結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年04月13日(水曜日)

ファベックス訪問と「リフィル処方箋」普及の壁

東京ビッグサイト。
IMG_21902

4月13日、快晴。
IMG_E21922

チューリップが植えられている。
IMG_21942

東京国際展示場。
IMG_21962

ファベックス2022をはじめ、
6展示会が合同開催されている。
IMG_21982
・第25回ファベックス2022
・第19回デザート・スイーツ&ベーカリー展
・第1回お米未来展2022
・第10回食品&飲料OEMマッチングEXPO
・プレミアム・フードショー2022
・第59回麺産業展

そのビッグサイト東4・5・6ホール。
IMG_21993

ファベックスは、
The World Food & Beverage Great Expo。
もともとはフード&ベバレッジでスタートしたが、
惣菜やデリの展示会として成長した。
日本食糧新聞社主催。
IMG_22012

新型コロナ感染第七波の兆しが見えているが、
それでも初日1万2481名の来場者。

盛況だった。
IMG_22182

全体を通してみると、
エコロジーが大きな潮流となっている。IMG_22032

そしてヘルス。
IMG_22043

プレミアム・フードショー2022。
IMG_22092

オーガニックを大テーマとしている。
IMG_22102

特別セミナーも大盛況だ。
IMG_22062

それを主催するのが秋元一宏さん。
一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン代表理事。IMG_22072
秋元さんから声をかけていただいた。

アシエットデセール・コンテストの開催中。
デセールはフランス語のデザート。
氷菓を使ったデセールの腕を競うコンテストだ。IMG_22122

第一次審査を勝ち抜いた出場選手12名。
会場で実演しながら腕を競う。IMG_22132

日本惣菜協会も出展している。IMG_22142

惣菜・弁当グランプリ。
全国各地の選りすぐりのアイテムの中から、
金賞・優秀賞などが決定した。
IMG_22172

日本食糧新聞社の販売コーナー。IMG_22282

私の近著も展示してくださった。IMG_22192

最後に杉田尚日本食糧新聞社社長と写真。IMG_E22262
ありがとうございました。

帰りはレインボーブリッジを通った。IMG_22402
ファベックスが始まったころ、
私は㈱商業界の編集担当取締役だった。
私はフランスのSIALの専門委員だった。

だからファベックスから、
ちょっと相談を受けたこともあった。

それが四半世紀を経て、
これだけの展示会になった。

うれしい限りだ。

展示会はこれから、
プラットフォーム機能を高めていく。
リアルのプラットフォームである。

コロナとウクライナが決着すれば、
未来は大きく開けている。

さて、食べ物ではなく薬の話。
「リフィル処方箋」
「refill」は詰め替え、お代わりの意味。

欧米の医薬治療では、
当たり前のことだが、
一枚の処方箋でお代わりできる。
つまり一枚で何度も薬を買うことが出来る。

それが病人や患者にとっては大いに助かるし、
ドラッグストアの成長の原動力にもなった。

日本でもこの4月1日から導入が始まった。

その「リフィル処方箋」が普及の壁に直面している。

原因は明白だ。

医師が発行を認めない。

日経新聞が記事にした。

医師たちには、
薬剤師に患者の健康管理を委ねることへの、
抵抗がある。

自分の領域を侵害されたと考える。
なによりも医師の収入が減る。

記事は指摘する。
「医師の診察を盾に制度が骨抜きになれば、
患者の利便性は置き去りにされかねない」

2022年度の診療報酬改定で導入が決まった。
最大3回まで繰り返し使える。

従来の処方箋の有効期限は、
原則4日間で1回限りしか使えない。

私も処方箋をそのままにして1週間ほどしたら、
もう使えなくなった経験がある。

だからもう一度医者に依頼して、
処方箋を書いてもらった。

薬がなくなったら、
医師の診察を受けて処方箋を出してもらう。

薬をもらうためだけに通院するのが「お薬受診」。
リフィル処方の導入によって、それが減る。

政府の発表では、
110億円程度の医療費抑制効果がある。

コロナ下でテレビによく出たのが、
日本医師会の中川俊男会長。
3月27日の内部の会合で発言している。
「処方から投薬に至るまでの責任は医師にある」
そしてリフィル処方箋の利用に対しては、
「慎重に判断いただきたい」

厚生労働省も腰砕けだ。

私の場合は、
2カ月に1回、血液検査をして、
主治医の先生とよく話をする。
他の疾患に関しても相談したり、
面倒を見てもらったりする。

しかし社会全体で見れば、
リフィル処方箋方式は必須である。

この問題は病人や患者のために、
見過ごしにはできない。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.