結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年12月05日(月曜日)

結城義晴「矛盾だらけの写真ファイル法と情報整理法」

Everybody! Good Monday!
[2022vol㊾]

2022年第49週。
12月第2週。
20221115_tokiwa

FIFA World Cup Qatar。
これから決勝リーグの2週間。

ベスト8に残るための試合。
ワールドカップ地トーナメント表
日本は対クロアチア戦。

カタール・ドーハの時間は、
ロシア・モスクワと同じだが、
その現地時間12月5日18時、
日本時間5日24時にキックオフ。

クロアチアに勝てば、
次はブラジル対韓国の勝者が相手。

そして決勝は12月18日の24時。

優勝はブラジルか、
はたまたフランスか。

さて今週の私のスケジュールは、
今日月曜と明日の火曜が、
月刊商人舎12月号の最後の原稿執筆。

この12月号、
最新の対象に向けて、
「商人舎的比較分析」を行う。

どことどこを比較するか。
今、一番面白い比較です。

乞う! ご期待。

それから今週は、来客が続く。

アメリカからは、
浅野秀二先生がやって来てくれる。
もう3年ぶりか。
お会いするのが楽しみです。

さて毎日毎日休むことなく、
さまざまな文章に目を通す。
いろいろな情報を入手する。

気になるものは記録する。
その記録の仕方も、
パソコンやインターネットが登場して、
すごく便利になっている。

私の駆け出しのころは、
一所懸命、ノートにメモした。

あるいは新聞記事の切り抜きを、
スクラップブックに貼って記録した。
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ファッション販売の丸木伊参編集長は、
実に几帳面な人で、
記事を丁寧にハサミで切り抜いて、
スクラップブックに、
糊で貼り付けて整理していた。

交換した名刺も、
机の引き出しにずらりと並べて、
これも見事なほどに分類整理していた。

まるで他人に見せることを、
目的にしているようだった。

一方、私の直属の上司、
故緒方知行販売革新編集長は、
スクラップなどしたことがなかった。

気になる新聞記事があると、
その部分を手で破って、
ポケットやバッグに入れていた。

名刺も机の周辺に散らかりっ放し。

整理とは正反対のジャーナリストだった。

それでも緒方編集長の文章は、
商業界では群を抜いた量と質を有していた。

一方の丸木さんはその後、
㈱商業界社長になった。

一概にどちらがいいとは言えない。

私は欲張りで、
両方を志向した。

どちらかと言えば緒方派だ。

現在の情報整理は数段、
いや何百倍、何千倍、何万倍と、
便利になった。

どんどんコピペして、
パソコンにファイルしていくだけで済む。

現在は新聞や雑誌の記事ですら、
スマホで撮影してストックできる。
「写メ」と称する。

lineのシステムを使うと、
その写真の文章をテキストデータ化までできる。

写真の整理はさらに便利だ。

40年以上も前に、
1年先輩の高濱則行さんと、
写真整理の方法を何度も議論した。

まずネガをストックしておいて、
それから紙焼きの写真を、
分類に則って大量に整理する方法など考えた。

しかしそうして分類した写真は、
少し古くなると使わなくなって、
役に立たなくなる。

写真整理体系はすぐにレガシーとなった。

使う量とストックする量との、
ギャップが大き過ぎるし、
検索の方法が面倒過ぎるのだ。

現在、私は、
すべての写真をパソコンの中に、
日別にファイルしている。

2021年は1年間に、
ちょうど250個のファイルになった。
2020年は234個、2019年は224個。
今年はこれまでで221個。

1日に100回シャッターを切れば、
1個のファイルに100枚の写真が入る。

1日100枚と仮定すれば、
1年で約2万5000枚となる。

アメリカ視察などしたら、
1日に300枚撮ることもある。

かつての36枚の手巻きフィルムにすると、
8本にもなるか。

だからアメリカには30本も持って行った。
足りなくなったら向こうで、
コダックのフィルムを買った。

今、1年で考えれば、
1万枚から2万枚くらいの写真を撮るだろうか。

それがパソコンの中に日付管理されている。

これは実に便利だ。
検索も自由自在だ。

パソコンの容量が一番の問題となるが、
最後にはグーグルドライブにストックする。

情報整理は格段に便利となった。

高濱さんと二人で考え、実行した、
あのファイル法は何だったのだろう。

70歳を超えたけれど、
これらITの恩恵に浴して、
文章や記事を書く仕事を続けることができる。

本当にほんとうに、ありがたいことだ。

それでも私の机の周りは、
本や雑誌、紙の資料で、
散らかり放題に散らかっている。

見るに見かねてときどき、
亀谷しづえGMが片付けてくれる。

彼女の割り切り方が、
恐ろしいほど的確だ。

私は、何でもストックしておいて、
あとで探せばいい、という考えである。

だから自分ではなかなか、
捨てることができない。

しかし本来、それではいけない。

パソコンと人間の手助けで、
私の文章書きは一応、
つつがなく捗(はかど)る。

遅れることも少なくはないけれど。

でも、ありがたい。

感謝しています。

では、みなさん、今週も、
朝に希望、昼に努力、夕に感謝。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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