1日中、横浜商人舎オフィス。
原稿を執筆しつつ、
手直して、2本入稿した。
そして夕方、東京・銀座へ。
その銀座四丁目交差点。
正面は銀座和光。
1894年、この地に、
初代服部時計塔が建てられた。
ダブルデッカーのバスが走り抜ける。
その和光の対面のビル。
GINZA PLACE。
地上階には日産のショールームがある。
NISSAN CROSSING。
その11階が「本店山科」
㈱eatopiaの経営。
和光を見下ろしつつ、
焼肉、鉄板焼き、ステーキを楽しむ。
鉄板山科コース。
その個室を用意してもらって、
シャンパンから白赤ワインまで飲みつつ、
シェフが目の前でつくってくれるコースを楽しんだ。
もちろんじっくり話し合った。
右からeatopia社長の山科博昭さん、
㈱スーパーバリュー社長の岸本圭司さん、
㈱ロピア・ホールディングスの黒澤誠さん。
黒澤さんは物流企画部長。
楽しい晩だった。
お二人に本を贈った。
岸本さんには「店ドラ」を。
「店長のためのやさしいドラッカー講座」
「心は燃やせ、頭は冷やせ」と添え書きをした。
黒澤さんには「コロナは時間を早める」を。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」と書いた。
毎晩、酒を飲むが、
酔うことはほとんどない。
しかし今夜は久しぶりに酔った。
酔いつつも、会社の経営について考えた。
そして今度の単行本に加えるべき、
一つの章のアイデアが閃いた。
ありがとう。
10月27日から11月9日までの2週間は、
「読書週間」だ。
読んでいただければ、幸いだ。
毎日新聞「余禄」
「古くは父を”かぞ”、
母を”いろは”と言った」
江戸時代の手習い書の説明。
「父が数を教え、母がいろはを教えるから」
「江戸の庶民は教育熱心で読書家が多かった」
唐の韓愈(かんゆ)の詩の一節。
「灯火稍(ようや)く親しむべく」
「天候が良く、夜も長い秋の読書を、
子に勧める詩である」
夏目漱石も『三四郎』で、
「灯火親しむべし」と韓愈を引用した。
コラム。
「スマホやタブレットを使えば、
灯火のいらない時代である。
出版不況といわれてきたが、
コロナ禍以降、本の売上げが上向いている」
私もkindleで読むことがある。
韓愈。
「人の能(よ)く人たるは、
腹に詩書あるによる」
「詩書」は、
中国古典の「詩経」と「書経」のこと。
人は人として良くあるために、
古典を読み、理解して、
腹に入れておくことだ。
私もまだまだ足りない。
自覚している。
これからも書を読み続けたい。
そして「古典」に連なるものを書いてみたい。
そんな読書週間だ。
昨日の日経新聞夕刊の記事。
「ゴルファー、平均5年長生き」
R&Aはゴルフ界の総本山のこと。
ロイヤル&エンシェント・クラブ。
拠点はゴルフの聖地「セントアンドルーズ」。
全英オープンを主催するし、
ゴルフ規則を監修する。
ゴルフは現在、140超の国・地域で、
6700万人がプレーする。
さらなる普及を促進するために、
リポートがまとめられた。
タイトルは「ゴルフと健康」
調査が行われた。
スウェーデンゴルフ連盟加盟の30万人。
その結果。
「ゴルファーの平均寿命は
性別や年代、経済的背景を問わず、
ゴルフをしない人より5年長い」
「心臓疾患や脳卒中、糖尿病などの
リスクを下げるほか、
ラウンドがもたらす社会的交流により、
軽度から中程度のうつ病など
精神面へのプラス効果も確認された」
年配者へのプラス効果もある。
「運動強度が中程度のゴルフは
テニスなどに比べてケガのリスクが低く、
腰周りの筋肉強化や
骨密度の維持も期待できる」
「認知力や論理的記憶力の向上をもたらす」
これは日本の調査。
世界保健機関(WHO)は、
「1週間に150分の身体活動」を推奨する。
これは週に1ラウンドするだけでクリアできる。
ゴルフはいい。
ただし乗用カートを使わず、
歩くのが圧倒的にいい。
私にとって、
このブログに記しておきたい、
ありがたいことだ。
ずいぶん前に岡田卓也さんから聞いた話。
イオンの名誉会長相談役。
岡田さんがアメリカの会合に出た。
知人から言葉をかけられた。
「あそこに車椅子の紳士がいるでしょう。
その隣に立っている紳士がいるでしょう。
二人とも同じくらいの高齢者だが、
車椅子の紳士はゴルフをしなかった。
立っている紳士はゴルフをした。
だから私もゴルフをする」
岡田さんは97歳の今も、
シャキッとしている。
私は岡田さんを見習うようになった。
読書と原稿書き。
歩きのゴルフ。
店を歩くことも、
ゴルフと同じように健康にいい。
アメリカ視察研修で、
1日に8店から10店ほど巡ると、
1ラウンドゴルフをするのと同じだ。
ウォルマートスーパーセンターの店長は、
7000坪の店舗を、
1日に2万歩、歩き回る。
万歩計を示して教えてくれた。
ゴルフをしない人は、
店を巡ろう。
自分の仕事が健康と直結する。
小売業の経営や運営をすることは、
その面でもいい仕事だ。
店長や店員だけでなく、
幹部もバイヤーも、
店を巡ろう。
この秋は、読書も忘れずに。
「灯火親しむべし」
〈結城義晴〉