晩秋から初冬へ。
木の葉が茶色に変わっている。
赤みを帯びている。
それでもちょっと暖かい。
今日は横浜駅で、
鈴木哲男さんと打ち合わせ。
商人舎12月号で、
健筆を振るっていただきます。
楽しみです。
さて日本中の商売が、
ブラックフライデーから、
ブラックサタデー、
そしてブラックサンデーへ。
アマゾンは12月1日まで、
ブラックフライデーを引っ張る。
成果は上がったのだろうか。
そして上がるのだろうか。
一方で日本中、
サッカー・ワールドカップ一色。
日本対コスタリカ戦に注目した。
ジャパンは第1戦で、
ドイツ代表に歴史的勝利を収め、
コスタリカはスペインに、
7対0の歴史的大敗を喫した。
その対照的なチームの闘い。
しかしWorld Cupに出場できる32チームは、
いずれも何らかの強みを持っている。
最後はその自分の強みを出したチームが、
ゲームを制し、勝利をつかむ。
その通りになってしまった。
自陣で守備を固めて、
カウンターを狙う。
それがコスタリカの闘い方だ。
それが強みだ。
ゲームは前半から、
コスタリカのペースとなった。
ジャパンはボールと陣地を支配しながら、
相手のペースにはまってしまった。
コスタリカは辛抱強く、
チャンスを待った。
日本は後半のたった一度のミスで、
失点してしまった。
守備の大黒柱の吉田麻也が、
クリアミス。
そのあと相手の懐にボールが転がり込んで、
ダランとしたシュート。
それが決まった。
日本にとっては残念な敗戦となった。
日本人が全員、評論家となって、
それぞれの意見をもつ。
サッカー界にとって、
ありがたいことだ。
凄いことだ。
かつてのエース本田圭佑。
アベマTVの解説で評判だ。
その本田のゲーム後の発言。
「自分たちで勝手に期待して、
自分たちでガッカリしている」
その通りだ。
ドイツに歴史的勝利を収め、
私たちは自分たちで期待を膨らませ、
コスタリカに負けて、
自分たちでガッカリしている。
それもいいのだろうが、
そもそもドイツには勝てないと思っていた。
コスタリカに勝とうと考えていた。
それが逆になっただけのこと。
気を取り直して、
スペイン戦に臨んでほしい。
「自分の強み」を見直してほしい。
勝つことだけが目的ではない。
自分らしく闘うこと、
自分の強みを出すこと。
その結果、勝つことができれば、
予選リーグを突破できれば、
それが実力の向上となる。
商売もサッカーも同じ。
コスタリカは自分らしく戦った。
日本はこの試合で自分らしくできなかった。
それがこのゲームだった。
でも、第2戦も楽しませてもらった。
ありがとう。
〈結城義晴〉