朝、東海道新幹線で、
新横浜から東京へ。
乗り換えて、
上越新幹線で高崎へ。
高崎名物の達磨。
駅前でレンタカーを借りて、
車で20分ほどで前橋。
パワーモール前橋みなみ。
核店舗は、
ベイシアスーパーセンターと、
カインズ、ベイシア電器。
道路を挟んだ向かい側に、
コストコホールセール前橋倉庫店。
さらに2024年にはその隣に、
店舗面積1万㎡のイケアが出店する。
その核店舗は、
ベイシアスーパーセンター。
ベイシア流のスーパーセンターは、
すでに完成している。
アパレルが進化した。
ちょっと驚いた。
ワークマンプラスの成功が、
同じグループのベイシアに、
影響を与えているに違いない。
隣接して、
カインズ。
こちらは、
ホームセンター業界トップ。
規模も技術も。
作業服の品揃えと商品は最高レベル。
ホームセンターとして、
アパレルが圧倒的にいい。
すべての業態に、
フードとアパレルは必要だ。
最後に自撮り。
さらに、
ツルヤ前橋南店。
敷地内にはマツモトキヨシ。
月刊商人舎2021年1月号の[特別企画]
ツルヤ「群馬前橋の陣」
キャズム期の競争が求めるもの
ご好評をいただいた特別企画だった。
1年半ぶりに訪れたが、
やはりツルヤは、
日本のスーパーマーケットが、
モデルとして真剣に学ぶべき店だ。
私の確信は変わらなかった。
前橋をあとに、
高崎にもどって、
上越新幹線で大宮へ。
そこから東北新幹線に乗り換えて、
今度は宇都宮へ。
駅に直結するデッキを東口へ。
新幹線改札から約300m。
UtsunomiyaTerrace(ウツノミヤテラス)。
「宇都宮駅東口地区整備事業 」で誕生。
住友商事の商業施設だ。
カンデオホテルズ宇都宮が併設されている。
さらにこの秋の11月には、
隣接して「ライトキューブ宇都宮」が開業する。
「大型交流拠点施設」と言われるが、
会議中心型コンベンションセンター。
ウツノミヤテラスの1階に、
ヨークベニマルがオープン。
2階は専門店のモール。
アイココチはカワチ薬品の、
ヘルス&ビューティーケア特化店舗だ。
餃子の宇都宮みんみん。
地元物産店のトチギマーケット。
レストスペース。
エスカレーターで1階に降りる。
商人舎流通スーパーニュース。
ヨークベニマルnews|
ヨークベニマル宇都宮テラス店(530坪)8/26開店
取材を受け付けないと言うので、
午後になってしまったが、
高崎から大回りでやってきた。
ヨークベニマルの「都市型店舗」。
売場面積は530坪。
そのオープンの日で、
顧客が押し寄せたが、
土曜・日曜はおそらく、
入場制限をしなければならないだろう。
ヨークベニマルらしい店づくりで、
丁寧に管理されている。
けれど私は、
郊外型のベニマルのほうが好きだ。
和牛やマグロは、
「半額」のセールを採り入れていた。
9259円の和牛焼き肉セット。
3500円のローストビーフ。
5800円のウナギ。
いずれも1パック単価で、
これがレジで半額になる。
私の言う「享楽円」狙いだ。
ただし「享楽円」マーケティングは難しい。
高質で高額な商品を売ればいい、
というわけではない。
ここには落とし穴があるし、
条件があるのだ。
「禁欲円」との組み合わせも必須だ。
内容は今、構想している単行本で、
明らかにする予定だ。
一方、オープニングプライスと銘打って、
1パック2000円の和牛焼肉セットや、
1000円のアメリカンビーフも販売される。
ただしこの「レジにて半額」と、
「オープニングプライス」が、
わかりにくい。
割高のイメージが、
売場全体に漂ったと思う。
顧客視点は絶対に喪失しないベニマル、
しかも修正能力は業界随一。
すぐに議論して対応するだろうが、
「都市型」を過剰に意識したのか。
それでも開店日の売上げは上々。
5000万円には届かなかったが、
4500万円を上回った。
何度も言うけれど、
私は生活圏のベニマルが好きだ。
忙しい開業の日の取材。
邪魔にならないようにする。
だから大髙善興さんや真船幸夫さんには、
ちょっと会いたかったなぁ。
来2023年の年明けには、
宇都宮駅西口前の「tonarie(トナリエ)」に、
ヤオコーがオープンする。
駅を挟んで、
ヨークベニマル対ヤオコー。
月刊商人舎では、
「宇都宮の陣」を取材するだろうけれど、
両者のポジショニング戦略は、
どう展開されるか。
同質化だけは避けなければならない。
それがポジショニングの本質なのだから。
〈結城義晴〉