山形のみなさん、
新潟のみなさん、
豪雨と河川の氾濫、
お見舞い申し上げます。
東北・北陸の線状降水帯発生。
初めてのことだとか。
しかし極端気象の今、
これも当たり前のこと。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
小売業、サービス業、
そして消費産業は、
人々の暮らしを全力で支えてほしい。
お願いします。
一方、台湾海峡。
中国が「脅し」をかけている。
台湾本島を取り囲むように、
6カ所の海空域で「重要軍事演習」を強行した。
今後は台湾近海での軍事演習を、
常態化させていく腹積もりのようだ。
演習ポイントは、
台湾本島に極めて近い場所で行われ、
台湾の領海と領空の一部も含まれる。
まるでいじめっ子たちが、
ひとりのいじめられっ子を取り囲んで、
いじめているようだ。
ヤ〇〇が堅気衆を取り囲んで、
威圧をかけているごとしである。
ほんとうに情けない。
許せない。
さらに中国発射の弾道ミサイル5発が、
日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。
これにもきっぱりとして抗議をし、
国際世論に上手に、堂々と訴えるべきだ。
国際世論を味方にする。
それができる日本にならねばいけない。
さて私は今日も、
午前中は自宅で原稿執筆。
午後、横浜商人舎オフィスに出て、
原稿手直しや入稿。
今週はずっとアロハで失礼。
夏ですから。
「セルコレポート」8月号が届いた。
私の連載は、
「艱難は商人を鍛える」
第4回目は、
「伊藤雅俊の信頼と誠実」
イトーヨーカ堂創業者、
伊藤雅俊さんのことを書いた。
伊藤さんが、
「会社の歴史で一番思い出されること」
それは1948年ごろ、
その後の成長の礎となった千住店を、
お金がない中で何とか購入した時のこと。
一方、2020年5月14日、
セブン&アイは米国スピードウェイを買収した。
結城のコメント。
「私はひそかに、伊藤さん一家が
72年前の1948年に
千住店を買ったときのことを
思い浮かべていました。
あのときも途方もない資金を費やして、
その後の成長を獲得したのでした」
伊藤さんの述懐。
「商人として一番大事なことはお金ではなくて、
やはり”誠実さ”ということになるのではないかと、
つくづく身をもって体験したのです」
創業100年の変化の中で、
伊藤さんが一貫してきたものは、
「信頼と誠実」なのだ。
ご一読のほどを。
この連載は3000字ほどだが、
毎回、ずいぶん時間をかけて、
資料を掘り出して執筆している。
いずれ単行本になるかもしれない。
さて今日の商人舎流通SuperNewsから。
ベルクnews|
食品スーパーのDX加速を目指し「Belc Digital Lab」始動
㈱ベルクの原島一誠社長。
御父上とは親しかったが、
現社長もとてもポジティブだ。
「Belc Digital Lab」を始動する。
目的はDXを加速させること。
そのために、優れた技術を持つ、
異業種・異分野の企業団体と連携して、
「オープンイノベーションを目指す」
これまでも「スマベルク」の導入など、
積極的な取り組みをしてきた。
これはセルフサービスレジである。
原島社長のコメント。
「ベルクの店舗を“実験場”として捉え、
一緒にDXに向けた実証実験をすすめ、
“Belc Digital Lab”から
新しい時代を生み出していきましょう。
どんな“化学反応”が起こるのか
今から楽しみです」
DXに関しては、
他者への丸投げは最悪だ。
かといって内製化できるものでは、
断じてない。
「オープンイノベーション」のために、
プラットフォーム機能をつくる。
それをベルクはやろうとしている。
原島一誠、44歳。
若さがこの時代を切り開く。
頑張れ。
〈結城義晴〉