久しぶりに商人舎Web会議。
猪股信吾さんとは1年半ぶりくらい。
猪股さんはWebコンサルタントであり、
商人舎の広告営業マネジャー。
そして立教大学院の結城ゼミ2期生。
実に優れた修士論文を書いた。
商人舎もポストコロナ時代に向けて、
一歩一歩変わっていく。
それは皆さんと同じだ。
山本恭広商人舎編集長、
亀谷しづえゼネラルマネジャーと、
4人で写真。
さて、商人舎流通スーパーニュース。
オーケーnews|
東大阪に店舗用地を落札/2024年に旗艦店出店予定
オーケー㈱の関西エリアでの出店用地が決まった。
東大阪市の保有する土地を入札で落札。
JRと地下鉄の高井田駅の至近。
そしてこの地は、
㈱万代の本拠地のど真ん中。
2024年前半のオープン予定。
関西エリアの旗艦店をつくる。
住所は東大阪市高井田本通7-5-1。
地積(土地の面積)は3626.35㎡。
凄い闘いが待っている。
チェーンストア各社の第2四半期報告。
ベルクnews|
第2Q営業収益1508億円・経常利益6.6%減・経常利益率4.8%
㈱ベルクの2023年2月期第2四半期決算。
収益認識に関する会計基準を適用している。
営業収益1508億円、
前年同期は1491億円。
営業利益は70億9300万円、
前年が73億9200万円だから減益。
経常利益72億7100万円で、
前年同期比6.6%減。
しかし営業利益率は4.7%、
経常利益率も4.8%。
8月末現在の店舗数は128店舗で、
手堅い経営は変わらない。
もうひとつはコンビニ。
ローソンnews|
第2Q営業収益4835億円38%増/経常289億円8.6%増
㈱ローソンの第2四半期決算。
営業総収入は4835億円(38.6%増)、
営業利益は290億円(8.6%増)、
経常利益289億5100万円(4.0%増)、
四半期純利益154億900万円(11.5%減)。
増収増益だが、純利益は減少。
国内コンビニ事業は、
営業総収入3433億円(前年同期比58.8%増)、
セグメント利益212億円(同14.4%増)。
期末店舗数は、
ローソン1万3854店、
ナチュラルローソン133店、
ローソンストア100が668店。
ナチュラルローソンの出店スピードは、
ひどく遅い。
株式公開を予定している㈱成城石井は、
営業総収入534億5700万円(0.8%減)、
セグメント利益は52億4400万円(同2.5%減)。
巣ごもり特需の反動で減収減益。
一方、セブン-イレブン・ジャパン。
第2四半期の営業収益は4468億円(前年同期比100.2%)、
営業利益は1267億円(同102.7%)。
チェーン全店売上高は2兆5885億円(同103.1%)。
店舗数は9月段階で2万1353店。
セブン-イレブンとローソン。
第2四半期の営業収益は、
4468億円と3433億円。
営業利益は、
1268億円と212億円。
利益はセブンが6倍で、
1000億円の差がある。
しかし営業収益は、
セブンが1.3倍程度で、
ローソンがずいぶん迫ってきた。
それに店頭のレベルも、
かつては失礼ながら、
天と地ほどの差があったが、
現時点でローソンが追い付いてきた。
感慨深い。
私は㈱商業界の時代、
1998年8月に食品商業臨時増刊号として、
「季刊コンビニ」を創刊した。
それまでCVSと略したり、
Cストアと呼ばれたり。
「コンビニエンスストア」は長すぎるので、
一番シンプルなタイトル「コンビニ」にした。
当時、私は食品商業編集長で、
取締役編集統括でもあった。
その2年後に「隔月刊コンビニ」になり、
さらに2002年8月に編集部として独立し、
月刊化して「月刊コンビニ」となった。
鈴木由紀夫編集長が誕生した。
私は専務取締役に就任して、
発行人となった。
山本商人舎編集長は、
その創刊メンバーだ。
だからセブンとローソンの現状は、
二人ともに感慨深い。
ファミリーマートを含めて、
コンビニは今、「鼎占」である。
このあと、どのようなプロセスを経て、
「複占」へと移行するのか。
ミッションが貫かれるか。
マネジメントレベルが高次であり続けるか。
そして加盟店の幸せを維持できるか。
ここにかかっている。
たとえGlobal10の大企業となっても、
加盟店の犠牲の上に成り立っていては、
ゴーイングコンサーンは実現されない。
〈結城義晴〉