プロ野球読売ジャイアンツ。
新型コロナウイルス陽性判定者は、
選手41人を含む67人となった。
支配下選手は69人だから、
41人は59.4%。
ひとつの組織の6割の人間が、
感染したということになる。
22日からの中日対巨人3連戦は延期。
これで巨人軍の前半戦は終了。
「借金5」、つまり5つの負け越し。
Bクラスで折り返す。
全国のコロナ陽性確認は、
過去最多の18万6246人となった。
35都府県で最多を更新。
1日での陽性判明者数は、
東京都が3万1878人。
大阪府は2万2047人。
愛知県1万3326人、
埼玉県1万0823人、
福岡県1万0752人。
最も少ない鳥取県でも573人。
これで国内で感染が確認された人の累計は、
1081万6840人。
ネットを見ると、
騒ぐな騒ぐなといった声もある。
しかし小売業、サービス業は、
顧客を迎える商売だ。
神経を使わずにはいられない。
緊張は続く。
今日は千葉県船橋市へ。
JR船橋駅前にある会議室で、
㈱ロピアの千葉・埼玉営業本部
チーフ研修。
今日と明日の2日間、行われる。
講師は結城義晴。
朝9時から夕方6時まで、
9時間の講義プログラム。
商業近代化の根本思想から始まり、
チェーンストアの本質、
業種・業態・フォーマット、
STPマーケティングとポジショニング戦略、
競争理論からコモディティ理論、
そして商品戦略の考え方まで、
一気に持論を解説した。
最後はストアコンパリゾンの手法と、
コミュニケーションのあり方。
チーフにとって必須のナレッジを、
レクチャーした。
ロピアの研修会では、
最後に理解度判定テストを行う。
どのくらい理解できているのか。
あるいは理解が不足しているのか。
テストを通して、各自が、
自分自身の理解度を測る。
それに講義中も、
学ぶ姿勢が違ってくる。
つまり成果が上がる。
もちろん、私自身にとっても、
講義内容や講義の仕方が適切だったか。
それを測る指標になる。
30分間という短い時間のテストだが、
最後までみな健闘してくれた。
最後の最後に、
理解度テストの解答を解説しながら、
最も重要な4つの設問の講義をした。
これが大事なことだ。
最後に拍手をもらった。
ご清聴を感謝したい。
1日の研修はたびたび開催するが、
1人でぶっ通しの講義をすることはない。
どなたかと分担する。
しかし今回は
ワンマン講義。
夕方、ホテルに帰って、
ちょっと休んだが、
疲れすぎて、夕食を食べられなかった。
こんなことは初めてだ。
それでも全力を尽くした満足感はある。
朝日新聞「折々のことば」
第2444回。
もっと平気で、
切実であるべきだ。
(岡本太郎)
人生、順調にいかなくても、
自分には才能もなく、
所詮(しょせん)無理だったと
引っ込んだりせずに、
「才能のないというポイントに
自分を賭ければいい」
岡本太郎は自分に対して、
あくまで謙虚だ。
太郎はパブロ・ピカソと交流した。
そしてその超天才ぶりに感嘆した。
だから謙虚になった。
「自分は芸術に取り組むときも、
“いかに才能によらない仕事をするか、
と絶望的に自分を追いつめ”てきた」
「そこでしか人間はひらかないと信じて」
「もっとまっすぐに遊べ」
太郎は人々に檄(げき)を飛ばす。
仕事に対して、
遊びの如くまっすぐに取り組む。
私は高校生のころに、
太郎著『原色の呪文』を読んで、
驚いた。
岡本太郎は自分の人生で、
分岐点に差し掛かると、
必ず困難な道のほうを選んだ。
そんな人間がいるのか。
高校生の私の人生観が変わった。
これまで、すべての分岐点で、
困難な道を選ぶことはできなかったが、
大事な時には、
難しいほうを選んだ。
それで後悔をしたことがない。
今日のワンマン講義も、
食事が喉を通らないほど疲れたが、
心から満足した。
ありがとう。
〈結城義晴〉