月刊商人舎10月号、本日発刊!!
特集は、
新フォーマット続々!
アパレル/ホームセンター/家電ストア/
ワンコインストアのニューエイジ
[Cover Message]
「ワークマンプラス」の快進撃は止まらない。「職人の店ワークマン」がポジショニング戦略によって突然、「ワークマンプラス」に変貌した。そのワークマンプラスはさらに「#ワークマン女子+WORKMAN Shoes」へと「加速の加速」を見せる。
一方、9月に合併によってアークランズ㈱へと躍進したホームセンター企業は、〈スーパービバホーム+ヤマダテックランド〉の「総合生活提案スクエア」を開発して、新しい競争力を獲得しようとする。
さらにダイソーは「Standard Products by DAISO」を創造し、良品計画は「無印良品500」を出店した。こちらは「ほぼワンコインストア」の進化型である。
人々のライフスタイルは急激に変わろうとしている。感度のいいチェーンストアはそれを捉えて「新フォーマット」を続々と登場させている。
スーパーマーケットが先陣を切った「フォーマット戦略」と「ポジショニング戦略」がNon-Foods Retailerの世界に現れた。
目次。
今月はケーススタディ特集。
その店舗ケーススタディにも、
結城義晴の「分析や述懐」が入っている。
[特集のまえがき]は、
誰も書かなかった「フォーマット戦略概論」
もちろん結城義晴執筆。
私の持論をこれまでで一番短くまとめた。
ケーススタディ①は、
「ワークマンプラス」の「加速の加速」
「#ワークマン女子+WORKMAN Shoes」開発で群を抜く
ケーススタディ②
ビバモール多摩美大前のコラボ戦略
スーパービバホーム+ヤマダテックランドの「総合生活提案」
ケーススタディ③
ヤオコー八王子鑓水店「普通の店の強さ」
節約とハレのどちらにも対応できる684坪標準店
ケーススタディ④
Standard Products by DAISOの「第三の必然」
日本型バラエティストアに新標準フォーマットが登場した!
ケーススタディ⑤
「無印良品500」の「ほぼ均一価格」のインパクト
ケーススタディはいずれも、
大量の写真を使って、
ビジュアル構成になっている。
ぜひ、ご覧ください。
特集のほかは年末商戦対策の2本。
提言「複合危機」の年末年始商戦に備えよ
結城義晴
[特別寄稿]コロナ禍3年目の正月商戦総合作戦
堀内慎也
そして[Message of October]
売り方を変えれば2倍売れる!
商品は変わらなくとも、
売り方を変えれば、
売れ行きが変わる。
商品は絞り込んでも、
売り方を大きく変えれば、
売れ行きは大きく変わる。
商売は面白い。
商売は奥深い。
商売は不可思議だ。
ワークマンプラスは、
ワークマンの商品1700品目を、
320アイテムに絞り込んだ。
コンセプトを変え、
顧客ターゲットを変え、
ポジショニングを変えた。
そのうえで、
外装を変え、内装を変えた。
什器を変え、陳列を変えた。
マネキンを使い、
プレゼンテーションを変え、
別世界をつくりあげた。
それによって、
売れ行きが爆発的に変わった。
2倍売れた。
商売は面白い。
商売は奥深い。
商売は不可思議だ。
売り方を変えれば、
商品は変わらなくとも、
売れ行きが変わる。
売り方を変えれば、
商品は2倍売れる。
それこそがポジショニング戦略だ。
職人の店ワークマン。
商品そのものはまったく変えずに、
1700品目を320アイテムに絞り込んで、
看板を変え、店づくりを変え、
内装も什器も照明も陳列方法も変えた。
POPやマネキンを多用した。
「味もそっけもない作業服の店」が、
「アスレジャー」のカジュアルな店に変わった。
そして売上高は2倍になった。
売り方を変えれば2倍売れる。
それが「ワークマンプラス」。
何とも痛快な商売の話。
それがポジショニング戦略だ。
〈結城義晴〉