目覚めると眼下に堺港。
昨夜10時過ぎにホテルに到着。
アゴーラリージェンシー堺は、
準定宿。
6時半にタクシーを呼んでもらって、
ららぽーと堺へ。
11月4日金曜日にプレオープンしていて、
今日はグランドオープン。
7時には到着して、
ロピアの中島英則さんに迎えていただいた。
中島さんはいま、
㈱ロピア取締役関西営業本部長。
関西のすべてを仕切っている。
中島さん自身の商売の考え方や、
関西営業本部の方針、
この店のコンセプトなど、
丁寧に説明してもらった。
準備が着々と進む。
ロピアの社員たちはこの売場づくりを、
楽しそうにやる。
それがいい。
そして9時半に開店。
顧客は行列をつくって待っていた。
オープンと同時にどっと店内に押し寄せる。
すぐに入場制限。
店は青果部門が大きく変わった。
中島さんは「長続きする売り方」といったが、
オーソドックスな売場づくりだ。
それから戦略の転換も図った。
私は大きな決断だと思うが、
これもいい結果を招くだろう。
そのあたり、月刊商人舎に書く。
精肉部門は「肉のロピア」と名づけられるが、
すぐに込み始める。
コロナも少しずつ収まり始めたので、
各所で試食販売を展開する。
それがロピアの商品を、
よりよく顧客に知らせることになる。
最後に内田貴之さんとゆっくり話した。
㈱ロピア・ホールディングス取締役経営管理本部長。
ロピアの要となる人だ。
その後、ららぽーとの3フロアを、
駆け足で巡った。
三井不動産news|
屋内型スタジアムコート併設の「ららぽーと堺」11/8開業
屋内型スタジアムコートが、
「Fansta X Stadium」。
テナント店舗数は全212店。
堺市初出店は97店で、
関西初出店も33店。
1階の核店がロピアで、
その反対にはTSUTAYAがある。
1階にはスタジアムコートを囲むように、
フードスタジアムがある。
2階はファッションを中心にしたフロア。
このフロアにも「Sakai Food Street」を設けた。
ファーストリテイリングはユニクロ。
そしてGUも出店。
反対側にはH&Mとスーパースポーツゼビオ。
コーチやポロラルフローレンなど、
ブランドショップも並ぶ。
3階の核店はヤマダデンキ。
反対側にフードキッチン。
これはエリア最大級の1400席を有し、
20店舗のフードサービスが集結する。
アパレルのcocaは実に面白い。
通販中心だがリアル店舗をここに出した。
平和堂はCoCoRo Plusを出店。
もう29店舗になった。
コスメティックのセレクトショップ。
この店でも幹部のみなさんが迎えてくれた。
私の隣から店長の中川智子さん、
ショップ事業部部長の藤田幸之助さん、
ブランドマネージャー統括の村下朗夫さん。
頑張ってほしいものだ。
専門店はとくに、
利益にストイックであってほしい。
ロピアのもどると、
レジには長い行列ができていた。
それでもロピアは入場制限がうまい。
それに慣れていて経験法則ができているからだ。
ららぽーと堺と国道309号を挟んで、
ビバモール美原南がある。
核店舗はスーパービバホーム美原南店。
そして万代ビバモール美原南店。
通路側からインストアベーカリーの作業場が見える。
この店は昨2021年9月のオープン。
入口付近はダブルコンコース仕様だ。
青果部門とベーカリー・惣菜が並ぶ。
さらに「美原南の陣」と銘打って、
ロピアとの対決姿勢を見せる。
このエリアのスーパーバイザー宇都宮大希さんも、
今日は休暇の日なのに、
自主的に視察見学にやってきた。
そして新川幸司店長(中)と小倉貴行エリアマネジャー。
二人とも万代知識商人大学修了生。
2017年秋の商人舎ミドルマネジメント研修会で、
小倉さんはSを獲得した。
お二人からロピア対策を聞いたが、
万代らしさを貫いてブレがない。
ロピアの新しい政策に対しても、
万代の考え方を徹底する。
この店はネットスーパーも展開していて、
そのピックアップ作業の模様も見せてもらった。
やることを決めたらやり抜く。
それが万代の特長だ。
万代はこのエリアに、
4店舗を集中出店していて、
ロピアを囲むような態勢だ。
一方のロピアは、
この店を旗艦店に位置づける。
充実した競争が展開される。
それはまさにポジショニング競争である。
決して同質化の泥沼競合ではない。
それがこれからのコンペティションである。
夕方、このエリアを辞して、
新金岡へ。
イオンのそよら新金岡と、
フレスポしんかねへ。
こちらはイオンスタイルと関西スーパーの、
隣接競争。
その模様は明日のブログへ。
帰りの新大阪の新幹線ホームからは、
皆既月食が見えた。
月が徐々に地球の影に隠れていった。
今宵はこの皆既月食の最中に、
月の後ろに天王星が入った。
「天王星食」という。
これは442年ぶりのことだ。
ロピアと万代。
両者ともに自分らしさを出していて、
私は満足した。
〈結城義晴〉