秋は新店開業や既存店改装の季節だ。
商人舎流通スーパーニュース。
オーケーnews|
オーケー港南台店(横浜:442坪)11/24新規オープン
11月24日(木)、
オーケー港南台店が開業する。
横浜市港南区の新店で、
売場面積は442坪、
オーケーにすれば小型店。
他の情報はない。
それでも一番近い競合店は、
ロピア港南台店。
過激な競争が展開されるだろう。
ただし一番影響を受けるのは、
この2社の2店ではない。
周辺の競合店群である。
こういった競争が、
首都圏、関西圏、さらに中京圏で、
展開されていくことになる。
今日はカインズの新店がオープンした。
山本恭広編集長が取材した。
カインズnews|
SC2階に初出店10/26(セブンパークアリオ柏店)
千葉県柏市のショッピングセンターへの出店。
そのSCはセブンパークアリオ柏。
その名の通りセブン&アイ・ホールディングスの、
セブン&アイ・クリエイトリンクが運営する。
2016年4月25日オープンで、
「アリオ」としては18店舗目。
「セブンパーク」としては第1号店。
核店舗は1階から3階までの、
3層のイトーヨーカドーだった。
しかし今回、その2階を空けて、
1060坪の売場にカインズを誘致した。
昨日、視察したイトーヨーカドー幕張店も、
2階を空けてテナントゾーンにして、
イトーヨーカドーは1階に集約した。
同じ考え方だが、
イトーヨーカ堂は総売場面積を減じている。
3階にはTOHOシネマズがある。
もちろんシネマコンプレックス。
カインズは初の商業施設内2階への出店。
そこで新フォーマットに挑戦した。
店内は温かみを感じさせる木目調のデザイン。
入口の先頭スペースはグリーンコーナー。
奥に進むにしたがって、
「外で食べるシーン」を想定して、
家庭用品×アウトドア、
レジャー×キッチンのアイテム群が並ぶ。
当然、今後の売場修正もなされるだろうが、
カインズの力が発揮されたフォーマットだ。
カインズとしては標準店のハーフサイズである。
そうなると必然的にPBが増える。
6割がカインズ独自商品となっている。
そしてこれは限りなく、
ニトリやイケアに近づく。
アパレルで言えばユニクロに近づくし、
スーパーマーケットで言えば、
トレーダー・ジョーである。
そして独自商品が評価されれば、
圧倒的な強さが生まれる。
そしてこのフォーマットは、
都市部にも進出できる。
カインズは3月31日に、
東急ハンズを傘下に収めた。
そして10月1日に、
商号を「株式会社ハンズ」に変更した。
ハンズの商品とカインズのPBとで構成すれば、
都心型はさらにスムーズに、
完成の域に到達する。
イトーヨーカ堂はカインズに、
塩を送ってしまったかもしれない。
もう一つ、今日の商人舎ニュース。
ハンズnews|
新ロゴは「手の復権」がモチーフ、10/26から順次使用
ハンズが新たなロゴを決定した。
それが、これ。
旧来のロゴはこれ。
みなさんの感想はいかがだろう。
「”手の復権”の想いを大切に、
過去を継承しながら次の未来へ。」
私はちょっと違和感を感じた。
デザインは佐藤オオキ氏、44歳。
nendoのチーフデザイナーで、
東京2020オリンピックの聖火台が有名。
ハンズに関しては、
「手」をモチーフに、
一筆書きの漢字の「手」を使った。
カラーは従来の「ハンズグリーン」を踏襲。
渋谷店はこうなる。
買物袋はこうなる。
紙袋はいいかもしれないが、
ファサードのロゴとしては、
私はあまり好きではない。
年を取って、
時代の感覚とズレが生じたのか。
そうだったら、御免なさい。
〈結城義晴〉