中国の大規模軍事演習。
実質的な恫喝だ。
台湾の蔡英文総統は、
キリリと談話を発表。
「演習は台湾海峡の現状を破壊し、
われわれの主権を侵すだけでなく、
インド太平洋地域に高度の緊張をもたらし、
海運と空運の安全や国際貿易に
空前の脅威となっている」
「われわれから紛争を引き起こすことはない」
「けれど主権と安全は断固守り、
民主主義と自由の防衛ラインは堅守する」
ここがいい。
「冷静さを保って軽率な動きをせず、
理性をもって挑発を避けるが、
引き下がることは絶対にない」
引き下がることは絶対にない。
ウクライナのゼレンスキーと同じだ。
「民主主義の台湾を支持し、
一方的で非理性的な軍事行動を
共同で制止するよう国際社会に呼びかける」
「台湾海峡の平和は地域のメンバーに
共通の責任がある」
「われわれは台湾海峡両岸の
現状維持に力を尽くし、
建設的な対話にも
開放的な態度をとり続けている」
蔡英文、65歳。
ロンドン大学出身の法学博士。
民主主義の理解は、
中国総書記の習近平を、
はるかに上回っている。
習は精華大学出身の69歳。
対等な立場で話し合いをさせてみたい。
そしてそれはできるはずなのだ。
朝日新聞「折々のことば」
第2459回。
我々は先祖から
土地を受け継ぐのではない。
子どもたちから
土地を借りるのだ
(アパッチの格言)
英国の思想家R・クルツナリック。
『グッド・アンセスター』から。
「私たちが”よき祖先”であったかを
最終的に評価するのは、
未来のすべての子どもたちなのだ」
「遺産とはつまり、
“残す”ものでなく、
家族や労働者、市民
みなで”育てる”ものだ」
習近平も蔡英文も、
未来のすべての子どもたちから、
正しく鋭く評価されるのだ。
今日は月刊商人舎8月号の最終責了日。
最後の原稿はいつも、
表紙とメッセージと特集のまえがき。
それらを執筆し、
すべてを責了した。
山本恭広編集長がいてくれて、
大いに助かった。
山本さんも病み上がりで、
疲れ切ったようだ。
「おいおい、山本君」
大丈夫です。
亀谷しづえゼネラルマネジャー。
今月号もいい雑誌です。
ご期待ください。
最後に商人舎流通SuperNewsから。
サミットnews|
8/3~8/8「サミット総選挙」の公約実現セールを実施
恒例の「サミット総選挙」
7月上旬、9日間にわたって行われた。
各商品担当バイヤーが、
それぞれの公約を掲げて立候補し、
顧客は店頭とWEBで投票。
投票総数は3万8553票。
3つの選挙が行われた。
「総菜総選挙」
「サミットでしか買えない商品総選挙」
「ベーカリー総選挙」
それぞれにユーモアたっぷりの候補たちが、
お買い得の公約アイテムを発表し、
当選した商品が、
「公約実現セール」として、
大展開される。
日本のスーパーマーケットを、
楽しくする。
そのために自分たちが楽しんでいる。
そしてサミットという会社そのものが、
この総選挙で公約を果たしている。
中国にもこういった総選挙が必要だ。
未来の子どもたちはそれを望んでいる。
〈結城義晴〉