村上宗隆、22歳。
東京ヤクルトスワローズの4番。
全日本チームの4番。
5打席連続本塁打。
日本新記録。
米国メジャーリーグにも出ていない記録。
日曜日の阪神タイガース戦で、
3連続本塁打を放って、
1人でゲームを勝ち切った。
そして火曜日の今日、
中日ドラゴンズ戦では、
第1打席に右翼へ会心の当たり。
新記録のかかった第2打席は、
左中間に流し打ち。
腰が据わったスイング。
身体の鋭い回転と、
ヘッドスピードの速さは、
今、球界随一。
このままメジャーに行っても、
打撃では大谷翔平に並ぶ力があると思う。
4打席連続本塁打は、
これまで13人が達成している。
読売ジャイアンツの王貞治は、
23歳の時に1ゲームで4連続本塁打を放った。
私がよく覚えているのは、
阪神タイガースのランディ・バース。
1986年の横浜大洋ホエールズ戦。
2試合にわたる快挙だった。
その前年の1985年。
吉田義男監督のもと、
セリーグで優勝し、
パリーグの西武ライオンズを破って、
日本一になった。
1番に真弓明信がいて、
バース、掛布雅之、 岡田彰布が、
バックスクリーン三連発を放った年だ。
王とバース以外にも、
日本人打者では、
セリーグの青田昇、松原誠、
高木守道、谷沢健一、
パリーグの長池徳二、醍醐猛夫、羽田耕一と、
4連続本塁打を打ったスラッガーがいる。
それらを抜き去って、
5打席連続本塁打。
村上は今、どんな球でも、
スタンドに打ち込む境地にいるのだろう。
今やかの三つのベースに人満ちて
そゞろに胸のうちさわぐかな
〈正岡子規〉
今日は午前中、自宅で原稿書きをし、
午後から横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎8月号の執筆と入稿。
夕方の7時半ごろから、
雷が鳴り始めた、と思ったら、
横浜港で花火が上がっていた。
それほどオフィスから港は近いのです。
今日はみなとみらいスマートフェスティバル。
そのフィナーレを飾る花火。
6月2日の開港記念日の花火と、
今日のみなとみらいの花火。
横浜の名物。
商人舎オフィスのビルの10階に上がると、
ビルの間に花火が見えた。
港まで行って見るのがいいけれど、
仕事の合間だからこれも良し。
10分ほど眺めていた。
横浜の花火はなぜか、
商人舎の締め切りに重なる。
不運だが不満ではない。
それでもちょっとだけ、
花火を楽しんだ。
ありがとう。
今日の商人舎流通SuperNewsから。
アクシアルnews|
第1Q売上高609億円1.3%増・経常利益13.3%減の増収減益
アクシアルリテイリング㈱。
第1四半期は売上高608億7200万円、
前年同期比1.3%増。
営業利益24億1300万円で17.5%減、
経常利益25億8500万円で13.3%減。
増収減益でも、
営業利益率4.0%、経常利益率4.2%。
水準を超えている。
売上総利益率(粗利益率)は28.8%。
前年同期比で0.2ポイント減。
買い上げ点数は、
既存店で1.1%減、全店では1.3%減。
商品や原材料の仕入価格上昇で、
販売価格改定をした。
それが影響した。
ここは踏ん張りどころだ。
安易な安売りで集客増を狙わず、
辛抱しながら顧客の信頼を積み上げ、
利益を確保する。
利益にストイックになる時だ。
これは日本中のスーパーマーケットに、
今、共通する哲学のようなものだ。
4月にフレッセイ朝日町店が、
群馬県前橋市にオープン。
売場面積1996㎡。
5月に原信安曇野店が、
長野県安曇野市に売場面積2267㎡で開業。
どちらも訪れてみたい店だ。
朝日新聞「折々のことば」
第2456回。
「何のために」、
「何を」ということが、
いろいろに考えあわされる、
大きなつながりのうちで、
人を動かし、物を動かすこと
(田中美知太郎『哲学入門』から)
「それが”治国の術”としての政治だ」
「政治とは”よきもの”の実現、
つまりは”最善のことを工夫する”技術であり、
“人間が人間を、どう取り扱うか”の技術である」
この政治は「経営」に置き換わる。
「だから現代の科学技術と同じく、
そのための手段や機構が、
人とのつながりを離れて動きださぬよう
注視しなければならない」
故田中美知太郎は、
ソクラテス・プラトン研究の第一人者。
京都大学名誉教授。
「良きもの」の実現。
最善のことを工夫する技術。
人間が人間を、どう取り扱うかの技術。
これはすなわちマネジメントそのものである。
野球にもアクシアルにも、
マネジメントは必須である。
〈結城義晴〉