松の内は年賀状でご挨拶。
昨年7月1日、山本恭広さんが、
商人舎編集長に就任。
今年5月には月刊商人舎が10周年を迎える。
さらにさらに充実した内容の記事をお届けします。
宜しくお願いします。
1月元旦のFacebookに、
稲垣佳伸さんから投稿があった。
㈱ドゥ・ハウスファウンダー。
「実は年末に
写真整理してたら出てきました。
たぶん45年前。
僕の結婚披露パーティでの一コマ。
ここに公開プレゼントします。」
45年前の25歳の結城義晴。
ずいぶん痩せていて、髪もフサフサ。
懐かしい。
今日は一般的に仕事始めの日。
証券取引所は大発会。
3が日を正月休業とした小売業も、
今日は初売り、初荷。
㈱商人舎はまだ正月休業。
しかし私は午後、オフィスにやって来た。
年賀状を見たり、郵便物を確かめたり。
ちょっと、ゆっくりした。
自撮りで動画のメッセージを試みた。
出来が悪いので公開するのをやめた。
それでも誰もいないオフィスは、
仕事が捗る。
朝日新聞「折々のことば」
編著者の鷲田清一さんには、
今年もお世話になります。
今日の第2604回。
「計画したことの八割は
できません」
(柳川範之東京大学大学院経済学研究科教授)
柳川さんは1963年、埼玉生まれ。
父親の転勤でシンガポールやブラジルへ。
ブラジルでは高校にも通わず、
参考書や教科書を買い込んで独学で勉強した。
帰国後、大学入学資格検定を受け、
慶應義塾大学経済学部の、
通信教育課程を受講して、
独学で大学を卒業。
その後、東大の大学院で博士課程まで行って、
経済学博士となった。
「目標とはそもそも達成できないもの、
とくに完璧をめざしたりすれば
“こなす”ことが目的にすり替わる」
独学の人だけに実感がある。
完璧を目指す必要はまったくない。
「二割の達成でも無意識に
それ以上を学んでいる」
そう、そう。
「新年から日記をつけると決めた人の
三日坊主も十年経てば”立派な記録”だ」
(『独学の教室』所収)
朝日の「天声人語」も今日、
三日坊主を取り上げた。
「願いごとのために、
3年間は酒を断とうと男が誓った」
「ところが明くる日にはもう、
赤ちょうちんの仲間のところへやってくる」
「お前、もうおしまいかい」
「いや3年を6年に延ばして、
かわりに夜だけは飲むことにした」
「だったら、いっそ12年にして
昼から飲め」
古い小ばなし。
三日坊主はジョークになりやすい。
「やみくもに頑張るのではなく、
目的や目標、手段を
はっきりさせることが肝心」
(野口吉昭著『コンサルタントの習慣術』)
コラム子。
「書きながらお恥ずかしいが、
そう理路整然とこなせるか、
当方は自信がない」
これにも同感。
それでも、
やろう、と思うから、
2割でもできる。
やろう、と思わなければ、
なにもできない。
コラムはジョークで終わる。
「禁煙なんて簡単なことだ。
これまでに千回もしてきた」
柳川範之教授。
「苦しい学びは続かない」
同感だ。
私も16年前、
ブログを毎日書こう、と思った。
そして「毎日更新宣言」を、
タイトルにした。
やろう、と思って、
それを公言する。
結果は、2割でもいい。
正月だから、
独学で何かを始めるのがいい。
やろう、と思うべし。
やろう、と思わなければ、
なにもできない。
私も25のとき、
社長になろう、と思った。
そしてひどく酔っ払ったときなど、
大言壮語していた、らしい。
亡くなった小森勝さんが、
それを教えてくれた。
そして本当に小さな会社だったが、
社長になった。
それは何事にも代えがたい経験だった。
やろう、と思うべし。
先輩として、
若い人たちに言っておこう。
私もいま、
やろう、と思うことがある。
そして、やろう、と思った。
〈結城義晴〉