Everybody! Good Monday!
[2023vol⑲]
2023年第19週。
黄金週間が終わって、
日常に戻る。
5月第2週。
明日から、
3年ぶりの商人舎米国視察研修。
Basicコース In Las Vegas。
満員御礼。
京都の㈱マツモトの皆さんは、
すでに京都駅を出発して羽田に前泊。
その写真が届けられた。
会社全体が「学ぶ組織」。
今回は幹部が勢ぞろい。
楽しみです。
そして今日から新型コロナウイルスは、
第5類感染症に分類移行される。
1類感染症はエボラ出血熱やペストなど、
2類はジフテリアやSARSコロナウイルスなど。
3類はコレラ、細菌性赤痢、腸チフスなど、
4類はE型肝炎、A型肝炎、狂犬病など。
そして5類感染症は、
インフルエンザ、ウイルス性肝炎などなど。
COVID-19は、
日本の感染症法で、
2類相当から5類となる。
厚生労働省から通達が出ている。
【新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の位置づけの変更について】
月刊商人舎5月号の巻頭言。
[Message of May]
消費の天窓を開け放て!
コロナ禍が明ける。
5月8日に新型コロナは、
「5類」に移行された。
明けることはめでたい。
必ずしもマスクをする必要はなくなる。
感染療養期間中の外出は個人の判断となる。
医療費などは個人負担になる。
ワクチン接種は毎年の恒例となる。
けれど不安が完全になくなるわけではない。
現在も新しいXBB系統のコロナが流行している。
手洗いと換気の励行、三密の回避は無意識にも続く。
コロナによって変わった生活はそのままだ。
ここには不可逆性の原理が働く。
コーヒーとミルクを混ぜることは易しい。
だがそれを元に戻すことは難しい。
変わること、変わらぬことを見きわめねばならぬ。
ほとんどの店はマスク着用で接客する。
店舗入口の消毒液はしばらく設置される。
アクリル板などのパーテーションも外されない。
効果やコストを踏まえてそれぞれが決める。
だが生活の制約は少なくなる。
それは人々にとって朗報である。
自由であることが生活意欲を高める。
消費を活気づかせる。
コロナ禍が明ける。
明けることはめでたい。
ここは消費社会の天窓を開け放って、
さわやかな空気を吹き込もう。
それが小売業の役割である。
サービス業の使命である。
日本の消費社会の天窓を開け放って、
さわやかな空気を吹き込もう。
〈結城義晴〉
(注) 1919年、芥川龍之介は「あの頃の自分の事」のなかで、武者小路実篤や志賀直哉の白樺派の運動を「文壇の天窓を開け放つて爽やかな空気を入れた」と記した。
セブン-イレブンは、
マスク装着に関しては、
顧客も従業員も任意。
アクリル板の設置、撤去も任意。
消毒液は引き続いて用意する。
トイレのエアークリーナーは使用再開し、
顧客の利用は任意になる。
厚生労働省の指導の通りだが、
ほとんどが「任意」だ。
その上で、
日本の消費社会の天窓を開け放って、
さわやかな空気を吹き込もう。
さて今日は午後から、
サミット㈱の決算発表会。
東京・西永福のサミット本社。
山本恭広編集長が取材した。
サミットnews|
23年3月期3228億円0.3%減・経常50億円/減収減益
2023年3月期決算の営業収益は、
3228億円、前期比0.3%減。
営業利益は50億5900万円(44.7%減)、
経常利益は50億7600万円(46.4%減)。
純利益が39億2100万円(35.3%減)。
今回の決算は例外なく、
電気料金高騰が利益を圧迫した。吸
商品別の数字も公表される。
とてもいい。
そのなかで伸びたのが、
総菜306億6700万円の2.7%増、
ベーカリー66億3800万円の8.6%増。
まだまだこの領域は成長する。
しかも粗利益率は44.1%。
ありがたい商品群だ。
服部哲也社長。
「今回の決算だけでは一喜一憂しない」
中期計画の最終年度は今年だ。
「全社で皆でやるべきこと、
やり方もはっきりして、
心ひとつに取り組んでいる」
自信満々なのがいい。
みんなに安心感を与える。
「コロナ禍の3年間は、組織風土、
いわば土壌改良に取り組んできた」
「これからのMD強化では他社が、
簡単に真似できないぐらいのものになる」
そう、このポストコロナのとき、
何よりも経営者の強い意志が大切だ。
そうして消費の天窓を開け放とう。
日本のスーパーマーケットを楽しくしよう。
では、みなさん、今週も、
消費の天窓を、
その手で開け放とう。
Good Monday!
〈結城義晴〉