息子の結婚式と披露宴があった。
一昨年、籍を入れて、
式を予定していたが、
コロナ禍で2年延期した。
それでも新しい旅立ち。
おめでとう。
美しい花嫁。
私もモーニングを着こんで参列し、
新郎の父の挨拶をした。
最後の言葉は勿論、
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
このブログにはこれまで、
家族を登場させなった。
けれど結婚式だから、
ちょっとだけ紹介。
朝日新聞「折々のことば」
12月1日の第2573回。
家族という小さな共同体を
うまく回転させるため、
記憶担当者と忘却担当者で
自然に役割分担をするのである。
〈星野博美『世界は五反田から始まった』から〉
「記憶の冷凍保存が得意で、
それを面白く語れる人がいる。
一方、過去をどんどん消して、
忘却を生きる原動力とする人もいる」
「共同体には両方の種族が必要だ」
家族にも、
会社にも産業にも、
そして国家にも。
「過去にこだわってばかりだと
経済活動が停滞するし、
忘れてばかりだと
知恵や技術が蓄積されないから」
こだわりつつ忘れる。
忘れつつこだわる。
オクシモロンであるし、
トレードオンだ。
今日はここまで。
幸せになってほしい。
〈結城義晴〉