Everybody! Good Monday!
[2023vol⑥]
2023年第6週。
今年第4週の金曜日から、
サンフランシスコに来ている。
3年ぶりに再開した米国研修。
㈱ロピアは170名を4班に分けて、
サンフランシスコに派遣する。
その第3班の2日目の朝。
7時半に会議室に集合して、
斧の的当てゲーム。
このゲームはコストコで、
福島道夫さんが見つけた。
プロモーション商品だ。
明朝、高額ワインの賞品をかけて、
一発勝負の的当て競技を開催する。
その予備練習。
結構、盛り上がった。
良く学び、良く楽しむ。
そして、
ロピアの経営理念と七大用語の唱和。
真っ先に手を挙げた者が、
唱和をリードする。
「同じ商品ならより安く、
同じ価格ならより良いものを」
そして3日目の結城義晴の講義。
コロナパンデミックの後の、
アメリカの変化。
小売業の変容。
それが2日目の講義の内容。
最後に働きがいのある企業ランキングと、
顧客満足と従業員満足。
一番大事なことを講義する。
車中でも講義をする。
今日は昨日までの雨とは一転、
いい天気。
と思いきや、
時々シャワーのような雨も降る。
不安定な陽気だ。
最初の訪問は、
バークレーボウル。
2班に分かれて1号店と2号店を視察。
10時開店と同時に入店。
青果は世界一の品揃え。
バナナは多品種多品目。
この陳列量。
ミート&シーフード売場にも、
買い物客。
アジアンコーナーにも、
多くの客。
世界一の青果部門。
120億円の売上高の3割が青果だ。
バークレーをあとに、
北東に向かう。
郊外のバカビルまでバスで小1時間。
ウィンコフーズ。
入口を入ると、
ウォール・オブ・バリュー。
価値ある壁。
特売品が山のように積みあげられた、
一丁目一番地のプロモーションコーナー。
バナナはクレート陳列。
対面売場はデリ、シーフード、ミート。
ディスカウントながら、
高額食材のダンジネスクラブも扱う。
もちろん安い。
フローズンフードコーナー。
長い長いリーチインケースの陳列線。
加工食品の一角は
コストコのようなラック陳列。
支払いはデビットカードか現金。
キャッシュフロー経営に徹する。
その近くにあるのが、
ナゲット・マーケット。
「アクチュアリー・ロープライス」を標榜。
店舗は美しく、ファンタスティック。
でもそんな見栄えとは違って、
価格は近隣の店のどこよりも安い。
アクチュアリー・ロープライスとは、
そうした意味だ。
ここで 昼食。
2日目ともなると、
皆、商品のチョイスは慣れたもの。
ピカピカの床は夜間、
専門のスタッフがワックスをかけ、
ブラッシングして磨く。
日中は専任のスタッフがモップをかけている。
パンデミックによって顧客は、
クレンリネスの良い店を選ぶようになった。
ナゲット・マーケットはコロナ禍で、
客数を伸ばした。
彼女は、ナゲット・マーケットのこの店で
アルバイトをしながら大学を卒業した。
そして卒業と同時に入社した。
「5年後には店長になりたい」
Q&Aタイムに英語で質問をする、
ロピアのメンバーもいた。
賢いクリスティーナさん。
すばらしい女性だった。
そして全員で記念写真。
最新の2022年8月期の決算。
総収益は2269億5400万ドル、15.8%増。
100円換算で22兆6954億円。
純利益は58億4400万ドル、16.7%増。
5844億円。
アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、
日本など、世界中に838店舗を展開する。
コストコは、
トイレットペーパーからダイヤモンドまで扱う。
売場のセンターに、
広大なプロモーション売場がある。
その衣料品のポップアップセール。
コストコはシングルフォーマット。
世界中、同じ店づくりをする。
そしてどの店も繁盛している。
セルフチェックアウトも導入した。
買上げ点数の少ない顧客には便利だ。
同じショッピングセンターの中にある、
「パリ・バゲット(Paris Baguette)」
1988年に創業した韓国のベーカリーカフェ。
フランス風をコンセプトにする。
韓国内で約1700店舗を展開し、
中国、ベトナム、北米、フランスなど
海外に180店舗以上を展開する。
惣菜系のパン、
あんパンのようなスイーツ系パンも、
品揃えしている。
福島さんが団員の試食のために、
2万円ほどの商品を購入した。
みんなに食べさせる。
すべての視察を終えて、
ホテルに帰る。
そして1時間、自室のキッチンで調理する。
テーブルにすべての料理を並べて、
班ごとにプレゼンテーションする。
メニューのコンセプトを説明し、
食材を購入した店舗、
訴求したいポイントなどをプレゼンする。
アメリカで「台湾」?
ロピアの台湾進出を記念した料理らしい。
説明を聞いて、興味があれば、
実際の料理を見に行く。
コンセプトと内容がずれていると、
思わず苦笑。
そして全員で試食タイム。
人気の料理はあっという間になくなる。
各自が10点満点のなかで、
採点する。
そして表彰。
3位のチーム。
賞金を池田リーダーが贈呈する。
2位。
受賞のコメントを述べる。
栄えある1位に輝いたのは、
この3人。
おめでとう!
コンテストの後は、
ホテルの続き部屋を借り切って、
懇親会。
福島さんが視察店舗で購入した、
肉や燻製の魚を調理して、楽しむ。
昨日購入した骨付きブロック肉。
精肉チーフが骨抜き作業を行う。
プロフェショナルだから、
作業は手早い。
こちらではカクテルづくり。
15年間、バーテンダーをしていたメンバー。
マルゲリータ。
さらにオレンジジュースと、
シャンパンを1対1で割った、
「ミモザ」カクテル。
2日目は朝7時半の講義から、
店舗視察、調理大会、懇親会と、
充実した1日だった。
疲れ切っても、
充実した内容に満足。
では、みなさん、今週も、
すべての人にありがとう。
Good Monday!
〈結城義晴〉