朝から東京・小平。
写真左の桜の木は毎年、凄い花を咲かせる。
満開まではまだまだ。
敷地内に小さな稲荷神社がある。
今日は毎月の取締役会。
私は「タグボート」の話をした。
細貝正統社長、
小山一郎副社長、
頑張ろう。
横浜商人舎オフィスに戻って、
依頼されている原稿を書き上げた。
もう50回も書いている連載。
コロナ禍で発行頻度は減った。
それでも継続することには意味がある。
きっちり書き上げて、
タクシーで六角橋に向かった。
白幡クラブの懇親会。
私は会計監査の役目を担っている。
なんとか地元とのつながりは、
断ちたくないと考えている。
だからこのお役を引き受けているが、
楽しいひと時だった。
久しぶりに二次会に行った。
心地良い酒だった。
さて、月刊商人舎3月号。
発行が遅れました。
本当に申し訳ありません。
特集は、
’23US Retail大写真集
ポストコロナの店舗アルバム In San Francisco
先日、ある会合でアメリカの話になった。
ある人が言った。
「もう5年も行ってないな」
別の人も呟いた。
「私など10年も行ってない」
お二人ともかなりの地位にある人たちだ。
私は思った。
「ああ、そうか」
「そういう人たちがほとんどなんだ」
このブログでも原稿でも、
ウォルマートのことなど、
当たり前のことのように書いているが、
その店が今、どんなものなのかを、
お知らせするのが先だ。
ならば大写真集で、
見てもらおう。
まだアメリカに行ったことがない人。
行ったことがあるけれど、
それはプライベート旅行で、
チェーンストアや小売業を、
本格的に見たことがない人。
それから5年、10年と、
ブランクがある人。
よく米国を訪れるトップや幹部の人たちでも、
3年間はご無沙汰しているだろう。
ならば大写真集にしよう。
そこで今月号となりました。
楽しんでください。
デザインの七海真理さんには、
何度もやり直しをしてもらった。
その結果、通常号よりも、
8ページ増えた。
目次。
ウォルマートからターゲット、
コストコとアマゾン。
そしてセーフウェイ。
巨大チェーンは、
さらに巨大化を目指す。
ポジショニング型チェーンは、
そのユニークさに磨きをかける。
ホールフーズ、トレーダー・ジョー、
スプラウツ・ファーマーズマーケット。
ウィンコフーズ、
バークレーボウル、
ナゲットマーケット。
どれも素晴らしい。
ダラーツリーは、
1ドルストアが1.25ドルストアに変わった。
歴史的な転換の瞬間があった。
会社が駄目になると、
店が駄目になる。
いや、店が駄目になったから、
会社が駄目になったのか。
[Message of March]
コロナ後の自ら変われ!
変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。
ウォルマートは2018年に社名を変えた。
Wal-Mart StoresからWalmartへ。
「ストア」を削り取った。
そしてCOVID-19パンデミック。
ウォルマートは3年間で業容を変えた。
オムニチャネル・リテーラーへ。
変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。
ホールフーズは2017年に、
アマゾン傘下に入った。
今、創業者マッケイがハッピーリタイア。
アマゾンのシステムを、
制約を受けることなく、
自在に活用する境地に至った。
ターゲットが変わった。
コストコも変わった。
トレーダー・ジョーもスプラウツも。
1ドルストアは、
インフレとキャッシュレスのなかで、
1.25ドルストアに変わった。
歴史的な値上げを果たした。
それでも客数は増え続ける。
5セントストアの144年後の蛻変。
セーフウェイは買収される。
ベッド・バス&ビヨンドは倒産寸前。
変わらない者は衰え、滅びる。
変わるには準備がいる。
変わるにはきっかけがいる。
変わるには決断がいる。
コロナ禍の後こそ、
準備ときっかけと決断で、
自ら、変われ。
今月号の特別企画は、
宇都宮駅前の陣
ヤオコートナリエ宇都宮店
[対]ヨークベニマル宇都宮テラス店
こちらも強力な写真構成。
ヤオコートナリエ宇都宮店
スーパーマーケットの未来は「惣菜屋」だと主張する店だ!
ヨークベニマル宇都宮テラス店
ドミナントに「王手」をかける都市型モデルへの挑戦
いい特別企画です。
雑誌を見ているだけで、
宇都宮に行った気になる。
ご愛読のほどを。
今月号は単品販売もしている。
この公式ホームページの巻頭で、
そのお知らせをしている。
そういえば故伊藤雅俊さんも、
アメリカが好きだったし、
こういった写真も大好きだったなぁ。
伊藤さんにこの雑誌を、
届けることができなかった。
本当に残念だ。
ご冥福を祈りつつ、合掌。
〈結城義晴〉