであること。
第2に秀逸のプライベートブランドがあること。
そして第3にフォーマット開発。
それにしても営業利益18%。
すごい。
ただし、
1人の顧客が1000円買ってくれたら、
ワークマンでも利益は180円である。
1万円ならば1800円。
スーパーマーケットで、
たとえば営業利益3%の店ならば、
1000円のお買い上げで利益30円。
客単価3000円でも利益は90円。
それが商売だ。
1人当たり90円の利益をいただいて、
1日2000人の客数ならば18万円の営業利益。
それが商売だ。
この積み重ねが経営である。
Retail is Detail.
サム・ウォルトンは、
小売業は「利益も細かいし小さい」と、
言いたかったに違いない。
〈結城義晴〉