結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年08月02日(火曜日)

村上宗隆の5連続本塁打の快挙と政治と経営の「良きもの」

村上宗隆、22歳。
東京ヤクルトスワローズの4番。
全日本チームの4番。村上1
5打席連続本塁打。
日本新記録。

米国メジャーリーグにも出ていない記録。

日曜日の阪神タイガース戦で、
3連続本塁打を放って、
1人でゲームを勝ち切った。

そして火曜日の今日、
中日ドラゴンズ戦では、
第1打席に右翼へ会心の当たり。

新記録のかかった第2打席は、
左中間に流し打ち。murakami2
腰が据わったスイング。
身体の鋭い回転と、
ヘッドスピードの速さは、
今、球界随一。

このままメジャーに行っても、
打撃では大谷翔平に並ぶ力があると思う。

4打席連続本塁打は、
これまで13人が達成している。

読売ジャイアンツの王貞治は、
23歳の時に1ゲームで4連続本塁打を放った。

私がよく覚えているのは、
阪神タイガースのランディ・バース。
1986年の横浜大洋ホエールズ戦。
2試合にわたる快挙だった。

その前年の1985年。
吉田義男監督のもと、
セリーグで優勝し、
パリーグの西武ライオンズを破って、
日本一になった。

1番に真弓明信がいて、
バース、掛布雅之、 岡田彰布が、
バックスクリーン三連発を放った年だ。

王とバース以外にも、
日本人打者では、
セリーグの青田昇、松原誠、
高木守道、谷沢健一、
パリーグの長池徳二、醍醐猛夫、羽田耕一と、
4連続本塁打を打ったスラッガーがいる。

それらを抜き去って、
5打席連続本塁打。

村上は今、どんな球でも、
スタンドに打ち込む境地にいるのだろう。

今やかの三つのベースに人満ちて
そゞろに胸のうちさわぐかな
〈正岡子規〉

今日は午前中、自宅で原稿書きをし、
午後から横浜商人舎オフィス。

月刊商人舎8月号の執筆と入稿。

夕方の7時半ごろから、
雷が鳴り始めた、と思ったら、
横浜港で花火が上がっていた。

それほどオフィスから港は近いのです。minatomiraihanabi1

今日はみなとみらいスマートフェスティバル。
そのフィナーレを飾る花火。みなとみらい花火3

6月2日の開港記念日の花火と、
今日のみなとみらいの花火。

横浜の名物。
みなとみらい花火2

商人舎オフィスのビルの10階に上がると、
ビルの間に花火が見えた。IMG_44062

港まで行って見るのがいいけれど、
仕事の合間だからこれも良し。IMG_44082

10分ほど眺めていた。IMG_44192

横浜の花火はなぜか、
商人舎の締め切りに重なる。

不運だが不満ではない。IMG_44212
それでもちょっとだけ、
花火を楽しんだ。

ありがとう。

今日の商人舎流通SuperNewsから。
アクシアルnews|
第1Q売上高609億円1.3%増・経常利益13.3%減の増収減益

アクシアルリテイリング㈱。
第1四半期は売上高608億7200万円、
前年同期比1.3%増。
営業利益24億1300万円で17.5%減、
経常利益25億8500万円で13.3%減。

増収減益でも、
営業利益率4.0%、経常利益率4.2%。

水準を超えている。
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売上総利益率(粗利益率)は28.8%。
前年同期比で0.2ポイント減。

買い上げ点数は、
既存店で1.1%減、全店では1.3%減。
商品や原材料の仕入価格上昇で、
販売価格改定をした。
それが影響した。

ここは踏ん張りどころだ。

安易な安売りで集客増を狙わず、
辛抱しながら顧客の信頼を積み上げ、
利益を確保する。

利益にストイックになる時だ。
これは日本中のスーパーマーケットに、
今、共通する哲学のようなものだ。

4月にフレッセイ朝日町店が、
群馬県前橋市にオープン。
売場面積1996㎡。

5月に原信安曇野店が、
長野県安曇野市に売場面積2267㎡で開業。

どちらも訪れてみたい店だ。

朝日新聞「折々のことば」
第2456回。

「何のために」、
「何を」ということが、
いろいろに考えあわされる、
大きなつながりのうちで、
人を動かし、物を動かすこと
(田中美知太郎『哲学入門』から)
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「それが”治国の術”としての政治だ」

「政治とは”よきもの”の実現、
つまりは”最善のことを工夫する”技術であり、
“人間が人間を、どう取り扱うか”の技術である」

この政治は「経営」に置き換わる。

「だから現代の科学技術と同じく、
そのための手段や機構が、
人とのつながりを離れて動きださぬよう
注視しなければならない」

故田中美知太郎は、
ソクラテス・プラトン研究の第一人者。
京都大学名誉教授。

「良きもの」の実現。
最善のことを工夫する技術。
人間が人間を、どう取り扱うかの技術。

これはすなわちマネジメントそのものである。

野球にもアクシアルにも、
マネジメントは必須である。

〈結城義晴〉

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