ロピア第3班のサンフランシスコ研修会。
3日目の今日、午後には自由時間がある。
いよいよ佳境。
セミナーの前に、
昨日、練習をした的当て大会。
浅野秀二さんが最後に、
「えい!」
勝者には、
福島道夫団長から賞品贈呈。
そして結城義晴の2時間の講義。
アメリカの小売業の大潮流。
そしてフォーマット戦略と、
ポジショニング戦略。
ロピアは肉の宝屋藤沢店の業種から、
ユータカラヤの業態、
そしてロピアのフォーマットへ、
短期間のうちに三段階の変貌を遂げた。
教科書のような蛻変だった。
10時に専用バスで、
ゴールデンゲートブリッジを渡る。
日本名は金門橋。
第3班は3日目になって、
初めての好天。
アルカトラズ島もくっきりと見える。
モーリーストーンズ。
インディペンデントの、
高級スーパーマーケット。
青果売場のカットフルーツコーナーには、
オレンジジュースのマシンがある。
試してみる。
2月だというのに、
キャミソールのティーンエイジャーたち。
びっくりした。
店舗左翼は、
対面のシーフード&ミート売場。
アメリカのスーパーマーケットは、
基本的に対面コーナーを設ける。
鮮度感を訴求できる。
しかし最も売れるのは、日本同様、
セルフ売場のパック商品だ。
Gott’s-Roadside。
(ゴッツ・ロードサイド)
基本アイテムは、
カリフォルニアバーガー。
プラントベースの、
「インポッシブルバーガー」が大人気。
ほかにキムチバーガーも旨い。
今日は時間がないので、
福島さんが試食用のバーガーを購入。
車中で切り分けられたバーガーを食べた。
スタッフはオーダーを受けたら、
淡々と準備して提供する。
そのオペレーションは見事。
「4×4」バーガー。
4枚のパテが入っているビッグサイズの裏メニュー。
私はいつものように、
「プロテインバーガー」
バンズの代わりにレタスで巻く。
レジレス店舗。
クレジットカードをゲートに挿入して、
入店する。
入口にいたセキュリティ担当者が、
大勢の日本人の来店に、
驚きつつも、説明してくれた。
警察官を退官して、
現在、この店のセキュリティ担当。
天井には数多くのカメラ。
このAIカメラとセンサーで認識して、
購入者と購入品を特定する。
店内は極めてシンプル。
サンドイッチなどのパン類、菓子など、
そしてドリンク。
品目数は少ない。
これでは商売になるはずがない。
Amazon Oneに登録すると、
ゲートに手の平ひらをかざすだけで
入店できる。
その地下1階に、
ホールフーズ・マーケット。
「Now Open」
エスカレーターを起点に、
ぐるりと時計回りに主動線がつくられている。
売場の各所でセールの文字が目立つ。
シーフードとミートの売場。
天井が高く開放的な店内だ。
すべての視察を終えると、
ユニオンスクエアで解散。
団員にとって、
待望の自由行動である。
我々事務局はホテルに戻って、
仕事、休息。
夕方になったら、
ノースビーチ地区へ。
「リトルイタリー」と呼ばれるエリアだ。
「ソット マーレ(Sotto Mare)」
大人気の地元シーフードレストラン。
調理コンテストで複数班が、
「チョッピーノ」をつくった。
福島さんが本物の味を食べたいと言って、
選んでくれた。
浅野さん、福島さん、
亀谷しづえさん。
商人舎ゼネラルマネジャー。
マリリンモンロー、ハンフリーボガード、
エルビス・プレスリー、
そしてジェームス・ディーン。
ビリヤードをしているイラスト。
こんなイラストが至るところに飾られている。
大満足のディナーだった。
調理大会で提供されたチョッピ―ノ。
本物はやはり、違います。
アメリカにやって来て10日が過ぎた。
その地の旨いものを食べる。
それが活力のもと。
頑張ります。
〈結城義晴〉