台風14号。
大型で非常に強い台風。
敬老の日を含む三連休の真ん中の日曜日。
九州に上陸。
気象庁は鹿児島県に「特別警報」を発表した。
気象庁大気海洋部の黒良(くろら)龍太予報課長。
「これまで私が気象庁で働き始めてから
見たことがない」
黒良予報官は気象大学校を出て、
1982年に気象庁に入庁している。
その黒良さんの40年間で、
一番スケールの大きな台風、
「見たことがない」
どんなことが起こるか。
心配だ。
心からお見舞い申し上げたい。
そして小売業、サービス業、
そして消費産業のみなさん、
頑張ってください。
日本国は地震列島にある。
そして台風列島でもある。
心構えはできているだろう。
けれど、どんなことが起こるのか。
人の命が何よりも大切だ。
それを守ってほしい。
そのために全力を尽くしてほしい。
お願いします。
横浜も雨模様。
生暖かい空気に包まれている。
私は一日中、家の中にいた。
この1カ月は働きづめに働いた。
8月末から9月初旬。
月刊商人舎9月号の入稿のあと、
9月第1週は紀文正月フォーラムだった。
第2週はインテックス大阪で、
フードストアソリューションズフェア。
セミナー企画を担当して、
コーディネーター役も務めた。
第3週はミドルマネジメント研修会。
東京・南砂町で2泊3日の缶詰セミナー。
それらを終わらせて、
令和名人会のゴルフラウンド。
そして昨日はさいたま市・戸田市の、
店舗クリニック。
身体を酷使して、
疲れ切ってしまって、
今日は13時まで寝ていた。
夕方、ちょっと外に出たら、
もう台風がそこまで来ているような、
空模様だった。
巨大な台風を前にして、
恐れおののく私たち。
「一つぶよ」
ぼくらの まえへと つづき
そして うしろへと つづく
えいえんの じかん
ぼくらの そとがわへと ひろがり
そして うちがわへと ちぢまる
むげんの うちゅう
きりがない はてがない さいげんがない
どこまでも どこまでも どこまでも
の なかの ぼくらよ 一つぶよ
と おもうことだけは でき
それだけしか できないのだとしても
その それだけよ 一つぶよ
(まど・みちお『いわずにおれない』より)
台風という巨大な自然現象の前で、
「一つぶ」の自分を思う。
まど・みちおさん、
ありがとう。
〈結城義晴〉