Merry Xmas!
そのクリスマスイブ。
早朝、東横線、日比谷線、
千代田線、東武伊勢崎線を乗り継いで、
越谷の先、大袋駅へ。
そこから徒歩15分。
埼玉県越谷市大里55番地。
Xmas Open。
コーナンとロピアのコンビネーション。
商人舎流通SuperNews。
コーナンnews |
12/24「コーナン越谷大里店」オープン/食品核店舗はロピア
コーナン越谷大里店。
敷地面積約1万3000㎡。
三層構造の商業施設。
売場面積は約7000㎡。
ホームセンターのコーナン。
さらに業務用フォーマット「コーナンPRO」
そしてロピア越谷大里店。
ロピアの売場は、
エスカレーターを上った2階にある。
2階駐車場に、
顧客の行列ができた。
駐車場には、
ロピ太の着ぐるみが登場。
私はオープン前に売場に入って、
内田貴之取締役管理本部長から、
説明を聞いた。
10時開店と告知していたが、
9時45分に店を開けた。
入口に風除室を設けて、
そこにグロサリーの目玉商品を並べた。
ウォール・オブ・バリューとなった。
米国ウィンコフーズの店づくりだ。
青果部門は八百物屋あづま。
この店のこの部門、素晴らしい。
白菜、ダイコンとカブの売場。
入口で入場制限をしているが、
生鮮部門はあっという間に混雑してくる。
鮮魚部門は日本橋魚萬。
蟹、ブリ、海老の目玉展開。
そして肉のロピア。
とくに和牛ステーキセットのコーナーは、
開店直後から人だかりしている。
高木秀雄会長が自ら一頭買いする「みなもと牛」が、
その中心にある。
クリスマスイブのオープンで、
肉がよく売れる。
だからロピアの核部門は大人気である。
日配部門の壁面にはイラストが描かれる。
ロピアのアーティストたちの作品である。}
最後にパン売場。
ゴンドラ内の菓子売場。
床に双六が描かれている。
内田さんと写真。
ロピアの繁盛を見てから、
歩いて5分のスーパーバリュー越谷店へ。
スーパーバリューnews|
12/15「越谷店 食品館」リニューアルオープン
㈱スーパーバリューの旗艦店のひとつ。
食品館とホームセンター館、
それにDIY館、園芸館などが、
別棟で並ぶ複合タイプだ。
この食品館が12月15日に、
改装オープンしている。
コーナンとロピアの開業への対策の意味もある。
しかしその前に、
スーパーバリューはロピアと経営統合している。
スーパーバリューnews |
ロピアHDが51.62%を保有して筆頭株主に
経営統合とともに、
スーパーバリューの食品館に、
テコ入れが行われた。
その成果がこの越谷店である。
入り口横の産直コーナー。
よく売れているし、
ロピアにはない売場だ。
青果部門にも顧客が多い。
天井からPOPが吊るされているが、
ロピアと同じ文字。
青果部門が改装で広げられた。
食肉はロピアと同様に、
和牛が1グラム398円で売られる。
それからもともと、
スーパーバリューが強かった鮮魚と惣菜も、
顧客を呼び寄せている。
もっと閑散としているかと想像していたが、
それを超えた。
スーパーバリューの良さが際立っている。
そのうえこの楽しいPOP。
非食品の売場にも、
掲げられていて、
売場全体に顧客が入っている。
岸本圭司社長も顔を出してくれて、
店づくりについて話し合った。
岸谷さんも楽しそうに話してくれた。
私の隣から相川博史さん、岸本さん、
そして内田さん。
相川さんはロピア取締役で、
スーパーバリューの執行役員商品部統括。
改革の中核的役割を担う。
内田さんもスーパーバリュー取締役。
最後に岸本さんとツーショット。
スーパーバリューの良さを、
絶対に失ってはならない。
しかしロピアの強みは、
どんどん活用したらいい。
商人の本籍地と現住所。
本籍地を失わず、
現住所を充実させる。
それがスーパーバリューとしての、
ポジショニング戦略である。
今日、この店に来てくれた顧客が、
本当のロイヤルカスタマーだ。
一人ひとりを大切にしなければならない。
これは大髙善興さんの言葉である。
もちろん㈱ヨークベニマル会長。
相川さんも今朝の朝礼で、
越谷店の人たちに、
同じような話をしたとか。
そのスーパーバリュー越谷店のみんなが、
ロピア新店開業の日に、
300mの近隣の店で顧客を楽しませている。
商売はこうでなくてはいけない。
ポジショニングがあるから、
棲み分けができる。
今日は小売業の本質を、
勉強させてもらった。
ありがとう。
〈結城義晴〉