サンフランシスコに来て9日目。
日本では立春。
春が立つ。
米国防総省の発表。
アメリカでは話題騒然。
米軍の戦闘機が、
中国の偵察気球を撃墜した。
大西洋の米国領海上。
中国の気球が米国の重要軍事施設を、
偵察していたとペンタゴンは発表した。
これに対して中国外交部が反論。
「非常に不快であり、
強く抗議する」
盗人猛々しい。
いつも思う。
アメリカにいると、緊張感は強い。
私たちの宿泊所は、
ヒルトン・サンフランシスコ・エアポート。
キッチン付きのホテルで、
ロピアの調理大会や、
夜の懇親会にはぴったり。
ただしホテル周辺には何もない。
第2班と第3班のはざまの今日。
いわば休息日。
朝から月刊商人舎2月号の原稿執筆。
「特集のあとがき」はいつも最後になる。
必死で書いて、めどを付けたら、
もう昼になっていた。
浅野秀二さん。
サンフランシスコに来たら、
一度食べてみてください。
驚くほど美味い。
ラーメン店の向かい側にあるのが、
日本型のスーパーマ-ケット、
ニジヤマーケット。
創業者は辻野三郎丸さん。
2011年の11月にお会いした。
ロサンゼルスに本店がある。
このサンフランシスコの店の、
売場面積を測ってみたら、
89坪の小型の店だった。
いろいろな芋が並ぶ。
「長芋は血糖値の上昇が少ないんだよね」
こんな会話が飛び交う。
刺身用のサーモンが今日の「広告の品」。
その上段には塩鮭がある。
ニジヤにも大いに満足。
サービス&クオリティ型のスーパーマーケット。
黒と白の床のタイルが特徴的。
オリーブとアンティパストのバー。
華やかなサラダバー。
青果売場に併設されているワイン売場。
以前に比べて格段にスペースが広がった。
そして対面のミート。
骨付き肉があった。
10年ぶりだろうか。
高質スーパーマーケットを志向する
グループの皆さんと視察したのが最後だ。
懐かしい。
一つ大きく変わったのは、
2階にあった有名なレストランが、
退店していたことだ。
そのレストランのオーナーは、
ダウンタウンに新たに店を構えた。
夜9時半の予約が取れた。
ホテルに帰って、
ディナーまで原稿執筆。
書き上げて日本のデザイナーに送る。
すぐに出来上がったゲラを校正して、
夜8時ごろ責了した。
お疲れ様。
それからノースポイントストリートへ。
「RESTAURANT GARY DANKO 」
デザートはチョコスフレ。
クリームとチョコレートを、
真ん中に流し入れる、
パフォーマンス。
これはメニューのほんの一部。
アンティパストから始まり、
デザートまで堪能した。
サンフランシスコでの、
すばらしい休日だった。
ありがとう。
明日から第3班の研修が始まる。
頑張ります。
(つづきます)
〈結城義晴〉