今日は夏至。
英語では、
“the longest day of the year”。
あるいは難しい言葉だが、
“the summer solstice”。
どうもしっくりこない。
日本語の「夏至」。
いいなあ。
しかし、ザ・ロンゲスト・デイ。
なんだか得をした気分だ。
毎年、思う。
沖縄は昨日、梅雨明けした。
梅雨明けの翌日が夏至というのは、
もっと得をした気分。
沖縄の人たちにも、
観光客たちにも、
お得感が膨らんだはずだ。
沖縄はあくまで快晴がいい。
私はさまざまな仕事が、
うまくいっている。
私が関係している仕事も、
なぜかうまく運んでいる。
結城義晴のバイオリズムが、
いい周期に入っているのか。
ただしバイオリズムは、
自分でつくらねばならないと思う。
今日は午前中、東京小平。
第一屋製パン㈱の取締役会。
畑のトウモロコシ。
雄穂が先に咲いて、
真っ直ぐに伸びる。
梅雨は植物を育てる。
会社にとっても梅雨の時期がある。
そのあと、会社は伸びる。
必ず。
一方、イオンモール幕張新都心では、
報道向けの記者会見。
トップバリュの価格対応。
会見場は、
イオンスタイル幕張新都心店。
流通スーパーニュース。
イオンnews|
PB「トップバリュ」3品目除き7月以降も価格据え置き
売場ではテレビメディア向けに、
記者会見が行われた。
その模様は夜のテレビ朝日で、
「報道ステーション」のトップを飾った。
土谷美津子トップバリュ㈱社長を、
テレビカメラが取り囲んだ。
13時からは2階のラウンジで、
新聞・雑誌向けの記者会見。
月刊商人舎はこちらに参加。
森常之さんと和田浩二さんによる記者会見。
森さんは副社長戦略本部本部長(左)、
和田さんは取締役マーケティング本部本部長。
和田さんは、
コーネル大学ジャパンの伝説の第1期生。
当時はデーモンワールドワイドインクで、
トップバリュをサポートしていた。
現在はトップバリュ㈱に移籍して、
そのマーケティング本部長。
価格維持の具体的な取り組みについて、
適切な説明をしてくれた。
土谷社長はテレビの撮影が済んでから、
売場で記者の質問に答えてくれた。
イオンは昨2021年9月13日から、
食料品約3000品目の価格を据え置いた。
もちろんトップバリュである。
さらに今年2022年1月1日からは、
日用品など約2000品目を加えて、
食料品・日用品約5000品目を、
6月末まで価格凍結した。
原材料とガソリンなどの高騰から、
さまざまな商品が値上がりするなか、
イオンの7月以降の対応に、
注目が集まっていた。
それをイオンは企業努力によって、
引き続き、現状の価格を維持する。
ただし3品目だけは、
10円~40円値上げする。
いずれもトップバリュベストプライス。
⑴マヨネーズ
⑵ノンフライ麺
⑶外箱を省いたティッシュペーパー
売場では「満足品質」の大きなPOPで、
トップバリュアイテムをボリューム展開する。
この間の価格据え置きも奏功して、
トップバリュの売上げは、
2桁増で推移している。
アイテムによっては5割増である。
甘いものに塩を加えると、
さらに甘くなる。
あくまでも結果としてではあるけれど、
イオンの3品目の値上げは、
価格凍結の中の「塩」となった。
日経新聞電子版。
イオンを支え、
イオンにささげた
「チーちゃんの一生」
編集委員の田中陽さんが、
書いてくれた。
田中さんにしか書けない、いい記事だ。
5月20日に永眠された、
小嶋千鶴子さんの短い評伝である。
ごく親しい人たちからは、
「チーちゃん」と呼ばれた。
私からも田中さんに感謝したい。
ありがとうございます。
リンクを張っておいたので、
記事は日経電子版で読んでください。
トップバリュ社長の土谷美津子さんも、
小嶋千鶴子さんの「作品」の一つだ。
すばらしい。
月刊商人舎4月号。
土谷さんに大いに語ってもらった。
イオン価格凍結宣言の「内側」
その[結城義晴の述懐]
最後のところに書いた。
「1980年の”ダイエー価格凍結宣言”は
中内㓛さんが自ら先頭に立って断行した。
渥美俊一先生もそれを後押しした。
2022年の”イオンの価格凍結宣言”は
土谷美津子が現場を掌握しながら、
伸びやかに、柔らかく、
粘り強く展開されている」
それが今日の記者会見である。
イオンの価格据え置き、
いい展開を見せている。
バイオリズムとは、
自分でつくるものだ。
〈結城義晴〉