厚生労働省の今日、1月12日の発表。
新型コロナウイルス新規感染者数は、
18万5472人。
それよりも全国の死者数は、
489人。
これまでで最多。
重症化率も下がった。
ワクチン接種も進んでいる。
私は来週、五度目のワクチン接種をする。
今度はオミクロン株対応のワクチンだ。
インフルエンザの予防注射もした。
だからそう目くじら立てて、
騒ぐ必要はない。
けれど死亡は極力、避けなければならない。
今日は午後から横浜ベイホテル東急。
商人舎オフィスにタクシーを呼んで、
10分かからずに到着する。
AJS新年トップ経営研修会。
オール日本スーパーマーケット協会。
私は40年くらい、
この会に参加している。
コロナ禍で3年間は中止したり、
縮小したりしていたが、
今年から元に戻る。
うれしい限りだ。
故北野祐次さんが会長で、
荒井伸也さんや前原章宏さん、
そして堀内彦仁さんが副会長の時代。
全国を巡って、
トップ研修会や総会を開催した。
1983年(昭和58年)に、
「関西スーパースタディ」発刊。
販売革新別冊だった。
それ以来、ずっと参加してきた。
1993年には、
「サミット スタディ」を、
食品商業別冊として発刊した。
AJSとは本当に縁が深い。
勉強もさせていただいた。
13時から始まって、
特別講演は岩出雅之さん。
帝京大学スポーツ局局長。
15時からは、
2023年トップが語る「今年の一字」
「今年にかける、わが社の想い」を、
加盟企業トップが発表する。
面白い。
一番多かった一字は「挑」。
挑む、挑戦する。
それがAJSの経営者のみなさんの総意だろう。
賀詞交歓会のあと、
17時から夕食懇親会。
田尻一会長の挨拶。
田尻さんも寄る年波で、
目がちょっと悪くなって、
点眼薬を注さねばならなくなった。
そこで奥さんに目薬を差してもらった。
奥さんが言った。
「パチパチして!」
田尻さんは両手をパチパチした。
それ以来、目薬を注してもらえなくなった。
笑いをとって、
今年一年の抱負を語った。
乾杯の挨拶と発声は、
伊藤忠食品社長の岡本均さん。
全員が立ち上がって、
清酒で乾杯。
そしてお弁当スタイルの正月料理。
ゆっくりと料理を堪能してから、
ちょっとだけ懇親。
サミット社長の服部哲也さん。
月刊商人舎1月号で仮想対談をしてもらった。
ありがとうございました。
大好評です。
それから、
セブンスター社長の玉置泰さんを囲んで、
伊藤園副社長の本庄周介さんと、
商人舎メンバー。
一番左が松井康彦特別プロデューサー。
右は山本恭広商人舎編集長。
ヤマナカ社長の中野義久さんには、
賀詞交歓会で長い行列ができた。
エレナ会長の中村國昭さんを囲んで、
ブルーチップ社長の宮本洋一さん。
長崎にお邪魔することにした。
さらにデリシア社長の萩原清さん。
春になったら行きますよ。
昨年末に甲府でお会いしたのが、
いちやまマート社長の三科雅嗣さん。
そして宮崎のマルイチ社長の高木大さん。
高木さんにとっては飛躍の年だ。
日本アクセス社長の佐々木淳一さん。
今年、対談をすることになった。
伊藤園副社長の本庄周介さん。
ハワイのソニーオープンの話で盛り上がった。
フジッコ社長の福井正一さん。
オーケーや西友の店頭で、
フジッコの商品が目立つようになった。
そして第一屋製パン広域営業部部長の吉田大作君。
今年はとくに期待しています。
日本食糧新聞社社長の杉田尚さん。
大阪で開催するFSSFの話をした。
フードストアソリューションズフェア。
最後に背後から嫌な気配を感じたら、
プロレスラーからスリーパーホールドされた。
AJS会長の田尻一さん。
荒井伸也さんの顔が見えなかったのは、
ほんとうに淋しい。
AJS名誉会長。
会いたかった経営者の姿も見えなかった。
マツモト会長の松本隆文さん、
セイミヤ社長の加藤勝正さん。
昨年亡くなったキョーエイの埴渕一夫さん。
ご冥福を祈りたい。
コロナ禍の間に、
トップマネジメントが若返った。
息子さんの時代になった。
私も一昨年から、
「若返れ!」とそれを奨めたから、
文句は言えないが、
この新年トップ研修会と総会には、
各社の会長のみなさん、
長老のみなさんにも出てきてもらいたい。
つくづくとそう思った。
玉置さんも、佐々木さんも、
同じ意見だった。
月刊商人舎 2021年1月号。
[Message of January]
若返れ!
時代と時代の節目のとき。
「断絶」を乗り切る武器は若い力である。
若さによってしか「時代の溝」は凌げない。
だから組織は若返るべきだ。
まず商人一人ひとりが自分を若返らせる。
さらにその商人の集団を若返らせる。
すると組織が若返る、会社が若返る。
産業全体が若返る。
人を若返らせる。
店を若返らせる。
売場を若返らせる。
商品を若返らせる。
若さが「キャズム」を乗り越える早さの鍵を握る。
若さが「キャズム」を凌ぐ柔らかさの源である。
若さが「キャズム」をバネにする強さの礎である。
そして若さが企業の生命線である。
人よ、若返れ。
店よ、若返れ。
売場よ、若返れ。
商品よ、若返れ。
コロナ禍による時代の節目のとき。
この「断絶」を乗り切る武器は若い力である。
失敗を恐れぬ力によってしか「キャズム」は凌げない。
だから私たちは若返らねばならない。
けれど「両利きの経営」は、
老若男女の総合力であり、
共同作業である。
〈結城義晴〉