7月の三連休。
月曜日が海の日の祝日。
今日は東海道本線で二宮へ。
昔は東海道線の駅名を暗記していた。
東京・新橋・品川・川崎・横浜。
戸塚・大船・藤沢・辻堂・茅ヶ崎、
平塚・大磯・二宮・国府津・鴨宮・小田原……。
今は辻堂あたりで、
記憶が怪しくなる。
小田原の三つ手前。
その二宮。
11時15分くらいに着いた。
1982年に西友ストアー二宮店がオープン。
取材に訪れた。
まだ20代の編集記者だった。
それから34年経過して、
2016年11月にリニューアルした。
二宮駅で待ち合わせをして、
玉生弘昌さんの車で、
西湘バイパスをちょっとドライブ。
玉生さんはもちろん㈱プラネット会長。
GIRINO(ジリーノ)。
人気のイタリアンレストラン。
創作料理。
全席オーシャンビュー。
すべてのテーブルが、
海と空に面している。
真下を西湘バイパスが走る。
そして相模湾が広がる。
伊豆大島が見えるし、
晴れていれば伊豆七島も楽しめる。
ベランダに出てみた。
米倉裕之さんと玉生さん。
米倉さんは㈱True Data社長。
ランチの時間になると、
予約のお客さんが、
三々五々集まって来て満席。
そして二つのコースから選ぶ。
アミューズ(小前菜)は、
つくり立ての温かい豆腐。
細長いグラスに入れられている。
メインディッシュはマグロ。
GIRINOはとにかく野菜が美味い。
語り合いながら、
ゆっくりゆっくりといただく。
海を眺めながら、
ビールやワインをちょっとだけ飲んで、
料理を満喫した。
あっという間に3時間くらいが経過した。
シェフを囲んで記念写真。
シェフは玉生さんの、ハンサムなご長男。
このお店、予約が必要です。
また来たくなった。
ありがとうございました。
朝日新聞「折々のことば」
第2791回。
阪田寛夫の詩、
「木の葉聖書」
神さん
なんでおれひとり
いじめられてばっかり
おらんならんのか
と、悲しむ者は
しあわせや
木の葉が一枚
おまえの肩にとまっても
泣くほどうれしく
なるやろが
ほんまにわしは
きみらに告げる
わし一枚が
風に吹かれて落ちるのも
じぶんかってに
ひらひらするのやないわいな
とこ
とんやれな
阪田寛夫さんは詩人で児童文学作家。
1925年生まれ、2005年没。
「サッちゃん」も、
「おなかのへるうた」も、
阪田寛夫さんの作詞だ。
意外に知られていないけれど、
昭和50年の芥川賞作家でもある。
「てんとうむし」の中の「木の葉聖書」
この詩に対して、
折々のうたの編著者・鷲田清一さん。
「幸福(さいわひ)なるかな、悲しむ者。
その人は慰められん」
「イエスの言葉が、浪速(なにわ)の地声で、
こんなふうにほぐされる」と称賛。
GIRINOのたべもの、
GIRINOの海と空。
幸福なるかな、
慰められる。
〈結城義晴〉