Everybody! Good Monday!
[2023vol㉒]
2023年第22週。
5月最終週で、
今週木曜日から6月。
私は月刊商人舎6月号の入稿に邁進する。
水曜日の5月31日に、
午後3時から講演がある。
東京の機械振興会館。
社団法人流通問題研究協会。
定時総会の記念講演。
よろしくお願いします。
さて、台風がやってきている。
大型で非常に強い台風2号「マーワー」
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
そして生活に変化が訪れるとき、
商売は面白くなる。
今日は商人舎オフィス。
月刊商人舎6月号の原稿執筆と入稿。
夕方、㈱紀文食品の面々がやって来た。
高柳謙一郎さんと堀内慎也さん、
そして佐野綾奈さん。
恒例の紀文正月フォーラムが、
今年も8月30日・31日に開催される。
必ず水曜日と木曜日。
場所はいつも東京・東銀座の時事通信ホール。
その打ち合わせ。
堀内さんは事業企画室正月ユニット部部長、
高柳さんは営業企画部部長、
佐野さんは営業企画部員で管理栄養士。
堀内さんは正月フォーラムの副委員長に就任。
おめでたいけれど責任も重い。
高柳さんから、
新しい視点が紹介されて、
私も感心した。
それはおいおい発表される。
もう年末商戦のことを考えている。
私たちは商人舎6月号で、
7月・8月のお盆商戦の特別企画を編集している。
それが年末年始の前哨戦となる。
そして、
そのための作戦提案も決まっている。
ご期待ください。
この面でも紀文食品の皆さんと、
見解が一致した。
頑張ります。
そして紀文正月フォーラム。
今から予定を入れておいてください。
8月30日・31日です。
「とても大事だと思うことを、
3つあげてください。」
と、糸井さんは問う。
たとえば、結婚するにあたって
大事だと思うこと。
たとえば、ともだちとの間で、
大事にしたいこと。
たとえば、仕事をするのに
大事だと思うこと。
さらに、
「とても好きなことを、
3つあげてください。」
たとえば、どんな食べものが好きですか。
いちばんしたいことはなんですか。
好きな異性はだれですか。
「まずはひとつ
思いついたものをあげますよね。
そして、あと、
これも必要だぞとふたつめを考えて。
それと、これかなぁと、
最後のひとつをあげる」
糸井さんは念押しする。
「頭のなかで思っているだけでなく、
ぜひ書き記してね。」
みなさんも、やってみてください。
この質問に対して糸井さんは、
とてもおもしろいことを言われた。
「2番目にあげたものが、
実は本命なんですよね」と。
「ちょっと、ほんとかよ
と思ってもみるのですが、
それ、けっこう説得力のある解釈だと
思えたのです」
なるほど。
「で、このことを”へーえ!”と思ってから、
ぼくは、そのふだんの生活への
応用を考えました」
ここが糸井さんの真骨頂。
ものを考えるときには、いっそ、
「いちばん考えるべきことを、
考えにくいように考える」
どんなテーマ、どんな問題でもいい。
そして、かんたんな方法なのです。
「別の会議に出ながら、考える」
「散歩しながら、あるいは、
お風呂に入りながら考える」
「料理をしながら、考える」
「読書しながら考える」
「集中の逆の態度で臨むのです」
「いちばんを、
いちばんのところに置いておくのは、
考え方として順当すぎるし、
よそ行き過ぎてるんですよね」
なるほど。
「よかったら、
やってみたらわかると思います、
無料だし」
考えることに関しては、
三上(さんじょう)がある。
「馬上・枕上・厠上」
「ばじょう・ちんじょう・しじょう」と読む。
中国北宋の文人政治家・欧陽脩(おうようしゅう)が、
その著書「帰田録(きでんろく)」の序文に書いた。
考えるのに、
最も都合がよい三つの場面が、
馬の上に乗っているとき、
枕の上で寝ているとき、
厠(かわや)に入っているとき。
現代に置き換えると、
馬上は電車やバス、
あるいは飛行機に乗っているとき。
枕上はまさしくベッドに入っているとき。
厠上はトイレに入っているとき。
今はトイレも椅子方式だから、
これは便利だ。
ただしこれらは、
原稿の打ち込みには適していない。
正月商戦のことばかりを、
第一に考えていると、
どうしても行き詰ってしまうかもしれない。
第二の場所を見つけて、
そこで考える。
場所を変えてみるのもいいだろう。
堀内さん、高柳さん、佐野さん。
いかがですか?
私もそうします。
ゴルフカートに乗っているとき、
なんかもいいかもしれない。
2番目に上げたのが本命。
これは大谷翔平の二刀流に通じるものだ。
投球のときにはバッティングを考えている。
打席に入ったらピッチングを考える。
野球は誰でも投と打をやるもんなんだ。
大谷流の極意なのかもしれない。
では、みなさん、今週も、
考えすぎずに考えよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉